太陽が見ている(かもしれないから)

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あらすじ
友達とどこか違うと感じている岬。クラスで浮いている楡。中3の2人は席替えがきっかけで、急速に仲良くなっていく。春、同じ高校に進学した岬と楡は、フラットハウスに一緒に住むことに。そんな2人の前に、楡の幼なじみ・日帆が現れて…。3人の関係が動き始める!!
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みんなのレビュー
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読んでほしい
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いくえみ先生の作品はどれも大好きで、今回もハマってます。
楡(にれ・♂)が大好きです。
岬(みさき・♀)も大好きです。
故に、日帆が嫌いです。←私がです。
母親の恋人からせまられ、家を飛び出した岬。
家出した岬と一緒に暮らしはじめた楡。
母親の自殺に苦しむ日帆を救う唯一の存在も、楡しかいなかった。
そんな楡も、実父が自殺に追い込んだ家族の残像がまとわりついて。
思春期特有の危うさの中で、3人の関係は進んでいきます。
恋と友情の狭間をゆらゆらと漂いながら。
弱くて脆くて危うげな3人の関係。
それぞれが抱える家族との問題。
ですが、ある事件をきっかけに3人は3人でいられなくなります。
バラバラになった3人は高校を卒業、楡と日帆は大学、岬は夢のために仕事を。
楡、岬、日帆、飯島兄弟。
5人の気持ちが交差して、もう何とも言えない気持ちになります。
心臓がえぐられ過ぎて、吐きそうになるくらい。
ぜひ読んでほしいです。 -
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いくえみ先生の作品は心の底が抉られて苦しいくらい。でも、見続けちゃうんですよね。
一人が一番楽に生きられてたのに一人じゃない喜びを知ってしまった人達は、深いところでそれぞれ支え合い頼り合いながらじゃないと生きられなくなって。悪役はいないけど善人ばかりでもなくて、登場人物みんなに感情移入出来てしまって本当に悩ましいです。
中でも飯島兄弟の役回り、なかなか重要になってきたじゃありませんか!始めはただの当て馬としか思っていませんでした。飯島兄には幸せになって頂きたいと切望します。
ニレの“壊したくないもの”が復活してくれるかな?岬の“喜び”が戻ってきてくれるかな?
まだまだクライマックスは遠いのかしら。 -
5.0
by 匿名希望3人の方が「参考になった」と投票しています。
最高です。
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この作品でいくえみ作品何十年ぶりに読みました。
で、どはまりです。
私自身中学時代から親が帰ってこなくなり
親が再婚して居場所の無くなった友達と高校生の頃少しの間くらしていました。
家で親の彼氏と二人になって部屋を覗かれたこともあり
なんだこの話は‥とびっくりしました。
楡が何考えてるのかわからないところもイライラもするし、読んでて辛いところもかなりありましたが、最後まで読んで良かったと思える話です。
人間の嫌な部分もちゃんと書くから
しんどいところもありますが。
飯島兄弟最高です! -
もどかしい
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いくえみさんの描くもどかしさが好きだ。
灼けて、苦しくて、涙するようなやつ。
堪能させてもらった!
ラストは妙に浄化を外される作品もあるけど、これはただただあー良かったと思った。
自分の内にとらわれるかずほも、大人になった今は嫌えなくなった。
よかったです、とても。
おもしろかった。 -
5.0
by 匿名希望9人の方が「参考になった」と投票しています。
私の青春時代はいくえみ綾さんの作品と共に
過ごし辛い時、楽しい時、寂しい時、嬉しい時…いつも離さず読ませていただきました。
登場人物が何を考えているのか分からない。
でも実は深く強い想いを持っている感じが
とても好きで、この作品を読んでみても
やっぱり、いくえみ綾さんの作品は最高‼︎
と改めて思える作品でした。
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