Mayayaさんの投稿一覧

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作品レビュー
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11 - 20件目/全251件

  1. 評価:5.000 5.0

    真実の愛<運命の愛?!

     自国の王太子エドワードに「真実の愛を見つけた」と言われて婚約破棄されたマリアベル、今度は、隣国の皇太子レナートに「真実の愛よりも運命の愛」と口説かれて、再び婚約しましたとさ、めでたしめでたし…となるはずだったけれども、そうは問屋が卸さなかったぁーっ!というお話です。
     既に「真実の愛を見つけたと言われて婚約破棄されたので、復縁を迫られても今さらもう遅いです!」の部分は、無事着地を見たので、そのまま完結しても全く違和感はなかったのですが、そこは人気作、続きが続いちゃっているのですね〜。まあ、フラグが立っていたと言われれば、それまでですが…。
     それにしても、皇太子レナート自身が選んだ婚約者に、難癖をつける公爵令嬢もどうか思うけれど、マリアベルの実力を認めさせる良い機会と思えば、このイラつく展開も頷けます。「真実の愛」の何たるかが分からず、人形のようだったマリアベルが、レナートの人となりを知り、信頼を深めることによって、「真実の愛」を意識していく様子は、なかなかのものです。
     さて、皇太子妃の地位をかけたこの試練、「運命の愛」に導かれたマリアベルは、見事婚約者として面目躍如となるか…って、ヒロインですからね、ハッピーエンド以外は認めませんのことよ〜。

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    今度こそ、愛?!

     この手の華流時代劇に接するときは、一定度以上の根性が必要。登場人物の顔や髪型が、似たくさいものになりがちです、見分けるの大変だし、日本の常用漢字にないような文字が濫発されていて、読めねーし💢だし…でも、一番戸惑うのは、同一人物なのに、いくつもの呼び名で表記されること…これ、中国モノに詳しくない日本人には、お手上げだね〜💦
     例えば、ヒロインの喬昭。転生後の名前は黎昭なんだけれど、黎三と名乗ったり、昭昭と呼ばれたりしている。字とか生まれ順とか身分とかで、いろいろ変わるみたいで、いったいどーしてくれるんだって感じです。
     つまりはこの手のお話、よほどのマニアでない限り、難しい名前と人間関係を真面目に覚えようとするのではなく、うっすらの認識する…例えばヒロインは「昭」、ヒーローは「邵」の漢字で区別するとか…たまたま?どちらも「しょう」読みなんだけどね。そういう、「うっすら読み」を推奨します。
     ところで、この物語のキモは、ただ一つ!前世と同じ時代、別人物に転生したヒロインが、真実の愛を手に入れられるか?!これに、限るでしょう(個人的に)。お互いのことを十分には理解し合わないうちに、死に別れてしまった夫婦の、やり直し物語です(個人的に)。喬昭の死にまつわる陰謀を解き明かすワクワクと同時に、二人の距離感が縮まるワクワクを楽しみながら、今度こそ愛!を期待したいと思います。

    • 14
  3. 評価:5.000 5.0

    絶不調にもほどがある(笑)

     絶不調ということで、いつも機嫌が良くないとか、絶望的に運がないとか、そういうイメージをもって読み始めましたが、アララ本当の意味で絶不調!(笑)。ニネイナ、せっかく物語のヒロインに据えられたのに、そりゃないよねぇ…。でも、彼女の必死さが笑えて、そして勇気を貰えるんです。
     このお話、とにかく不思議不思議が複雑に絡まって、1話でも読み飛ばすと、ここはどこ?ワタシハダレ?の世界に突き落とされるかもしれません。前公爵のタルシーが、息子のルベニオと孫のニネイナの命を、何故執拗に狙うのかは、途中で明らかにされますが、それ以外にも、不思議はいっぱい!謎に満ちたガイシャの正体、ニネイナの魂に刻まれた秘密、ガイシャとニネイナの繋がり、本来ヒロインであったはずのメイアの運命etc…これ、本当に回収できるんですよね?
     でも、一番の気がかりは、やっぱりニネイナの生存。ガイシャや聖遺物の力を借りながら、一時的に元気にはなるものの、根本的に治ったわけではない。そして、自らの死を願っていたガイシャの心は、ニネイナと接することで、生きる力を取り戻せるのか…体が壊れているニネイナと心が壊れているガイシャの、二人の再生物語、ちょっと面倒くさいけれど、やっぱり星5です。

    • 11
  4. 評価:5.000 5.0

    考えようによっては、新作です!

    「幼なじみはなぜか不機嫌」全6話のロングバージョン版だろうな…程度の軽い気持ちで読み始めたら、よい意味で裏切られました。考えようによっては、これ、新作です!
     途中までの基本の流れは、だいたい同じ。でも、元カノの場面で気付くべきだった…「不機嫌」とは、顔も髪型も全く違う女の子じゃん!!そのあたりから、前作にはないエピソードが、どんどんぶっ込まれてきて、想いを確かめ合う頃は、かなり異なるシチュエーションに…。もちろん、二人を巡るライバル男女の顔ぶれも、豊富になっておりますがなー。そして、これはこれで面白い!
     今のままの流れだと、あーすけ先生、二人が結婚して子どもができるまでも描いてくださりそう。でも、小さな神社に長年納められ続けた保の絵馬の話、好きだったんだよね。ぜひどこかで、あのエピソードに戻ってくださることを、かたく信じております。
    「不機嫌」のほうは、ほぼ早紀目線で、不機嫌だったのは保。その点、こちらは保目線と早紀目線が程よくミックスされており、「かわいすぎて我慢できない」のは、いったい誰なのやら…。主人公たちの揺れる気持ちを、よりリアルに表現した幼なじみシリーズ「新作」、紛れもなく星5です。

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    「トンイ」風韓流大河朝ドラマ

     下女から王の側室へ!?と聞くと、思い出すのは韓流時代劇の「トンイ」。あちらは、下女どころか奴婢から側室となり、王母まで上り詰めた女性の半生を描いた作品、おまけに実在の人物をモデルにしているってことだから、ポクチャとキョルのお話も、全く荒唐無稽というわけではありません。
     それにしても、古今東西人間って、王族?皇族?将軍?の直系(特に男子)を残すために、後宮?ハーレム?大奥と似たようなシステムを作ってきたんだよなぁ…マジ種馬扱いじゃん!と、キョルでなくても嗤ってしまう。多分、そういうもんだという価値観で励んだ方が、ほとんどだろうけれど、中にはキョルのように、自分の役割に疑問をもったおーさまもいたんだろうな。そのあたりに視点を向けているためか、「側室制度」に伴うドロドロが苦手な読者でも、抵抗感少なめで読み進めることができます。
     政治的後ろ盾のないポクチャの武器は、日々の生活を大切にする平民感覚と誠実さ、そして、人間キョルを愛する心。そんなもんで後宮を生き残っていけるんかーい!と、ツッコミを入れたくなりますが、それでも少しずつ味方を増やし、地位を高めていくところは、さすが韓流!ワクワクします。
     初めは、全然可愛くも美しくもなかったポクチャが、王様を愛することによって、どんどん綺麗になっていく様子は必見。時々差し込まれるナレーション的状況説明は、完全に大河ドラマ及び朝ドラ風で、スケールの大きさを感じさせます。さあ、トンイのようにポクチャもキョルとの愛を貫けるのか、ハッピーエンドを期待して、星5です。

    • 14
  6. 評価:5.000 5.0

    「夏への扉」オマージュ作品(自分内)

    ネタバレ レビューを表示する

     人工冬眠〜コールドスリープが、重要なアイコンとなった物語の元祖は、ハインラインの「夏への扉」だと、自分的には思っています。そちらはタイムマシンも出てきて、こってこてのSFファンタジーだったけれど、「君は春に目を醒ます」での人工冬眠は、単なる医療行為。SFっぽさはほとんど無く、ヒロイン絃とヒーロー千遥の心の成長を、優しく丁寧に描く恋物語となっています。それでも、その始まりのきっかけは、「人工冬眠」が7年の年の差を埋めてくれたところから…だから、やはり重要なコンテンツといえるでしょう。
     この作品の素晴らしいところは、何といっても、千遥の気持ちに丁寧に寄り添っている点。コールドスリープから目醒めて、妹みたいだった女の子から好意を寄せられて、はいそうですかと納得できるわけがない。7年間という時間の隙間を埋めながら、少しずつ自分の気持ちを確認し、絃への想いを自覚していく過程が、とても自然で素敵です。
     素敵っていえば、幼馴染の弥太郎も最高でした。読者目線では、弥太郎にも上手くいってほしかったのですが、いかんせん絃は一人きり、そして、その絃の目には、千遥しか映っていない…それでも弥太郎、君推しの読者は、いっぱいいたはずだよ。
    「人工冬眠」があったからこそ、叶えられたちょっと不思議で、とっても優しい恋のお話…自分的には、第二の「夏への扉」として、激推しの星5です。

    • 2
  7. 評価:5.000 5.0

    復讐と愛の両立は、可能ですか?

     ヒロインのブリエラ(オリビア)、さすが元皇后だけあって、冷静沈着に賢く立ち回っているけれど、愛については不器用な女性だったのかもしれません。
     そもそも、ルーカスと二人だけの約束ー暗号を交わすような仲だったのに、家門のためとはいえ、なぜ16年前に彼を裏切った?そうまでして、皇后の地位に就いたのに、グストーにも愛されなかった…。オリビアの本当の分岐点は、16年前だったんじゃないかなと思います。
     今回オリビアが転生した最大の動機は、お腹の我が子を殺めたグストーと愛人イブへの復讐。ルーカスのためには闘わなかったオリビアも、我が子のためには闘うんだ…母は強し?
     ブリエラ(オリビア)は失った我が子と自分の命のために、ルーカスは奪われた皇帝の地位のために、結婚という同盟を結びますが、今のところそこに愛はありません。今回のオリビアの転生は、二人にとって愛の意味を学ぶ、2度目のチャンスかもしれませんね。
     グストーとイブが、こてんぱんにやっつけられるのは既定路線として、果たしてブリエラとルーカスの間に愛は生まれるのか…復讐からは何も生まれないといいますが、復讐と愛の両立は可能なのか、二人の挑戦が始まります。後味のよいハッピーエンドを期待するのは、甘すぎるかしらん???

    • 2
  8. 評価:5.000 5.0

    犬好きの、犬好きによる、犬好きのための…

     山田南平先生って、凄いっ!「紅茶王子」シリーズでは、「紅茶」について、とことん追求されていらっしゃいましたが、今作は「犬」!犬好きではなくても、犬好きになれたような錯覚を起こさせる、萌えポイントいっぱいの異種カップルファンタジーラブコメです。
     萌えポイントの一つめは、何といっても南平先生の描く画の「骨格の美しさ」。これ、人間だけでなく、犬にも当てはまるんです。いろんな犬種が登場しているのですが、シュッとした子でも、モフモフした子でも、みんな「犬」らしく美しく描かれている。ましてや、垂れ耳ドーベルマンアキラの美しさ、カッコ良さといったら…犬が出てくる漫画史上、最高レベルです!
     萌えポイントの二つめは、アキラが犬化していても、人間「晃」が透けて見えるほど、気質が豊かに表現されていること。これって、トモキにも当てはまるんだよね。瞳の雰囲気を寄せているからかな?ドーベルマンのアキラは、晃にしか見えない…南平先生、凄いです!
     他の異種婚もの…特に「満月」が関係する作品は、自由に姿形を変えるられないことが多く、そこが物語のキモでもありましたが、こちらはペンライトで自由自在に?人間←→犬を行ったり来たり、このタイプの話につきものの悲壮感が、全くありません(笑)
     シリアスとコメディーが程よくブレンドされた、犬好きの、犬好きによる、犬好きのためのファンタジー、少子化日本に逆行すべく、律歌とアキラの間にたくさん子ども(犬?)たちが誕生することを願って、星5です。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    山田南平恐るべし!

    「恋するMOON DOG」で、やっぱり山田南平先生っていいなぁと思って、こちらの作品に戻ってきました。「花ゆめ」連載時にリアルタイムで読み、コミックスも全巻購入しているんですけれどね💦
     あの名作が、各話配信で小分けになると、どうなったのかな〜と興味深々で覗いてみれば…何これ、1話分短っ!ホントに小分けにしちゃったんですねー。上手に区切っているので、次話への期待感、続きを読みたい感がずぅ〜っと続くのはよいけれど、それにしても短っ💦ptを安めに設定しているので、ギリセーフですが、2話分くらいくっつけて、40ptで配信してもよいような気がします。
     というのもこの作品、かなり前のものなのに、全然色褪せていない…つまり、時代とのズレを全く感じないのです。様々な愛のカタチを、普遍的に表しているからかな。これって、「大人になる方法」から既に始まっていたし、「恋するMOON DOG」にも繋がっている…山田南平恐るべし!です。
     多くの、そして本当に様々な困難を乗り越えて成長し、結ばれていく奈子とアッサム、そのアイノカタチをとくとご覧あれ!と、全力で伝えたくなる「紅茶王子」1話分が短くたって、星5です。

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  10. 評価:5.000 5.0

    二兎も三兎も追っても、良いのでわ?

     物語の悪役令嬢とやらに転生してしまった「ヒロイン」が、バッドエンドを回避するために、ヒーローと結ばれないように…という話はよくあるけれど、どうしてベストではなく、ベターな結末に甘んじようとするのか、いつもそれが不思議。シャーロットの中身は、熾烈な競争社会を生き抜いてきた現代女性なのだから、もっと我儘に「なりたい」自分を目指してもよいと思う。
     物語の強制力?ヒロイン補正?そんなの、転生ヒロインを受け入れた時点で、初期化したのと同じこと。それでも、シャーロットがディランのことを何とも思っていないのなら、嫌われて別れるという選択肢もアリでしょう。でも、この物語が好きで、ディランが推しで、ただ結末だけが気に入らないというのなら、シャーロット、これはハピエン目指して、頑張るっきゃない!
     幸い、物語の中のディランは、蓼食う虫も好き好きの物好きタイプ。シャーロットの繰り出す変化球を、見事に打ち返してしまうところが、笑えます。脳内シャーロットと、どっちが笑えるかな?物語を知っているという前世のアドバンテージを生かして、危険回避しつつ、ハピエンを目指して、闘え、シャーロット!

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