5.0
「死」に携わる者こそ尊重されるべき
またまた「職種・聖女」関連の、激オコ案件物語が始まりました。この手のお話の「聖女」って、絶対漢字の意味どおりの「聖女」じゃないよね?一人は早々に退場しちゃうし、一人はパッパラパーだし、一人はサイコパスだし、そしてヒロインは「聖女」にも関わらず、虐げられているしだし…。
生きる者にとって、確かに「死」は恐ろしい。でも、どんな環境下に生まれたとしても、全ての命あるものにとって、平等に与えられたものが、二つ。その一つは「生まれ落ちること」。そして、もう一つは「死」。だからこそ「死」に対しては、真摯に向き合うべきなのに、国や地域、風習、思想によっては「忌むべきもの」とされているのは、とても残念な事実。それは、ヒロインミキアスの世界でも、同様だろうな…。「死」に関わる墓守聖女こそ、尊重されて然るべきなのにね。
さて、聖女クリスティーナの死をきっかけに、必要に迫られて、契約結婚の道を選んだミキアスとヒーローリドル。冷たい関係のままかと思いきや、二人の距離を縮めるフラグがあちこちに…溺愛路線、整いつつあります。クリスティーナの死の真相究明と並行して、二人の距離感も、今後気になるところ。「聖なる石」の穢れを祓える「墓守」こそ、最強のエッセンシャルワーカー!という体で、ミキアスの逆襲を期待しています。
- 0