5.0
文句なしの星5つ!
レビューに一通り目を通し、
まぁとりあえず、という感じ1話を読んでみたら、
そのまま最後までいっきに読んでしまいました。
人は哀しくも美醜に囚われずにはいられないものなのでしょうか。
ひたひたと這い寄り漂う暗い気配と、
それぞれの思惑が交錯し、絡み合い、
先の展開を期待させる構成は、文句なしの星5つ!
前向きな話ではないですが(笑)、
興奮の最中に立たされて沸き立つかさねと、
暗い葛藤に苦しみながらも進むしかないかさねの二面性に、
ドキドキせずにはいられません。
そして何より羽生田さん!
基本的に胡散臭くてゲスイんですが、
かさねの危機には冷静かつ狡猾に対処してくれたり、
時おり見せる「いざな」への憧憬と執着がたまりません。
羽生田さんがいなかったら、ここまで深みは増してこないかも。
彼の本心がとても気になりますね。
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