3.0
ハピエンだけは譲れません
この手の「家族の中で独り孤立」モノって、だいたい毒親+とんでも兄弟姉妹のパターンだけれど、この作品は対抗馬?の姉アラベラが、とっても良い子(今のところ)。そして、対照的にヒロインアニータが、笑顔が少なく、口数も少なく、懐疑的で、策を巡らすタイプなので、一見して悪役令嬢?!(ドレスの色も暗めのチョイスだし)。おまけに、婚約者アクシオンに対しても、婚約者として恋焦がれるというより「友人」として接している体で、お世辞にも甘〜いとは言い難い…本気で「大公子様だけは譲れません」と思っている?と感じさせる流れです、今のところ。
アニータが悪女風になってしまっているのは、ひとえに親の責任。なぜ、アニータがここまで親に愛されないのか、その理由も後に明らかになりますが、潰れるか、立ち向かうかの二択の中で、彼女が選んだ道は、後者でした。アクシオンとの婚約は、家柄とは別に自分で掴み取った?チャンスだから、おいそれとアラベラに譲れないと思っているのかも?
「後継者問題」からスタートしたこのお話、だんだんと妖精やら神聖力的なものやら、ファンタジーのほうにシフトしてきており、アニータとアクシオンのあま〜いやりとりは、まだまだ先?課金でポイントを奪われてもハピエンだけは譲れません…といきたいところですが。
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