共にノミネートされていたあの鬼滅の刃を退けて漫画の大きな賞を取られたとかで、作家さんのことを取り上げていた記事を見て探しました。
時代考証をしっかりされていて、当時の女性の社会的地位の低さや、西洋の文化がまだあまり入ってきていない背景などがよくわかります。主人公の特殊な能力もそこまでファンタジーが強い感じでもなく、初めはあまりパッとしない雰囲気なのに少しずつ才能が開花し、次第に自信をつけていく過程に引き込まれます。
当時はきっとこんな女性がたくさんいて、人知れず様々な才能や能力が埋もれていったんだろうなと思うと残念でなりませんが、作家さんがそのような時代を逞しく生き抜いた彼女たちに光を当てて、現代に甦らせてくれている秀作だと思います。
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5.0