3.0
主人公が希薄
タイトルには、興味がわきませんでしたが、バレーの話らしいので読み始めました。登場者が解説する技術テクニックは、青春時代にコートに立っていた自分にも合点がいくので、なるほど、なるほどと楽しんでいます。絵は、下手なようにもみえましたが、動きを紙面に表現するのは、なかなかの絵の技量があると思います。ただ、1人称が絶えず変化するので、ストーリーに入り込みにくい感があります。「それぞれの人生の中でのバレーボール」ということを書きたかったのかもしれないですが、下平から見た世界を描いていった方が収斂していくのではないかと思えました。
- 0