タツの子さんのレビュー一覧

タツの子さん

レビュアーランキング  17

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  1. 捨てられ猫と猫じゃらし へのレビュー

    評価:5.000 5.0
    寺の猫カフェ「三毛庵」で繋がる、短編集。

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    温かさも切なさもある人間ドラマを描く、りーるー先生のオムニバス短編集(4作品)です。
    もちろん可愛い絵と、ギャップの筋肉質な肉体のエロも満載で、ストーリーもエロも楽しみたい方にオススメだと思います!
    (地雷として、モブとの強引なエロや、蹂躙シーンがあります。)

    お寺の保護猫から始まった、寺の猫カフェ「ねこ処 三毛庵」。オーナーは謎の美住職・恵泉。手伝いは近隣のフランス人アーティストのジョルジュ。


    ※あらすじ紹介と表紙の2人は、4作目の「LAST SHOW」で、表題作「捨てられ猫と猫じゃらし」ではありません。念のため、ご注意を。

    ※以下、ネタバレ含みます。ご注意ください。


    1~2話「捨てられ猫と猫じゃらし」
    三毛庵の常連客でゲイの陸(攻め)は、猫にも人にも好かれるが、陸に懐かない猫のリラと、リラを三毛庵に連れてきた大人しい高校生の俊太郎(受け)が気にかかり…。

    3~6話「白髭に黒猫」
    3年前に実家の旅館を継いだ、三毛庵の元常連客の透(ノンケ攻め)は、黒猫だけを連れた訳あり客のツバサ(襲い受け)に迫られて…。

    ツバサがヤクザに追われ、モブによる蹂躙シーンがあります。苦手な方はご注意ください。透が男気と熱い愛情を見せ、ハッピーエンドです。

    7~10話「化猫慕情」
    恵泉の叔父で堅物な元銀行マン・俊史(攻め)は、オッドアイの白猫を見て、40年前の大学時代の親友で同居人だった結(受け)と飼い猫だったココを思い出し、胸の痛い記憶から化猫ではないかと慌てるが…。

    11~14話「LAST SHOW」
    男性ストリップで働くキホ(受け。表紙右)は、三毛庵の常連客で猫と会話ができ、元ヤクザの店長の島田(攻め。表紙左)に片思いしている。
    しかし、キホの処女穴貫通ショーが決まり、逃がそうとする島田にキホは…。

    裏社会もので、途中キホの蹂躙シーンがあります。苦手な方はご注意ください。穏やかな海辺と「だいすきなひとと/あったかいねどこと/おいしいごはん/それがおれのしあわせ」で終わる、ハッピーエンドです。

    14話の描き下ろしは、謎だった住職の恵泉(受け)とジョルジュ(攻め)の、セクシーなエロでした!

    短編集なので、やや駆け足な感じもするんですが、それぞれの人間ドラマはさすが読み応えありました。

  2. 完璧なムスコ へのレビュー

    評価:5.000 5.0
    父の理想の息子になれなかった、3人の話。

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    りーるー先生の素晴らしい作品は数多くあれど、本作で自分は「オジサン受け」の良さを知ったと言っても過言ではなく!
    エロへの素直なセクシーさ、無邪気な可愛さは勿論、人間としての魅力が深く「オジサンいいね!」と感じた第一歩になりました。


    ※以下、ネタバレです。ご注意ください。


    父の理想の息子になりたかったけれど、なれなかった3人の男たちのストーリーです。

    50歳の既婚者(妻は理解者)の行也(受け。表紙右)の恋人である23歳の智(攻め。表紙中央)と、行也の息子である恭介(受け。表紙左)の、掛け合いと絡みでストーリーが進みますが、しかし本作は、行也が陰の主人公の作品ではないか…と。

    この行也がエロ可愛くて(!)、既婚者オジ専の智は超メロメロ。
    しかし「俺にとってはあんな奴でも唯一の親父なんだ。」と別れを迫る恭介に、つい苛つき意地を張り反発してしまう。

    恭介曰く「親父があんな顔するのはあんた(智)だけだ」な行也も、「(行也)を思うだけで、濡れたり…涙が出そうになる」と言う智も、これまで関係を持った相手とは違う、深い愛情を持っているのが伝わってきます。

    智と恭介の間には、馴染みつつも行也を挟んでの反発心、意地、嫉妬、怒りetc.が。行也が大切な場所である神戸に智を同伴させたのを知り、恭介は最後の手段(暴露と脅迫)に出て…。

    智が恭介の言いなりなのが(いくら勃たないとはいえ)、ずっと腑に落ちなかったんですが、自分が思うに行也の最も身近な肉親(息子)である恭介への嫉妬羨望。そして一番大きいのが「間違っているのは、いつも俺の方だ」という智の罪悪感から、だったのかなぁ…。

    行也を怒りと憎しみに任せて繋がる智のシーンに愛情はなく、それすらも言質を取られて行也との破局を呑まさせる智。
    首尾よく2人を別れさせたものの、恭介も幸せそうに見えず「俺にはこれが関の山だ」とポツリ。

    父に期待されず傷ついてきた恭介だが、実はそれが家に縛りたくなかった行也の父としての愛情で、誰よりも父の「理想の息子」になろうと苦悩していたのが行也であったのが、最終章「完璧な息子」で明かされ、そして行也の愛情に満ちた別れの手紙に、涙が止まらない。

    5年後。息子が生まれたことで軟化した恭介がいかにもで少しモヤるが、恭介の赦しが別れたままの2人には必要だったんだと思い、これから幸せになって欲しいです。

  3. Loveless SEX Bear~愛のない獣~ へのレビュー

    評価:4.000 4.0
    『Dog』のスピンオフです。

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    霧嶋珠生先生の『Loveless S◯X Dog~愛のない獣~』のスピンオフです。(2021年6月現在『Dog』も8話までの配信で、まだ未完。)
    しかし今のところストーリーはリンクしておらず、『Dog』を知らなくても、こちら単体で楽しめると思います。

    前作『Dog』は、美形犬族の獣人攻め×純真な御曹司受けの、身分差の恋でした。この2人は「番」らしいのですが、上流階級の御曹司を差別や蔑視から守りたい、獣人や周囲の思惑があり…。

    本作の世界の設定は、『Dog』と共通しています。即ち、
    ①少数の獣人が存在するが、国や金持ちに管理される存在で、獣人蔑視を受けている。
    ②獣人には運命の「番」の人間がいて匂いで分かり、その相手と子どもが生める(受けになった方が生む。)
    ③獣人の「番」になると、立身出世するという都市伝説がある。
    ④獣人は「番」以外の人間と肉体関係を結ぶと、獣化して凶暴化し理性を失い(相手のことも分からなくなる)、施設送りになってしまう。


    ※以下、ネタバレ含みます。ご注意ください。


    本作では、熊族獣人の玄蔵(表紙右)が受けでして、ガチムチ受けなのに甘えん坊で優しい臆病者で…と、霧嶋先生の本領発揮!な感じが嬉しい。
    いやホント、ガチムチ愛好家の自分にはナニコイツ可愛い…っ!しかありません(笑)。

    しかし、幼なじみで年上の人間の久士(攻め。表紙左)が、子どもの頃から玄蔵を「可愛い」と守り慈しんでくれ、久士をずっと一途な恋情で懐き慕っているが、前述の理由で「好きだ」と言えない。(手で抜くエロは有り。)

    機動隊員として働く玄蔵は、立て続けに起こる獣化事件に駆り出され、そこで「番」がいて発情してしまい…と、今回はここまで。
    獣化事件には裏があり、暗躍している組織もあるようで…と、謎が深まります。

    『Dog』同様に、獣人蔑視や獣人に辛い設定なので、最後まで読まないと何とも言えない部分はありますが、両片思いの玄蔵と久士が気になります。(体格のいい2人のエロも、早く見たいーっ!)
    続きを楽しみにしています。

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  4. ホームメイド*ホーム へのレビュー

    評価:5.000 5.0
    寂しい小学生と、一本気な高校生の人情譚。

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    『猫絵十兵衛 御伽草紙』の永尾まる先生が描く、現代の下町が舞台の人情譚。

    全42話ですが、41~42話「お化けのチャ!」は別話なので、ポイントが足りない場合はスルーもありかも…(スミマセン!)。
    18~20話「月の仔犬」は番外編で、倖生とムクの出会いの話。(建も登場!)
    38~40話「塀の上の猫」も番外編ですが、建の小学生時代の友人とその飼い猫の話で、本編とはあまり関係していません。

    単純一本気で情に厚い建(表紙左・高校1年)は、雨の夜に一人で愛犬ムクの墓を作ろうとしている倖生(表紙右・小学6年)を見かけて…。

    ※以下、ネタバレ含みます。ご注意ください。


    裕福なセレブだが冷えきった家庭で、両親に構われない倖生を、三男の建を始めとする下町の指物師一家(祖父母、父母、オネエの長男、ツッコミの長女、穏和なオタクの次男)が可愛がり世話を焼き…という、ほっこり明るい王道な人情ドラマです。

    倖生が建にキスしたり、「(大人になったら)建をお嫁さんにもらいます」と言ったりしますが、BL色は一切ありません(自分のレビューは九分九厘BLものなんですがっ)。

    建と倖生の情愛や絆はとても深く、何度もうるっと…。ムクを亡くした倖生に添い寝したり、ムクの木彫りのお守りを作ってやったり。この辛い夜に、倖生が建と出会えて、本当によかった。

    「僕は建の作ったものを見ていると、何か楽しくてあったかい気持ちになる」と言う倖生。
    大人びたよそ行きの顔ではなく、年相応の素顔を建にだけ見せる度に、胸がきゅっ…と。(建が地面に描いてくれた絵を、近所の子ども達に踏み消されて焼きもちを妬いたり。)
    「なぁ倖生。これからもお前の好きなもん描いて彫るぞ。お前が望むだけ、ずっとな。」… って、建がいい奴だぁー!(BLならプロポーズだけど、無意識なんだろうなぁ。)

    「必死になって身構えてる所がさ、なんかほっとけなくて可愛いだろう」と言う建も、建をずっと「好き」と言う倖生も、エロスは無く、アガペー…と言うと高尚すぎるけどそれに近い、無償で純真無垢な情愛で日々が綴られ、終わります。(ドラマチックなエンディングは特にないので、念のため。)

    しかし10年後は、大人になった倖生がラブ的に好きなのは建だけで、建もそんな倖生が可愛くて…と、一途な倖生攻め×絆され建受けの脳内妄想が止まりません(笑)ごめんなさい。

  5. ひらひら満ちる へのレビュー

    評価:5.000 5.0
    温かく深い人間ドラマがあり、泣きました。

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    りーるー先生の作品の中で、一番最初に読んだ作品ですが、やっぱり何度読み返しても、泣いてしまう…っ!


    「君がダメだって言っても、何度でも何度でも俺が(家族の繋がりを)作ってやる!」


    妹が交通事故死で亡くなり、赤ん坊の甥の天を育てる、真面目な中学教諭の慧(攻め。表紙右)。
    妹と一緒に亡くなった内縁の夫の弟・芳彦(受け。表紙左)が、何くれと育児を一緒にしてくれるが、芳彦の好意に気づいた慧は…。

    ※以下、ネタバレ含みます。ご注意ください。


    1~2話「天の川流れる」は、2人の出会いから恋人になるまで。
    3~13話「ひらひら満ちる」は、芳彦の元彼や慧の学校での話が絡んで、より愛情の絆が深まる話でした。

    可愛い絵なのに、エロが濃いりーるー先生!
    肉体も筋肉質でがっしり系で、芳彦は勿論、慧も引き締まったいい体で…。(2話からしっかりありました。)
    初めて読んだ時の、可愛らしさと内容のギャップの驚愕は、自分の中では立原あゆみ先生の『本気!』(←BLじゃない…)に匹敵する衝撃度でした。

    そして、慧と芳彦の恋愛のバックボーンとなる、2人の「家族」に対する感情の描写が、とても丁寧で切なくて…。(だから、何度読み返しても泣いてしまう。)

    親の再婚と弟の誕生で心を閉ざす生徒に、「辛かったろう、自分が家族をも愛せない冷たい人間だと思った時は…」と言う慧自身も、その記憶をずっと引きずっており。

    自分には、慧は家族を愛せない冷たい男ではなく、自己弁護したり妹を責めずに、自責の念(呪い)に囚われて、他者との関係を無意識に引いてしまう男に見えました。
    芳彦と初めてホテルに行った時に、利己心だと切り出したのも、自分に厳しい慧らしいな、と。(十分に芳彦への愛しさ大切さが溢れてるのに…。)

    芳彦も元彼曰く「バカがつくほど健気」な、家族への無償の愛情に溢れた男。しかし、母親に捨てられ兄は金の無心ばかりで、慧と天との暮らしが芳彦にどれだけ幸せだったかと思うと、胸が痛くなり。

    泣く芳彦に、何度でも俺が家族の繋がりを作ってやる…と抱きしめる慧は、誰かと傷つけ合って生きることが怖かった自分が、芳彦のおかげで変わり、自分よりも大事な人が出来たことを知る。

    家族とは、愛情とは…と、丁寧に描かれていて、ぷくぷくで元気な天も可愛く、ラストの3人で行った水族館で涙ぐむ慧に、こみ上げる幸せを感じます。

  6. 野狐禅 へのレビュー

    評価:4.000 4.0
    悩み成長する、青年たちのモラトリアム。

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    蛇龍どくろ先生の、学生時代の混迷し揺れ惑う恋情を描いた、中短編2作品です。
    好きな相手とのエロは、ほぼ皆無かと。(別の相手とのエッチシーンは少しあり。)なので、やや重ためなストーリーがお好きな方に向いていると思います。
    絵も独特な感じなので、自分は好きですが試し読みを見てください。


    ※以下、ネタバレ含みます。ご注意ください。


    1~7話「野孤禅」表題作
    野孤禅とは、「なまかじりの禅。似而非(エセ)なる禅。」と説明があり、混迷し揺れ惑う青年たちの象徴のよう。
    冒頭の「みえるもの~わからないほうが幸せなこと」の黒地の背景が、その混迷の闇を思わせます。

    大学生のモンジ(受け。表紙右)は、幼なじみのチエの報われない恋の愚痴の聞き役。しかし、モンジ自身もセフレ扱いするチバ(攻め)が好きで、同じように苦しんでいて…。

    志望校の大学受験に失敗して、「マジメをやめた、ダメなのが楽」と言うチバに、「いま(俺)を見ろよ!」と気持ちをぶつけ、破局。
    落ち込むモンジをずっと見守り、励ましてくれたおハギ(表紙左)と、最終的にハッピーエンドに。(チエも同様に慰めてくれた男と恋人になる。)

    正直、結末がいかにもな予定調和なのと、モンジやチエに好感が持てず、初めて読んだ時は星2を付けてました(ゴメンナサイ)。

    しかし、それでも都合のいい女をやめられないチエや、「都合の悪いことには目を瞑り、幸せなことだけ繋ぎ合わせる」「誰かの為と言いつつ、自分のことばっかり」と思うモンジの葛藤は、未熟さやエゴの率直な吐露であり、人間らしさでもあり。

    仲間のオネエであるポンちゃんが旅立つ日に、さらっとおハギを好きだったことが描かれて、おハギとポンちゃんの懐の深さや見せない情が垣間見え。

    チバの再出発も描かれて、揺れ惑いながら成長していく、青年たちのモラトリアム物語だと思いました。

    8~9話「致死量分の愛を込めて」
    モテるが「好き」が分からず、すぐにフラれてしまう高校生が、おとなしい同級生に一途で健気な愛情を寄せられて、好きになっていく純情ストーリー。

  7. 3匹のダーリンは発情期 へのレビュー

    評価:4.000 4.0
    可愛いが溢れてる、総受けニャンコ!

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    総カラーで、1話がやや短いですが(29~43コマ)、少女漫画のような可愛くキレイな絵と、3人のスパダリに執着溺愛される総受けさんがお好きな方には、サクッと甘々を楽しめる作品ではないか、と思います。

    試し読みが無くて、購入をためらってる方がおられたら、某サイトで少しだけ無料で見れますよ。(もし気に入ったら、続きはめちゃコミさんで読むのをオススメします(笑)。自分もめちゃコミで最後まで読みました!)

    ストーリーは、100年に1度の発情期の夜、下級魔族の可愛いケイト・リリィ(受け。表紙中央)が、優しく有能な上司のレイバン(攻め。表紙左)と、幼なじみで意地悪だけど守ってくれる同僚のボニフェース(攻め。表紙奥)と、生意気でSっ気な後輩のジョエル(攻め。表紙右)に、協定を結ばれ狙われて…、という話。

    ※以下、ネタバレ含みます。ご注意ください。


    エロは4~6話で、それぞれがケイトとの回想シーンを織り交ぜながらエッチします。(章題のまんまだった(笑)。)
    正直エロと言うよりも(淡白であまりエッチくないので、初心者さん向きかも)、ケイト可愛いケイト大好きー!が伝わってくる、甘々な告白シーンに見えました。


    結論を言っちゃうと(ネタバレでスミマセン)、ケイトが昔から好きだったのはボニフェースだけど、レイバンにも憧れ慕ってて、初めての後輩のジョエルも可愛いし絆されて…と、結局みんな好きだよーというお話でした。

    なので、1対1の恋愛がお好きな方には向かないかと。また、可愛い総受けちゃんが、3人のスパダリに溺愛される話なので、内容は至ってシンプルです。

    でも、まぁ兎に角可愛くて、タイプの違う3人も美形揃い。
    魔族は獣が先祖で3人は猫族なんですが、だから「1度に複数の相手の子を妊娠出来る」…となりまして。
    ラストは微笑ましく、短編を上手くまとめて終わったなーと思いました。

    読み応えはあっさりですが、相手が複数でも(複数プレイはありません、念のため。)OKならば甘々ラブを楽しめると思います!

  8. 神様とかんなぎ~抱かれ穢れ、愛を知る~ へのレビュー

    評価:3.000 3.0
    なんか、中途半端に終わってしまったな…。

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    純愛ファンタジーが少し入った、モブ村人たちに蹂躙される、無垢な儚げ美人の不憫受けものーなんですが。
    うーん。辛口でごめんなさい、全体的に中途半端に感じました。

    蹂躙モノを期待している方にお知らせすると、ぶっちゃけ黒塗りが多いです。肝心な所は、想像力での補完が必要な部類かと。
    また、純愛ファンタジーが本筋だと思うので、モブエロにはコマ数に限りがあり。
    メタボかよっ!とツッコミたくなる肥満体の中年オヤジのモブや、子授かりの報告に来て即ハメエッチするモブなど、闇堕ち的にはいい仕事してんなぁ…と思うんですが。

    この作品を選ぶので、おそらくいないと思いますが、モブとのエロや、無垢な主人公が傷つけられ虐げられる展開が苦手な方は、ご注意を。

    ご神木の樹霊であるコダ様(攻め。表紙右)と、村の子授かりの為のエッチな儀式をする「かんなぎ」の花糸(かし。受け。表紙左)の純愛ストーリーは、自分は割とあっさりに感じ、エロは最後の6話だけ。
    コダ様が優柔不断で存在感が薄く(まぁ村人には見えてないんですが…)、雄みをあまり感じられない。
    これは言っちゃ駄目なんだろうけど、だったらどうして、もっと早くしなかった!?…と、やっぱり言いたくなってしまう。

    神木に宿る樹霊(神様)と、身勝手で強欲矮小で醜悪なエゴを持つ人間(村人)…という図式で、灰崎めじろ先生の『鬼が慕うは祟り神』を思い出しまして。
    全33話のそちらと、全6話の本作を比較するのはフェアではありませんが、やはり恋愛ストーリーや心情描写の深さに、どうしても物足りなさを感じてしまい。

    モブ蹂躙不憫エロも、純愛ファンタジーも、悪い村人たちへの天罰も、なんか中途半端に終わってしまったなー、という読後感でした。

  9. オネエ彼氏は独占したい へのレビュー

    評価:4.000 4.0
    迷えるオネエも、やっぱり可愛い!

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    初めて読んだ作者さん(三木原針先生)で、大学の先輩でオネエのアキ(攻め。表紙右)と、アキに一目惚れしたオタク後輩の成実(受け。表紙左)の純情ラブストーリー。

    絵は線が多めで、失礼ながら少し古い少女漫画にありそうな感じかなぁ…と。(スミマセン!)
    なので、好みが分かれそうだと思ったんですが、自分はありでした。
    エロは黒塗りが多く、あっさりめかも。

    ただ、ストーリーはと言うと…。これは個人的な嗜好で恐縮なんですが、オネエ彼氏はもっと強くて、オネエの陰に「男気」や「雄み」な部分を感じさせるんじゃないのか?という刷り込み思い込みがありまして。

    BLで主人公になるオネエ(攻め)というと、阿部あかね先生の『月と太陽』の椿、ねこ田米蔵先生の『魅惑仕掛け甘い罠』の蜂鳥、加藤スス先生の『愛があるから押忍!』の亜也、那木渡先生の『 ロストバージン』の蝶子(長治)…と、強いどころか強烈パワーで、しかも人間の器が大きい…!!

    むないた先生『相乗フライトアゲイン』のお菊姐さんは受けでしたが、芯が強くて、恋愛マスターで女子社員からの人望も厚く、格好よかったーっ!

    …と、どうしてもオネエ彼氏に寄せる期待度が上がってしまい、アキが見せる繊細さや戸惑いに(それが大学生らしい純真さと分かっていても)、物足りなさを感じてしまい。

    高校時代に元彼女を傷つけた記憶から、恋愛を避けてきたアキが、何度断っても「…好きでいたら、だめかなぁ…」と一途な成実に、慕われ懐かれ絆されて、気がつけばアキの方が夢中になっていて…と、可愛らしく微笑ましいストーリーだと思います。

    内気だけれど一生懸命な成実は、健気と見るか、苛々させられるか、読み手によって分かれそうだなぁ…と、正直思いました。
    また、この内容ならば全11話ではなく、もっとスッキリまとめた方が、ストレートに惹き付けられたかも…と少し残念に。

    なので、星4か3か迷ったんですが、迷えるオネエもやっぱり可愛い!と思い、星4にしました。

  10. ライバル婚 へのレビュー

    評価:5.000 5.0
    スルメみたいに、噛むほどに味が出る。

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    いつも課金して読むのはBL限定の自分ですが、いやー、つい試し読みから全て読んじゃいましたっ!面白い!
    スルメみたいに、噛めば噛むほど味が出る。(現在8話までの配信で、まだ続きます。)

    絵は、いわゆるキレイ可愛い系ではなく、そこに味と温かみを感じ。主人公の福子が仕事の出来るサバサバで、それもいいなと。(シンデレラストーリーが苦手なもので…。)
    要するに、かなり自分のツボに刺さる作品でした。

    こめり先生の『彼と付き合う10のメリット』(BL漫画)のプレゼン告白を思い出し、鬼塚の結婚プレゼンも、お前バカじゃねー?(爆笑)と思いつつ、一周回って斜め上のガチさに絆され、可愛いじゃん…と思ってしまう自分(笑)。

    レビューで、クリエイティブな業界では同業他社との結婚はタブー、というのを拝見し、そうなのか!と目から鱗でした。
    また、お一人様のメリットの方が大きいのでは…?という意見が多く、ナルホドと思ったんですが。

    しかし、30代のお一人様のメリットって、それ自体に漠然とした不安や不安定感も内包しますよね(自分はそうでした)。
    それを突く鬼塚のプレゼン内容だったので、まぁ有りがちな意見だけれど、確かに説得力はあるかぁ、と。

    ライバル視=意識している相手に、「人生の共闘」を持ち掛けられたら、そりゃグッと来る。恋愛脳ではなく、人間として。
    ただ、鬼塚は「結婚はパートナー制度」と断言し、愛情や家庭がよく分からない男のよう。

    それでも、リンゴの試作品やポストイットを、優しく柔らかな視線で見る鬼塚に(詳しくは読んでのお楽しみで、割愛ご容赦を)、自分もキュンが来ましたよーっ!
    無表情な男の自然な微笑みとか、ズルいっすよ、作者さんー!

    同居してぶつかり合いながら、AIのような鬼塚に家族の温かみを伝えていく福子の、自然な感じもいい。福子を選んだとは、実に鬼塚お目が高いぞ!

    しかし、福子で1つだけ気になったのが、土日出勤に絡んでの「それ(結婚)と仕事は関係ないですよね~」という独白。
    それを独身同僚に言われてしまうと、子育てや介護で皺寄せせざるを得ない家庭持ちは、厳しい。
    子持ちの同僚(芹澤さん)を気遣えて、意見を聞ける福子なので、そこは少し違和感があり。

    8話で福子の恋愛トラウマの元凶の元彼が登場し、一気にハラハラ感が!
    鬼塚に元彼を退治してもらいたく、続きを楽しみにしています。

    3人の方が「参考になった」と投票しています

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