5.0
自分自身のよう
現在38歳の共働きの夫ですが、タイトルがずっと気になっていて
普段は漫画は読まないのですが、ずっとブラウザでレコメンドされるし、
あとがきの作者さんのコメントが気になって、ついに購入して読んでしまいました。
思っていた以上に自分の生活に投影され、本当に心を打たれました。
自分にもある潜在的な、価値観の違い。これが年収による上下関係の表れであることは、
絶対に言ってはいけないことだけど、自分にもある宣材的な意識だと思い知らされました。
仕事の役割による責任の重圧は、役職や年収に依存しないと思うし、
それを夫婦関係に持ち込んではいけないとは分かっていても、どうしても
保育園のお迎えや、熱を出したときの対応は妻に任せてしまいます。
分担したいと思う反面、平等とまでは思っていない自分にも気付かされ、
とっても腹が立ちます。
お互い大切にしている部分、苦労している部分をしっかり把握して、
距離を縮めていきたいと、痛感させられる、自分の心の中に潜む本心を見透かされる、作品でした。
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