4.0
広告で知って、ずっと読みたいと思っていた
「特殊清掃」をテーマとした作品は、正直この『不浄を拭うひと』以外知らず、仕事の内容としても知りたかったしこの作者さんの作品としても読んでみたいと思っていた。
正直、内容にはグロさとか怖さとかがあるが、沖田さんの柔らかくほのぼのとした絵がそれを緩和してくれていて、怖い気持ちになることなく読み進められる。またこの「特殊清掃」というものが、今後ますます高齢化していく社会の“孤独死”というテーマを避けて通れないものだと認識させてくれて、作品の向こう側にある問題点の投げかけにもなっているのでは?と考えている。
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