5.0
良作。女に嫌われないタイプのダメ男くん
ストーリーはシンプルで先が読めるのだが、話のテンポが良い。
主人公の2人の個性も良く、安心して見ていられる。
里村くんは流石にこれは社会人としても男性としても情けないか??と思えるレベルなのだけど、ヒロインも割とお互い様なんだな、これが。
この漫画のこういったバランスの良さが、独特なポップさと面白さを出している。
短くまとまって読みやすい。良作。
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ストーリーはシンプルで先が読めるのだが、話のテンポが良い。
主人公の2人の個性も良く、安心して見ていられる。
里村くんは流石にこれは社会人としても男性としても情けないか??と思えるレベルなのだけど、ヒロインも割とお互い様なんだな、これが。
この漫画のこういったバランスの良さが、独特なポップさと面白さを出している。
短くまとまって読みやすい。良作。
読むべき漫画。名作。
ストーリーが特にドラマチックに流れていくわけでは無いが、キャラクターがそれぞれとても良い為、日常の中にドラマがあるような仕立てになっており、若く子供であるが純粋で美しい高校生達の空気感が良く出ている。
ヒロインは周りから浮いている自覚があり、孤独を感じている。
そこに声をかけてくれる同級生男子は、正反対の人気のあるサッカー部のイケメン。
まるで「君に届け」のような設定だが、若干こっちの方がリアリティがある。
お互いの存在が自然で、惹かれ合う過程が分かりやすい。
ヒロインの思いと言葉が丁寧なため、モデる彼との距離が縮まるようで縮まらない切なさ辛さが良く分かるし、彼もまた、周囲に望まれる自分を演じていたことをヒロインを通して知ることになる。
2人が恋愛成就した時にはちょっと泣きそうになってしまった。。。
大学生の里帆は清楚で可愛らしく見えるらしく、モテ系。
だが、落とすまでは真剣になるがその後は急速に冷めてしまう恋癖があり、恋愛にのめり込まない自分を自覚している。
そんな彼女を中心に、複数の恋愛群像劇が進行する。
百戦錬磨の雰囲気を漂わせる里帆に、不器用で自信のない同級生である間宮がアタックをかけるのだが。
間宮くんがとにかく等身大で良い。
カッコつけても全然続かないんだけど、素直な男の子らしい一途な可愛さ。
恋愛強者の里帆に、彼にできることは何か。(あまり無いんだけどね)
里帆はいつしか本気で彼のことを思い出すのだが、その過程こそがこの漫画のストーリー
もう一人のヒロインである、成美の恋と失恋と成長話も良い。
個人的には塚本先輩の苦悩がよく分かる。
彼は外見だけではなく人格的にもワンランク優れているため、普通の人たちの葛藤からは蚊帳の外に置かれる。
彼と成美の恋愛ももっと濃く見たかった。
里帆・間宮とは違った、美男美女の大人でセクシーな雰囲気になったはず。
関西893の娘である吉乃は、ある時祖父に「東京に行くように」と言われる。東京で、彼女は世話役となる深山霧島と出会う。同級生でもある霧島は完璧な男子高校生なのだが、吉乃は違和感を感じるのだった。
表面は穏やかな仮面を被っているが中身はどこか破綻している霧島。
彼の個性に目が行きがちだが、吉乃のキャラ秀逸。
やる時はやる凄みがある。(JOJOか。笑)
孤独と強さに裏打ちされた美しさ。
加えて関西の大所帯で男達に囲まれて育った庶民性と親しみやすさ。
その外見と中身の美しさに、霧島がどんどんと惹かれていく。
大阪にいる吉乃の幼馴染の翔馬、霧島と敵対するアザミ。
やばい男達(もちろん全員イケメン)に囲まれて、吉乃の運命は??
とても楽しみにしてます
ブレイク(皇子)とアンシア(ヒロイン)の壮大な愛が国を救う話
前半と後半で、話の表情が全然違う。
貴族令嬢のアンシアが、顔にあざの出来る死病で見捨てられている状態の皇子に寄り添うところから前半がスタートする。
転生者でもあるアンシアは、ブレイクの気高さと愛情深さ、王としての資質にいち早く気づく。
そうして、表となり影となり、献身的に彼を助けていくのだった。
まるで母親の育児日記のような前半パート。
2人とも子供でブレイクもとても可愛い。
でも、それだけでは終わらないのがこの漫画のスケール。
アンシアはただの世話女房ではない。
優れた善性と能力を持つ彼女は、ブレイクにかけられた複雑な呪いを解くため、ついに命をかけるのだった。
後半は、アンシアのおかげで呪いが解け、一躍社交界の寵児に躍り出た大人のブレイクが突然消失してしまったアンシアを求めて彷徨い続けるところからスタート。
彼らの愛情が、決して幼い頃のおままごとではなかった事が、ブレイクの行動により次々と証明されていく。
この漫画の底にあるのは実は愛情のもつれ。
国家建設時に、野心に囚われた男により運命を狂わされた女性を真に救済するとはどう言うことか。
ブレイクが以前と全く姿形の違っているアンシアを即座に見つけ出すのが、その答えとなる。
真の愛は表面的な姿を必要としていない。
現代のルッキズムにも通じるテーマか。
良くある設定、月並みな話なのだが読ませる力がある。
アステル(ヒロイン)は結婚1日で新婚の夫に離婚を言い渡される。実はヒロインはその一晩で子供を授かるのだが、夫を深く愛していたために彼の前から姿を消す。
その6年後、地方の田舎で祖父と生まれた子供を貧しいながらも慈しみながら育てていたヒロインを、皇帝となった元夫が連れ戻しに来るところから話が展開する。
何度も使い古されているテーマで、おそらく皇帝である夫は沢山の政敵と戦い抜くため、当時、妻への恋慕を切り捨てたと思われる。
アステルも昔と変わらず再会後も夫に惹かれるのだが、最優先は自分の息子の身の安全であるため、今だ政争と政敵に渦巻く皇室暮らしには戻りたくない。
子の父親である真実を伏せられているにも関わらず、自然と妻子と寄り添おうとする皇帝。
危険から息子を遠ざけたいヒロイン。
その2人で綱引きが続いている。
アステルが子供を心から思いやり可愛がっているのが、類似の他漫画と違うところか。
とっとと元夫に真実を話し、元鞘に収まり、2人で国を平定するのが吉です!!と言いたいなーーー!!
転生物…なのだが、ヒロインに起こった転生は今のところ仕事力のアドバンテージのみに有利に働きかけ、恋愛にはベクトルが向いてない!
なんでや?なぜならヒロインは前世で不幸にしてしまった義理の弟を守りたいから。
つまり、これはヒロインのランが家族愛を元に実業家として無双するお仕事漫画なのです!
〜なんだけど、それならもっとつまらないはず。
そこで、義理の弟であるユスタフがポイントとなる。
昔はヒロインのランが保護するべきか弱き少年であったのだけど、回を重ねるごとに成長して大きくなり、いろんな場面でその優秀さの頭角を出してくる。
その彼のベクトルこそが恋愛に向いているんですよ。
冷静で慎重な実力者のため、感情を露わにしない所がミソ。
年の差やら義姉兄やら、祖国愛やらを全部背負っている、クール系男子の自制の効いた、愛。
良いですよ!!
(ちなみにヒロインには重すぎて、それらは直視てきない。いつも逃げる)
あまり動きのある話では無いけれど、ランとユスの戸惑いながらの愛の歩み寄りが、心を温めてくれる漫画。
性格の悪い美人王妃に無下に殺害されてしまったイリス(ヒロイン)。だけどその高い魔力から、なんと自分を害した王妃の身体に転生してしまう。
評判の悪い王妃に魂が乗り移ってしまった形になってしまったけど、元々は大人しく優しいヒロイン。
違う人になって生活なんて私には出来ない!!と思いつつも、夫である王(ヒーロー)は本来のイリスが初恋相手だったことから、彼女の転生を両手をあげて喜び口説き落とそうとする。
この王様がこの物語のキーマン。
イケメンで能力が高く、行動も気性も男らしくハッキリとしている彼は、穏やかでインドア、内気なヒロインと好対照を成している。
この和音が心地よい。
話はギャグなんだか愛なんだか?サスペンスなんだか?な散らばっている印象なのだが、可愛い2人を見ているのが楽しい。
推し方って、愛情というラッピングをした執念とか怨念とかが本体なので、「うーん、理解不能。やり過ぎ。」と思う事も多いのだけど、これはコントみたいで面白かったです。
最初は不穏な展開でどうなることか?陰湿で気が重くなるような展開だと嫌だな。。。と思っていたのだけど。
蓋を開けてみたら、実は思い合っているのに運命のタイミングが合わなくてすれ違いを長く続けた話。
結末は分かっていても、短い美しい旋律のように読み進められる。
お互いがお互いのことを諦めなくて良かった。
友人達の恋愛話もアクセント。
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