午後3時の通りすがりさんの投稿一覧

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1 - 4件目/全4件

  1. 評価:5.000 5.0

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    終盤はすごくおもしろい

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    序盤は、とにかく王と番が馬鹿で無能で…ってかんじでイラーっとくる笑

    中盤は王妃が徐々に仲間を増やし、国の改革を1つずつ進めていくので正直ダレる
    一気に読んだらまた違うのかもしれない

    現在配信分で、たぶん終盤に差し掛かってる
    そこまで来ると番のユミルがただの馬鹿でも無能でもなく、自分が育った環境をとにかく憎んでいると分かる

    農民の暮らしは貧しく、女は体を売らなければ生きていくこともできない
    体を売るのが当然で、母親ですら止めも庇いもしない
    農民の女を買う男は避妊なんてせず、妊娠しては自己流の中絶を繰り返して不妊になる
    王の番であると分かり涙を流すほどの喜びを感じるけれど自分は不妊と悩む
    母親は農民の娘が王妃になんてなれないから、子供なんて正式な王妃か他の愛人にでも任せろと言う
    ユミルを助けてくれたことなどないのに、実家にも住んでいた村にも大量の報奨金が入る
    不妊なこと、体を売っていたことは金のために黙っててやると下卑た声をかけられ
    番として王宮に行けば、過去を知る貴族に黙ってやる代わりに抱かせろと言われる

    魂の番であるはずなのに、自分は別の男に抱かれ、世継ぎのためには王も別の女を抱く必要があることに絶望する

    男も女も、貴族も平民も、もはや国中を憎んでいるという動機が明らかになり、望み通りの馬鹿で無能な振る舞いをして国を崩壊寸前にする

    ユミルが国を腐らせたのではなく、国が丸ごと腐っているからこその番ユミルが出来上がったことが分かる
    終盤の主人公はユミルなのではというくらい濃い話になる

    • 3
  2. 評価:5.000 5.0

    NEW
    ホラー漫画並みの顔芸が良い

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    復讐系で大事な大事な、復讐対象がとにかくクズでアホで、それが良いww

    転生した世界はやり込んだ乙女ゲーム
    転生した体は推しの悪役令嬢ルナリア
    ただ、このゲームかなりのクソゲーに見える

    悪役が悪役である理由が「なんか冷たいから」
    ヒロインの魅力を育てるのではなく、悪役に因縁つけて下げることで周りからの好感度をゲットするというもはやチンピラゲーム

    そんなゲームのストーリーとはほぼ無関係な設定ばかりが凝っていて、その中に含まれるのがルナリアの悲惨な過去
    超弩級のチート設定といい、本来のヒロインはルナリアだったのでは?ってレベル

    各ルートをやり込み、ルナリアの過去を集めたプレイヤーが「ルナリアの中の人」
    本当のルナリアは自ら命を絶ってしまった
    ルナリアの代わりに復讐するという目的がハッキリとしていて、かなりテンポよく最初の復讐が行われる

    数話かけて復讐対象のクズっぷりを積み上げ、期待を膨らませながら、ちゃんと期待を超えた復讐もしてくれる

    復讐対象のクズ顔から、やられ顔までの顔芸が、それはそれは素晴らしい

    とある事情で時間停止するんだけど、そこでクズ顔でストップしてるのが最高に笑える

    復讐対象も次々と湧いてくる
    転生した「ルナリアの中の人」と他の悪役たちとの関係も掘り下げられ、けっこう早々に転生したことやゲームの世界であることもバラしちゃう

    復讐のテンポがいいけど、復讐以外にも飽きない謎や要素が散りばめられてると思う

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

    NEW
    メルフィがとにかく優秀!

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    魔物を食べちゃう悪食令嬢メルフィエラ

    「悪食」というのは、あくまで他の貴族からの評価で、メルフィは資源の活用として子供の頃から魔物食を研究している、いたって真面目で優秀な令嬢です

    厳しい環境で食料に乏しい領地、襲ってくる魔物は倒さないといけない存在
    そこで素直に「さぁ、魔物を食べよう!」とならないのは、食べると魔物に含まれている魔力でお腹を壊すのと、純然たる「食わず嫌い」笑

    そもそもはメルフィのお母さんが安全に魔物を食べるための研究をしていたけれど、志半ばで他界
    メルフィが受け継いで魔物から魔力を抜く研究、抜き出した魔力を有効活用する研究をしています

    この「抜き出した魔力」というのが実は活用次第で燃料にも兵器にもできるというトンデモない代物
    電力に使うか爆弾に使うか、衛星に使うかミサイルに使うか、のような現代科学に似たジレンマを抱えているため、今のところ秘密にする方向になっています

    メルフィ自身の知識も、魔物から魔力を抜く研究のために古代の魔法陣を使っていて、そこらの魔法使い?と比べて知識量も使用できる魔法陣もケタ違いらしい
    干し肉にしたり臭みを取り除いたりと美味しく食べるための工夫も欠かしませんが、1人で料理しているわけではないので料理の腕は正直よく分からない笑
    ※獲物を刃物一本で解体してしまう腕は持っています

    地味に、生きたままスパッと捌いたり、捻り潰してお尻から内臓を出して〜みたいな解体の説明があったりと「うあー」とか「うっ」となる描写があります
    でもこれを「グロい」とは言えない…食肉加工などの職業に感謝したくなる漫画です

    あとワンコ的魔物が出てきて可愛いです

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    ギャグセンス抜群

    重く、悲しく、黒く
    そんな過去と現在でもがく若者と、その若者を導く年齢の大人もみんな苦しみを抱えてもがいていて
    基本はそんな話…のはず

    日常はギャグシーンが多く(というかほとんど?)
    シリアスシーンにもポンっとギャグが放り込まれていて深刻になりすぎず、けっこう大きめのギャグが来てもシリアスな話の流れを邪魔しない

    寒いギャグが放り込まれて雰囲気ぶち壊しなんてこともない、絶妙なギャグセンスの塊の作者さんだと思う

    • 0
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