午後3時の通りすがりさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全15件

  1. 評価:4.000 4.0

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    恋愛というよりもサスペンス

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    「ようこそハリネズミの国へ」だったか、通称ハリネズなる乙女ゲームの世界に転生した話

    主人公の聖女ネルラ
    悪役令嬢ラビィ(漫画としてはこっちが主人公)

    どのルート進んでも鬱展開のほぼバッドエンド
    そもそも、ほとんどの攻略対象とは結ばれないという、トンデモ乙女ゲーム

    これまた設定だけが凝りに凝っていて、でも実際にプレイしててもほぼ関係してこない
    聖女がどうして聖女なのか、聖女が何をするのかすら謎だったりする

    悪役令嬢ラビィも、ゲームとしてはたぶんあまり出てこない(学園でクラスすら同じでないという)
    ゲームが始まるまでに、悪役令嬢の役割はほとんど終わっているというまさかの内容だったりする

    よくあるエセ聖女ではなく、本当に聖女なネルラ
    聖女は「隷従の魔法」という自分よりも魔力の低い人間を操る力を持つ(ゲームには出てこない)

    聖女とは名ばかりで、実はおっさんもいたという衝撃の事実も発覚する(ゲームには出てこない)
    聖女は平民からしか現れず、実は王家に都合よく人間を操るためのドレイのような存在

    平民出身のネルラが、貴族になるための踏み台にされたのが悪役令嬢ラビィ
    隷従の魔法をかけられ、メイドのネルラを強制的にイジメさせられる
    そこで健気に振る舞いラビィのことも見捨てない殊勝な少女としてラビィの家族に気に入られ、そのコネで貴族の養子にしてもらったネルラ

    この辺りまでで悪役としての役割がほぼ完了しているため、隷従の魔法がある日解けたラビィがわりと自由にしていてもネルラはあまり干渉してこない

    貴族の養子となったネルラが学園にやってくるあたりからゲームスタートぽいので、ここまでがすべて前日譚と設定のみの話
    ほぼ全ルート攻略対象と結ばれすらしないとか誰得のゲームなんだか笑

    恋愛要素はほぼ皆無に等しく、完全なるサスペンスだと思えばけっこう楽しい

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

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    ホラー漫画並みの顔芸が良い

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    復讐系で大事な大事な、復讐対象がとにかくクズでアホで、それが良いww

    転生した世界はやり込んだ乙女ゲーム
    転生した体は推しの悪役令嬢ルナリア
    ただ、このゲームかなりのクソゲーに見える

    悪役が悪役である理由が「なんか冷たいから」
    ヒロインの魅力を育てるのではなく、悪役に因縁つけて下げることで周りからの好感度をゲットするというもはやチンピラゲーム

    そんなゲームのストーリーとはほぼ無関係な設定ばかりが凝っていて、その中に含まれるのがルナリアの悲惨な過去
    超弩級のチート設定といい、本来のヒロインはルナリアだったのでは?ってレベル

    各ルートをやり込み、ルナリアの過去を集めたプレイヤーが「ルナリアの中の人」
    本当のルナリアは自ら命を絶ってしまった
    ルナリアの代わりに復讐するという目的がハッキリとしていて、かなりテンポよく最初の復讐が行われる

    数話かけて復讐対象のクズっぷりを積み上げ、期待を膨らませながら、ちゃんと期待を超えた復讐もしてくれる

    復讐対象のクズ顔から、やられ顔までの顔芸が、それはそれは素晴らしい

    とある事情で時間停止するんだけど、そこでクズ顔でストップしてるのが最高に笑える

    復讐対象も次々と湧いてくる
    転生した「ルナリアの中の人」と他の悪役たちとの関係も掘り下げられ、けっこう早々に転生したことやゲームの世界であることもバラしちゃう

    復讐のテンポがいいけど、復讐以外にも飽きない謎や要素が散りばめられてると思う

    • 1
  3. 評価:4.000 4.0

    NEW
    悪役が本領発揮してから

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    最初は、うん、イマイチだけど…
    公爵令嬢や第七王子としてはぶっ飛んだ主人公サイドよりも
    悪役サイドのアホさ、無能さ、クズさ、更に上を行く支離滅裂っぷり、を楽しむ漫画だと思う
    悪役が本領発揮するあたりから面白くなるかと

    定番のバカ王太子からの婚約破棄〜だけど別にコッチも要らんからいいけど知らんよ?…みたいな始まり

    代わりに婚約させられた第七王子も正直イマイチ
    街の人からは王子様とかではなく「アシュトンさん」と呼ばれ慕われていて、冒険者としての腕も確かなようだけど…
    登場時のノリが「おめぇ強そうだな!オラわくわくしてきたぞ!」ってかんじで、王太子とは別の方向で、ないわーと

    遠路はるばる馬車に揺られてやってきた公爵令嬢に屋敷の門すら開かず雨の中長時間放置
    キレた令嬢が剣で勝負を挑むと乗ってくる…まではいいけど
    長旅の疲れ・スカート・ヒール・雨で濡れて冷えた状態、な令嬢を休ませるでも着替えさせるでもなく、手加減なしに不意打ちまでしてくる非紳士っぷり
    ヒールじゃ戦えないと裸足になって怪我してるのに止めない
    しかも令嬢が放った魔法で負けちゃうという情けなさ
    そこで「おもしれー女」が発動されて惚れるみたいだけど…ねぇ?

    公爵家って偉いじゃん?王家の分家みたいなものじゃん?
    王太子〜第七王子まで、こんな仕上がりな王家なんてクーデター起こして滅ぼしちゃえばいいのにと思ったりする
    ※そもそも王太子がアホみたいに金使いまくって、裕福な公爵家と結婚しないともう終わりだレベルの王家

    さらに最新の方の話を読むと、本気で王家滅びればいいのにって感想にしかならないエピソードも出てくる

    悪役はただ単にアホなのではなく、それなりの事情もあるが、だいたい全部「王家が悪い」に落ち着く

    単純なキャラクターに似合わず、意外とストーリーとしては練られていると思う

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

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    メルフィがとにかく優秀!

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    魔物を食べちゃう悪食令嬢メルフィエラ

    「悪食」というのは、あくまで他の貴族からの評価で、メルフィは資源の活用として子供の頃から魔物食を研究している、いたって真面目で優秀な令嬢です

    厳しい環境で食料に乏しい領地、襲ってくる魔物は倒さないといけない存在
    そこで素直に「さぁ、魔物を食べよう!」とならないのは、食べると魔物に含まれている魔力でお腹を壊すのと、純然たる「食わず嫌い」笑

    そもそもはメルフィのお母さんが安全に魔物を食べるための研究をしていたけれど、志半ばで他界
    メルフィが受け継いで魔物から魔力を抜く研究、抜き出した魔力を有効活用する研究をしています

    この「抜き出した魔力」というのが実は活用次第で燃料にも兵器にもできるというトンデモない代物
    電力に使うか爆弾に使うか、衛星に使うかミサイルに使うか、のような現代科学に似たジレンマを抱えているため、今のところ秘密にする方向になっています

    メルフィ自身の知識も、魔物から魔力を抜く研究のために古代の魔法陣を使っていて、そこらの魔法使い?と比べて知識量も使用できる魔法陣もケタ違いらしい
    干し肉にしたり臭みを取り除いたりと美味しく食べるための工夫も欠かしませんが、1人で料理しているわけではないので料理の腕は正直よく分からない笑
    ※獲物を刃物一本で解体してしまう腕は持っています

    地味に、生きたままスパッと捌いたり、捻り潰してお尻から内臓を出して〜みたいな解体の説明があったりと「うあー」とか「うっ」となる描写があります
    でもこれを「グロい」とは言えない…食肉加工などの職業に感謝したくなる漫画です

    あとワンコ的魔物が出てきて可愛いです

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

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    ぶっ飛びすぎてて面白い

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    モカ: 箱入り(物理的)公爵令嬢
    サイフォン: 第二王子(腹黒い)

    幼少時はそつなく社交をこなしていたモカ、裏で大人が「出来すぎて気に入らない」的な陰口を叩く場に遭遇し、社交に出ないフツーの引きこもりに

    7歳の子供に魔法を授ける儀式のために久しぶりに外出
    トンデモ理由(服が黒くて地味)で平民だと決めつけてきた伯爵令嬢に絡まれる
    大事な本を取り上げられ、踏みつけられて完全に人間不信に
    その時に助けてくれたサイフォン王子になんとなく好意を抱く

    面白いもの好きを公言する王子に「箱入り」のまま成人式に出るというアプローチで、まんまと王子の興味を引き婚約の話が持ちかけられる
    宰相であるモカ父と、国王であるサイフォン父が、婚約させちゃおうと裏で手を組んでいたりもする

    箱はとんでもなく有能で、
    中は空調要らずの快適空間かつ、中の人間を健康に保つ機能つき(毒や病は無効、月単位で飲まず食わずで死なないレベル)
    ちっこい箱(飛行可能)で盗聴録画も可
    あらかじめ相手側にも箱を渡していれば、中に入れた手紙や品物を送ることも可
    しかも戦闘能力完備w

    サイフォンは腹黒丸出しでどうにも嫌い
    王族なら腹黒さも当然とはいえ
    困らせにきてる?利用されている?と相手にワザと感じさせてるのかってくらいに取り繕いもしなければ説明もない
    手紙のやり取りに使う裏紙で情報漏洩をし、気を利かせざるを得ないモカに不正を行う人間の調査をさせるところが1番イヤ
    こんな重要な事を「匂わせ」程度で気軽に押し付けるな!
    公にはできなくても、きちんと本人間で説明、依頼、合意の手順を踏めや!と

    サイフォンは今のところ王座に興味ないと発言しているが、第一王子派は暗殺とかしてくるし傀儡政治狙ってるので、たぶん王を目指す
    なによりモカの頭脳と箱をものにしたらどうあっても周りが放っておかない
    そうなるとモカ王妃も不可避になるw

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

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    終盤はすごくおもしろい

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    序盤は、とにかく王と番が馬鹿で無能で…ってかんじでイラーっとくる笑

    中盤は王妃が徐々に仲間を増やし、国の改革を1つずつ進めていくので正直ダレる
    一気に読んだらまた違うのかもしれない

    現在配信分で、たぶん終盤に差し掛かってる
    そこまで来ると番のユミルがただの馬鹿でも無能でもなく、自分が育った環境をとにかく憎んでいると分かる

    農民の暮らしは貧しく、女は体を売らなければ生きていくこともできない
    体を売るのが当然で、母親ですら止めも庇いもしない
    農民の女を買う男は避妊なんてせず、妊娠しては自己流の中絶を繰り返して不妊になる
    王の番であると分かり涙を流すほどの喜びを感じるけれど自分は不妊と悩む
    母親は農民の娘が王妃になんてなれないから、子供なんて正式な王妃か他の愛人にでも任せろと言う
    ユミルを助けてくれたことなどないのに、実家にも住んでいた村にも大量の報奨金が入る
    不妊なこと、体を売っていたことは金のために黙っててやると下卑た声をかけられ
    番として王宮に行けば、過去を知る貴族に黙ってやる代わりに抱かせろと言われる

    魂の番であるはずなのに、自分は別の男に抱かれ、世継ぎのためには王も別の女を抱く必要があることに絶望する

    男も女も、貴族も平民も、もはや国中を憎んでいるという動機が明らかになり、望み通りの馬鹿で無能な振る舞いをして国を崩壊寸前にする

    ユミルが国を腐らせたのではなく、国が丸ごと腐っているからこその番ユミルが出来上がったことが分かる
    終盤の主人公はユミルなのではというくらい濃い話になる

    • 3
  7. 評価:2.000 2.0

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    なんとも判断しがたい

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    婚約者がいる女性、しかもその相手は側近の騎士をどうしてもと王太子妃に希望する王太子…

    まず王族の相手に伯爵家ってのも釣り合わない気がするし
    これで賢君になられると確信していると言われても信じられない

    姉は元婚約者をべつに好きじゃない、元婚約者は妹が好き、王太子はその様子を見て助け舟を出す
    これくらいじゃないとただの残酷で我儘な暴君の予感しかしないぞ?

    で、主人公である妹以外の感情やら事情やらは、そこまで判断できるだけの情報もない

    • 1
  8. 評価:2.000 2.0

    NEW
    設定そのものが受け付けない…

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    パワハラセクハラ上司も、そんなクソ男に気に入られたと良い気になって30代経理をバカにする若いだけの女もムカつくし、会社全体的にもムリ

    事務所に所属してるタレントならまだしも、ただの一般人である個人の意見無視して恋愛リアリティ番組なんてリスク高いものに会社命令で出演させるとか訴訟ものだわ

    スーパーモデルの元カレも、会社に逆らえない元カノの名前を出して契約の条件にするとか社会人として受け付けない

    • 3
  9. 評価:1.000 1.0

    設定も国も王もひどい

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    他所で読んだけど、正直言って話が破綻していると思う

    異世界の知識を持つ人間を聖女として讃える神殿、聖女は必ず王妃にすることで栄えてきた大国、主人公は王妃で転生者、新しい聖女はいいね命の転移者という設定

    1話で「新しい聖女が来たら王妃交代は国史として行われて来たからお前の立場も盤石なものだと思うな!」的な捨て台詞を王(つまり主人公の夫)が吐く
    その時点で、使い捨てにできる程ポンポン出てくる聖女ってそんな貴重でなくない?って感想になるし「ああコイツ妻を使い捨てる気だ」って思う
    この王が本当に無能で嫉妬深くて、臣下が王妃に直接話を持って行って色々と決めると不機嫌になり臣下でなく王妃に文句、聖女に必ず付いている神官との仲に嫉妬(新しい聖女にもイケメン神官いるからね?)

    主人公は他国の高位貴族(王族か公爵クラスだと思う)に生まれ、前世の記憶があると気づいて父親の政治を手伝ったら他国まで噂が流れて大国に聖女だとバレて「おたくの国を他国から守ってやりますよゲヘヘ」と半ば強制的に王妃にさせられるが(この時点でまだ子供)、国同士の約束なのに破られて祖国は滅びる
    新聖女のせいで立場が悪くなっても臣下も貴族も誰も庇ってくれないクソ国です

    主人公がなんだかんだで家出して、なんだかんだで側近神官が投獄され、縋りついて泣いているのをベタに王が目撃し「君はいつもー」と嫉妬丸出しで急に6年前の回想に入る
    祖国を守る約束を大臣どもが裏切って王も助けたかったけど逆らえず、みんなの前で気丈に振る舞った主人公
    のちに側近神官に縋りついて祖国や家族を思って泣く主人公(当時は大人と子供)と、また覗いてる王
    え?そこに嫉妬したの?心配より先に嫉妬なの?ってなるよね

    王に離婚の条件として神殿が定める「聖姫試験」に受かれと言われ、新聖女と対決することに
    王妃が勝ったら晴れて離婚、新聖女が勝ったら主人公は第二妃に格下げ
    ここで聖女が2人いることはなかったとか言っちゃってて、最初の設定どこ行った??だし

    聖姫試験てのが「異世界の知識で民の暮らしを良くする」って内容なんだけど
    え?王妃として6年間民のために政治してきた事実無視で染髪とか料理とかで決めるの?と

    とにかくツッコミは止まらないから、それでしか楽しめないね

    • 2
  10. 評価:4.000 4.0

    いちいちセリフが切ない

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    悪徳領主が屋敷に隠していた純粋無垢なひとり娘
    悪徳領主を倒すために使用人として入り込んできた革命者
    その2人が恋人になり、いざ革命が起きてお嬢様は裏切りを知り、潔く処刑されてやるために悪女を演じて死んでいく…のに死んだ途端に生まれ変わった

    お嬢様の記憶を持った孤児は前世の償いのために清貧以下の暮らしを自ら求め、楽しいと思えることはしないようにしている
    働き者で「償い」のために生きている孤児の少女は実は周囲からの評価も高く、領主となった革命者の屋敷に使用人として行くことになり、大人になった元恋人に再会する

    ホントに、境遇だけじゃなく表情とかセリフがいちいち切ないんだけど
    読み進めると少しだけ、切なくするためにわざわざ最悪の状況にしているんじゃないか、避けようと思えば避けられたんじゃないかって思えてしまう

    悪徳なのは分かったけど、領主家族は本当に皆殺しに値する罪を犯したのだろうか
    (身分剥奪の上、追放の方が貴族的には死ぬよりも辛いとしても)
    家族の悪事には加担していないどころか悪事そのものを知らなかったお嬢様は、どうやら周囲の人を虜にする魅力と至極まともな倫理観と優しさとおおらかさを持っていて、お嬢様に真実を伝えて自ら立ち上がってもらい領主の父を引退に追い込むこともできたんじゃないか

    本当にとんでもない悪党一家で皆殺しが避けられないとしても
    魅力や能力を持ったお嬢様を生かしておいて反乱の種を残すわけにはいかないとしても
    じゃあ裏切る予定なの分かってるのに恋人になってしまうなんて酷すぎないか?

    • 0
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