2.0
ちょっと…
取っつきにくい主人公。
呼ばれたくない気持ちはわかりますが、通行人にしてみれば一人登山女子が山ガールか本腰入れた登山者かどうでもいい訳で、流しときゃいいのにと思う。
声を掛けて来る人にも、調子が狂うから困るとか、素人に簡単に理解できるもんじゃないみたいな態度だったりどうも、苦手なタイプ過ぎて。確かに生半可な知識では危険なんでしょうけど言い方や対応の仕方って大事。山ガールを経て今はもういっぱしの単独登山女子、だそうですけど独善的で排他的なのはどうかと思います、道が渋滞してようが他の人達はイライラなんてしてない、自分だけの登山道じゃないんだからさ。
じろじろ見るなったって女単独ってだけでも多少は好奇の目にさらされる事はある程度覚悟しないと。ましてや匂いが立ち上るような食材と調理法、逆に注目されたいんじゃないのかと思ってしまう。
遭難しかけてますよね、山に登るからにはこのような危険は付き物、誰に世話になるかわからないんだから他者を我が道の障害みたいに思うんじゃなくもっと謙虚な気持ちを持って接した方がいいと思います。
山での食事もあまり味の想像が付きにくいです。登山女子の自己満足しか私には読み取れませんでした。
可愛らしい表紙と期待出来そうなタイトルだったのに私にはギスギスした読後感が残りました。
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