4.0
時々読み返したくなる
死後の世界、[死役所]のお話です。
死者たちの死因によって、病死課、自殺課などに分かれて手続きをします。それを終えると、最期は成仏課へ行って、成仏するための扉から出て行って、
・天国(生まれ変わる)
・地獄(生まれ変わらない)
・冥土の道(何もない真っ暗闇を永久に彷徨う。手続きを拒否するなどして49日までに手続きを終えなかった人のみ)
のいずれかへ進んで、現世を完全に終えます。
ストーリーは主に、
・誰かが亡くなるまでの過程→亡くなった後の死役所
・すでに亡くなっていて冒頭から死役所→手続き中に回想
・死役所内で働く職員たちの生前の事情などの深掘り
のいずれかのパターンです。
ほぼオムニバスで、「こんな事故でこんな人が亡くなりました。おしまい。」という、進みも戻りもしないお話が多いので、読者たちが最も気になっているであろう、生前の主人公の謎に関しては、なかなか進展がありません。
動画サイトなどで、事件・事故の解説や、1人の人間にスポットを当てたドキュメンタリーなどを好んで観る人に、向いている漫画かもしれません。
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