5.0
短く完結して、読みやすかった。
とても衝撃的で怖かった。かつて自分がこれから死ぬ友人を助けようと何度も時間軸をループして、運命を変えようとしたが駄目だったように、まさか愛息子が死のうとしている自分を同じように助けようとしていることを理解してしまった。自分がこれから死のうとしていることを自覚した恐怖、息子が父親である自分の死に直面し、苦しみ悲しみ助けようとしたが無理だと悟り、目の前で涙を流すことを禁じ得ないでいるのをみて、大人になったビバは、息子を受け止めて抱き締めた。さよならの気持ちも込めて。
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