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作品レビュー
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21 - 30件目/全202件

  1. 評価:4.000 4.0

    必要でしょ?

    Q:お見合い婚にも初夜は必要ですか?…A:はい、必要です。
     政略結婚でもなく、契約結婚でもなく、期間限定の結婚でもなく、離婚前提の結婚でもないのなら、「初夜」を迎えない理由が分からない…だって法律では、それを含めて「結婚」としているはずだから…。但し、雫と高晴サン、夫婦として歩み出す最初の一歩の歩幅が、違い過ぎちゃったような気がするわなぁ。
     そもそも、結婚前に二人だけで会った回数が、ほんの2、3回って、いくら何でも少な過ぎね?昭和40年台以前でもあるまいし、現代のお見合い婚だからこそ、もっと二人の仲を深める時間を、大切にできたでしょ。その意味で、この二人、勇気があるっていうか、無謀っていうか…まあ、高晴サンのほうは、さっさと雫を、自分のテリトリーに囲い込みたかったんだろうけどね。
     結構じれったい展開ですが、幸い二人の心情に沿って物語が進むので、相手の気持ちがよく分からず、右往左往するのは、当の本人たちだけ。読者は、「誤解だー」とか、「さっさとくっつけー」とか、ひたすら二人にエールを送りながら、この婚姻後恋愛を見守ることとなります。
    Q:お見合い婚にも初夜は必要ですか?…A:お見合い婚だからこそ、初夜は必要です!

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  2. 評価:4.000 4.0

    レビュー評価の違いは?

     ストーリーは同じ、どちらも50pt、違いはフルカラーか否かという程度なのに、先発の白黒版レビュー評価は3.3、後発のフルカラー版レビュー評価は3.7(今日現在)って、この微妙な違いは、いったいどこから?
     フルカラーにしたことが、評価アップに結び付いたとは考えていません。むしろ、細かな線が潰れてしまった印象で、白黒版のほうが、優悟のイケメン度も高くて、好みかな〜。
     では、何が違うのか…。多分、「優悟」の行動を理解した上でレビューしたかどうか、そのタイミングの違いだと思います。
     はっきり言って、物語序盤の優悟の印象は、最の悪!クズ男が、何を今更日和ってんだよー💢と、ヒロイン沙耶目線で、イラモヤMAX!当然、この時点でレビューしようもんなら、目も当てられないことに…。彼の事情、そして、沙耶への想いは、後半まで頑張って読まなければ、伝わりません。
     その点、後発のフルカラー版は、もうストーリーを知っているユーザーが再読して、冷静に?レビュー評価した可能性が高いと思います。斯く言う自分は、その一人。それでも、わざわざレビューを書き直す根性はなく、作者さんに失礼だったかなあと、ちょっと後悔していたので、この機会は渡りに船。途中のイラモヤを耐え抜いて、読み進めることをお勧めしたい作品の一つです。

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  3. 評価:4.000 4.0

    ゲスの極みクズ一家に、百倍返しを💢

     ヒロインの恵、伯父一家に虐げられて育ってきたという設定は、確かにシンデレラ。でも、洋の東西を問わず、親を亡くした身内の子どもを、無報酬で働かせつつ、飢えさせない程度に面倒をみるって、そんなに不思議じゃなかったのかも…。むしろ、口減らしと称して遊廓に売られなかっただけ、まだましだったりして?伯父一家のやりようを、ゲスの極みクズと思うのは、現代日本に生きているからであって、女性や子どもが、恵みたいな扱いを受けている国、まだまだこの地球上に少なくありません。
     シンデレラ繋がりでいくと、玲二さんが、恵を今の境遇から救い出す力をもっているようには思えない…。そりゃあ見目麗しいし、26歳で助教授なんて、確かに凄いけれど、教授が上にいる限り、ただの使いっぱ!それとも、生家は凄い大金持ちとか?彼が、本当に「王子さま」の役どころを果たせるかどうかは、回を追うごとに明らかになっていくのでしょう。
     さて、「髪は女の命」の時代ゆえに、卑屈になっている恵サン。大正モダンガールたちは、短髪で時代を席巻したんだぜぃ。いつの日か、ゲスの極みクズ一家に、正々堂々百倍返ししてくれることを信じて、続きを読みたいと思います。

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  4. 評価:4.000 4.0

    拗らせキャラを描かせたら、天下一品!

    ネタバレ レビューを表示する

     トレンディードラマぢゃないけれど、それなりにハイスペックなのに、恋愛感情拗らせちゃっている…そんなキャラを描かせたら天下一品、なべしほ先生による小粋な短編集です。
    表題作「汝、オレに愛を誓え」
    「終活」命の看護師知歩。天才オレ様外科医冬島高史の婚約者「松浦知歩」と同姓同名だったことから、高額報酬目当てに?1年間の契約結婚をすることになった!そこから、すったもんだが始まります。強い女を演じながらも、徐々に自分の本当の気持ちに気付いていく知歩、そしてオレ様高史のほうにも、どうしても結婚しなくてはいけなかった切ない理由が…。強がりの中に隠されていた、それぞれのピュアな想いが、胸を締めつけます。
    「プライベート・ヒロイン」
     表題作のヒロイン知歩とは一転、何やっても長続きしない、だめうーめんずの恵実花がヒロインです。正直、ヒロインとしてはイライラするかも?でも、挫折から自分探しに至る過程は、自分を見失いがちな女性たちへの応援歌とも言えそうです。それにしても、もつべきものは、イケメンハイスペの幼馴染かぁ…。
    「王様に捧ぐ薬指 番外編」
     東郷が綾華を「選んだ」理由を強化する作品。超短編だけれど、実はこれが一番好きかも…。もし、まだ「王様に捧ぐ薬指」を読んでいない方は、この後ぜひどうぞ♡

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  5. 評価:4.000 4.0

    ネガティブ魔女の初恋の行方は?

     人見知りで、魔女であるが故に自己肯定感低めの魔女セシリー。そんな彼女が、騎士団長のジークに恋をした!そこから始まる、何とも切なく?じれったい両片想い物語です。
     かの有名なお届け魔女物語の主人公の如く、本作の主人公セシリーも親元離れて魔女修行の日々。両親に愛されて育ってきたはずなのに、どうしてここまで「魔女」という出自に対して、ネガティブなんだろ?悪い魔女が出てくるお話を、読みすぎたからかな?惚れ薬を「人の心をねじ曲げる 最低最悪の薬」と評するあたりに、彼女の心の傷が感じられます。
     だからこそ、ジークが優しくすればするほど、喜びと同時に感じる深い哀しみ、その葛藤に苦しむセシリーの様子が、とてもよく表されていて、切なくなります。そこまで罪悪感を感じなくても、いーじゃん!って思うくらいに。(画が可愛いから、重ったくなり過ぎずよかった…)
     ん?でも、待てよ、ジークはどうなんだ、ジークは。騎士団長を務めるほどの人物が、おめおめと「惚れ薬」なんぞに、してやられますかねぇ。そこは、ジーク視点の次なる物語を待つとして、しばしセシリーの切ない片恋と、振り切った感アリのジークの溺愛を楽しむのが上策かと…。

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  6. 評価:4.000 4.0

    「花嫁は愛されぬ宿命を嘆く」だよね?

     重箱の隅を突っつく感じになって申し訳ないのですがが、この作品のタイトル、本当は「花嫁は愛されぬ宿命を嘆く」のはずですよね。配信されてから、それなりの時間が経っているのに、なぜ訂正されていないのでしょう。内容には影響がないから?(カラー版)を強調したかった?それにしても、大タイトルだけでなく、各話のタイトルも「花嫁は愛されぬ宿命を」になっているのは何故?!コピペ違いかな???
    (カラー版)を強調しただけあって、カラー具合はとても良いです。特に、ヒーローとヒロインの二人の瞳の色、透明感があって、表情を豊かに見せて、作品を深く美しく演出しています。
     それだけに、やっぱりタイトルミス(多分)は、もったいない。原題にこの訳を付けた訳者さんに対しても、失礼なのでは?何かの折に、ぜひ訂正していただけることを期待しています。

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  7. 評価:4.000 4.0

    極端令嬢vs極端公爵 婚前夫婦漫才

     ん?これは、女性漫画ジャンル?…少女漫画かとも思えるほどの極端な人物設定、好きか嫌いか、大きく好みが分かれるかもしれません。
     見ようによっては、ヒロインティアナの超絶ポジティブ思考を、「気持ち悪い」「主体性がない」「プライドがない」と、否定的に考える人もいそうです。妹にあれだけ振り回されても許せるなんて、思考の転換にもほどがある!でも、それが「ティアナ」の良さなんだろうな…なぜ彼女が、あれほどまでのポジティブ思考でいられるのか、徐々に明らかになるにつれて、ヒロインとしての魅力も増していきます。
     ヒーローヴァレッドの「女性像」は、ヒロインとは真逆で、類型的。彼女に「落ちる」のは時間の問題で、二人一緒の場面では、もれなく?ティアナとヴァレッドの夫婦漫才を楽しめます。
     それにしても妹のローゼ、公爵夫人になるチャンスを蹴るなんて、馬鹿なことしたねー。ま、再登場必至なので、ティアナには、ぜひポジティブに闘っていただきましょう。
    「極端」を許容できれば、とても面白い作品です。もう少し無料分が増えればいいなあと、願いを込めて星4で。

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  8. 評価:4.000 4.0

    みんな違って、みんないい

    「みんな違って、みんないい」金子みすゞ氏の作品が、特に好きというわけではないけれど、このフレーズは好き。自分のことも、肯定してもらえているような気になるから。
     それは、出産に関しても同じ。産むも、産まないも、産めないも、人それぞれ。それが、選択したことであっても、選択させられたことであっても…みんな違って、みんないいと思う。
     母親が何歳であれ、最終的に産むことを選択し、この星に新しい生命を送り出すって、素晴らしいこと。医学の進歩で、受精〜着床までは人為的に行うことができても、出産そのものは、まだまだ女性だけに託されている。どんな条件下であれ、一人の女性が決心し、命をかけて出産に臨み、新しい別の命を送り出しているという事実を、もっと大切にしてもよいのではないか。
     出産後の女性の働き方については、ネガティブに表現されているものが多いが、個人的には、以前と比べれば格段に条件が良くなっていると考える。それは、過去の働くママとパパたちが、少しずつ少しずつ社会の「常識」を変え、意識を変えてきたことの積み重ね。ならば、これからもっと出産・子育て環境のよい未来がやってくると信じたい。
     大切なのは、声をあげること。この作品を読んで、共感、肯定、否定、やっかみ、嫉妬、どんな感想をもってもいいと思う。そのリアルな声が、誰かの目に留まり、社会を少しずつ変える波になっていくと信じているから。

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  9. 評価:4.000 4.0

    リベンジ最優先でお願いします

     タグはまだないけれど、多分異世界転生ファンタジーなんだろうなぁ…ただし、転生してきた(聖女)セリカは、自己中で、傲慢で、キレやすくて、ただただはた迷惑な存在。召喚されたっていうより、現実世界から追放されたんじゃないの?って思うくらい、見事な悪聖女っぷりです。
     こちらの世界では、実は何人も「異世界人」が存在していて、それぞれ何かの能力に秀でているって設定が面白い。まるで、ウルトラマン?スーパーマン?でも、ヒロインのミネルバも、何かの能力をもっているようで、それは今後明らかになっていくのかな。
     一方、ヒーローのグレイリング帝国皇弟ルーファスは、体の弱い兄の立場を護るため、目立たぬように、隙を見せないように、利用されないようにと、漆黒の騎士として人を愛することを禁じられてきました。だから、恋に対する免疫がなかったのかな?ミネルバに会うなり、一発ふぉ〜りんらぶです。相手がセリカじゃなくて、取り敢えずよかった〜💦
     みんなで力を合わせて、セリカの陰謀に立ち向かう関係上、どうしても登場人物が多くなるのが玉に瑕ですが、とにかく、できるだけ早くセリカの高慢ちきな鼻をへし折ってほしい…自分としては、珍しく「溺愛」よりも「リベンジ」に目が向きそうな作品です。

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  10. 評価:4.000 4.0

    ハッピーエンドを信じて読むしかない!

     なんか、ものすごいお話が始まりました。異世界転生でもなく、タイムリープ回帰でもなく、魂入れ替わり?それも、ヒロインと悪女の?婚約したばかり?こりゃ、アドバンテージ大きすぎです。まあ、結婚した後ではなかっただけ、よしとするべきでしょうか…。
     (悪女)ベルナデッタは、確かに真性の悪女ですが、もし彼女を取り巻く環境が、もう少し違ったものだったら、案外まともで優秀な皇太子妃候補になれたのではないでしょうか。それほど、彼女にかけられた「期待」は、過酷で冷たいものでした。魂の入れ替わりを考え、提案できたほどの頭脳の持ち主です。彼女の悪女っぷりが、際立てば際立つほど、哀れに思えてなりません。
     この手のお話につきもののジレジレ感は、他の作品よりやや多め、(悪女)マリアを筆頭に、(ヒロイン)ベルナデッタの足を引っ張る輩が、次から次へと登場するので、読み進めるのに結構忍耐を必要とされます。ただ、ヒーローのヘンリーをはじめ、少しずつ(ヒロイン)ベルナデッタを見直す人々も増えているので、タイトル「返り咲くまで」を信じて、読み続けようと思います。
     ところで、最後のハッピーエンドは信じているものの、ラストでヘンリーの隣にいるのは、元どおりマリアの体なのか、それとも中の人はマリアのベルナデッタなのか…ものすご〜く気になりますねぇ…。

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全ての内容:★★★★☆ 21 - 30件目/全202件

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