Mayayaさんの投稿一覧

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作品レビュー
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231 - 240件目/全247件

  1. 評価:5.000 5.0

    希望が託されたお伽噺

     セカンド・バースデイもしくはターニングポイント。勇輝にとっては、佐渡に立ち向かったあの日あの時間のあの瞬間。では、自分自身のセカンド・バースデイはいつだったろう…? ふと、そんなことを思いました。
     本音を言うと、1回立ち向かったくらいじゃ、イジメはそうそうなくならない、これが現実です。職場だって、室伏さんのような良い先輩ばかりではない。けれども、勇輝は、勇輝の方法で生き抜いた、そのことに意味があるのではないでしょうか。
     5話完結のお伽噺、それでも、このお話のあちらこちらに真実と希望が散りばめられています。勇輝のような思いをする子を生み出さない、勇輝のように立ち上がろうとする子に手を差し伸べる、それは、大人の責任。綺麗事ですが、そんな大人でありたいと思わせてくれた作品、勿論おすすめです。

    • 6
  2. 評価:5.000 5.0

    ハーレクイン風傲慢社長で始まって…

     ヒーロー(多分)斗真は、ヒロインまどかのことを「お前」呼ばわりするほど傲慢な印象。 そんなもんだから、まどかが「心はあなたに捧げない」って言いたくなるのもうなずける。でも、さしたるメリットもなさそうなのに「子ども」にこだわったり、まだ正式に結婚もしていないのに子づくりを始めようとしたり…この男、絶対に何か隠してる! 勝手にハーレクインというつもりはありませんが、病気の父親を支えながら会社のために便宜結婚しようとする健気なヒロインと、実は素直に気持ちを認められないイケメン傲慢CEOモノの香りがぷんぷん感じられるのは、私だけでしょうか。(ハーレクイン、大好物です!)
     ラブいシーンの描き方はまだまだソフトですが、TLジャンルで多く作品を描いている秋月先生の女性漫画です。これから大いに期待しています。

    • 38
  3. 評価:5.000 5.0

    心から応援したくなる2人

     優しくて、面倒見がよくて、Theおねーちゃん気質の高校2年生美幌と、甘え上手なくせに時々見せる男の表情がたまらない一つ年下宮尾君との高校生ピュアラブ決定版! ひと言で言い表すなら、さわやか・かわいい・いやされる、の三拍子揃った、小学生からシニア世代まで安心して読むことができる守備範囲の広い作品です。ひろちひろ先生にとって初連載だったようで、作者さん同様主役の2人の初々しいこと初々しいこと、見ているだけでニヤニヤが止まりません! 最近は「今ドキのこーこーせー、男女交際ここまでやっちゃうの?」てな話が多い中、こちらはどこまでも安心して読めるし、小学生にも胸を張ってオススメできちゃいます。昭和テイストの心から応援したくなる2人の恋物語、こんな高校生活送ってみたかったと追体験しながら、美幌と智英になりきって楽しんでみませんか?

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    悪し妻の真の姿

     北条政子、日野富子、コンスタンツェ…悪妻、恐妻と伝えられる妻たちは、その時々を精一杯生きていただけなのに、歴史上、悪妻としておいた方が都合がよかった…という話、このお話のヒロイン水松女の境遇を知るにつけ、十分あり得ると思ってしまいます。大海とむ先生の作品では、ヒーローの方に能力があることが多いのですが、今回は久しぶりにヒロインに能力がありそう…(魔女媚のココちゃん以来?)まだ、その力を十分に発揮するまでには至っていませんが、この先、ストーリー展開に大きく関わってきそうで、ワクワクしながら読んでいます。ヒーローの吉次郎サマは、これまた珍しく裏表がなく、ヒミツもなく、とても誠実で、「水松女、逃すな〜っ」って言いたくなるようなお方。大海作品では、貴重な存在です。
     1話分が100ポイントで不誠実というレビューが散見されますが、コミックスに換算するとほぼ正当な評価なのでは? 出版業界と電子書籍業界は互いを潰し合ってはならないと思います。ポイントのせいで、この作品が正当に評価されないのであれば、こんな残念なことはありません。

    • 1
  5. 評価:5.000 5.0

    13の花束のような物語

     みつきかこ先生の同級生モノで、日英ハーフの世界的な学生起業家と、ごく普通の花屋の看板娘が繰り広げる花束のような物語です。「ラブファントム」の慧さんも「あい・ひめ」の仁兄も家庭的に恵まれず、ヒロインたちと出会う前は、かなり女性関係でヤンチャぶりを発揮していたようですが、この龍クンも然り!でも、雪乃と出逢って、雪乃一筋になるところが、他の作品同様たまりません!!
     花言葉をモチーフに編まれた13の物語は、さしずめヒロイン雪乃の心の有り様を表しているようで、特に「サギソウ」は心が震えます。最終話だけが「The Harvest」花の名前が付けられていません。2人が迎えた「収穫」のとき。何を得たのかは、ぜひ作品を読んで確かめてみてください。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    ダブルエッジの意味するもの

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     タイトル「ダブルエッジ」の意味。それは、地球上の男全てが滅びてしまえばいいと思う反面、普通の女子高生のように恋がしたいと願う謡の心そのものを表しているのではないでしょうか。手を伸ばしたくても伸ばしきれない、そんな苦しみを抱えた一人の少女の再生物語です。
     どんな形でも暴力は許されない…このお話を読むと、本当にそう思います。14歳で男に襲われた経験から、男性恐怖症になってしまった謡は、傷付いた心と記憶を抱えて、この先も生きていかなければならないのでしょう。噂だけが独り歩きして、一家で引っ越しせざるを得なかった謡一家の当時の苦しみは、SNSの情報に振り回されがちな私たちにとって、決して他人事ではないような気がします。
     謡にとって幸いだったのは、それでも、家族が味方になってくれたこと、血の繋がらない弟修平が(当時の謡は知りません)ずっとそばにいて、守り続けてくれたこと、そして、彼女自身、芯の強い心の持ち主だったことです。そんな謡だからこそ、とのさんを見つけ、とのさんに向かって一歩を踏み出すことができたのでしょう。
     初期には、とのさんの元カノなども登場して、多少波風が立ったものの、基本的には3歩進んで2歩下がる謡を、とのさんが我慢強く、あたたか〜く、大きな愛で包みながら、4年間+2年間待ち続けるお話です。現実の男でそんなに待てる男いるかぁ〜?と思わないわけではありませんが、ま、夢を見させてくださいな。
     3歩進んで2歩下がる2人の関係は、読者をヤキモキさせるかもしれませんが、それだけ謡の心の傷が深いということ。一進一退を繰り返しながら、それでも好きになった人に向かって歩み続ける謡の姿は、応援したくなるし、きっと共感できると思います。とのさんが作ったギターが、謡を守っていたこと、このギターが10年前から2人を結び付けていたことのエピソードに至っては、もう奇跡としか言いようがない!少女漫画よ、ありがとう。
     個人的には、修平絡みのエピソードが推しです。修平の謡への思いが切なくて切なくて、謡が2人いればよかったのに…と思ってしまうほどでした。せめてすみれさんが、セカンドベストではないことを願っています。
     ところで、素直な疑問を1つ。年齢不詳のとのさんですが、結婚後、謡はとのさんを何と呼ぶのでしょうね???

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  7. 評価:5.000 5.0

    カラーもよいけれど…

     モノクロで読み始めて、カラーで完結し、また、モノクロに戻ってきました。結論=カラーも悪くないけれど、やっぱり白と黒の線は特別!です。白黒という制約があるからこそ、表せる繊細さもあるのです。青島くんがいじわるなのは最初のほうだけで、(それも、ただ掴みどころがないというだけ)どこが意地悪なのか?と思うほど、タイトルとは真逆の甘甘な物語、白黒でも健在です!

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  8. 評価:5.000 5.0

    彩雲国版男女雇用機会均等法お仕事物語

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     ロマンティック?ミステリー?ファンタジー?サスペンス?ファミリー?コメディー?オカルト?シリアス?アクション? そのどれにも属さない、けれども、全ての要素を内包した、社会進出を目指す女性のための男女雇用機会均等法お受験物語です。(エロティックだけはナシですが…。)
     ネタバレすると、原作は読者にとってかなり厳しい結末です。それだけに、このコミックス版の何と明るく、何と希望に満ちていることか…。「余はそなた以外、誰も妃に迎えない」と、秀麗に繰り返す劉輝。秀麗を護るため、共に茶州に旅立つ静蘭。どっちを向いてもいい男だらけで、秀麗と結ばれるのはどっち?誰?と、妄想して楽しめるのは、ココだけの話です。
     架空の世界なのですが、なかなか女性に門戸が開かないのは、どこぞの国と同じ。差別に屈することなく、夢に向かって邁進する秀麗を、きっと応援したくなるはずです。

    • 1
  9. 評価:5.000 5.0

    恋愛拗らせ女子の成長物語

    「ない嫁」シリーズでは、主役たちの顔の造作が好みではなく、ほとんど心を動かされなかったのですが、何故かこちらはどストライク! 1位お金、2位仕事、3位なしが座右の銘の自虐ネタデパート、拗らせ女子の宇田川咲子サンのオモかわいさにどハマりしました。誰もが彼氏にしたい出来過ぎ男・紺野クンの影響で、どんどん可愛ゆくなっていく様子がたまりません! 隠れ拗らせ女子に勇気を与えてくれるこのお話、昭和テイストのひとりボケツッコミが大好きな方には、特にお勧めです。

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  10. 評価:5.000 5.0

    もしかして令和版「あしながおじさん」?

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     試し読みで「ん?この画の感じ、どこかで見たことが…。」で、作者さんを確かめたら、「国民的アイドルが〜」のただ先生でした。「国民的アイドルが〜」も読み進めるうちに面白くなっていったので、これからへの期待を上乗せして、星5です。
     ヒロインの実来が施設で育っていること、わけもなく(ないわけでもないが)いじめにあっていること、菅野先生には別の顔があること、実来と菅野先生が、実は昔出会っているかも?なこと…等々、そこかしこに、あの名作っぽさが…。レビュータイトルのとおり、内容は多分に「あしながおじさん」もしくは「キャンディ♡キャンディ」臭がしています。
    「令和版あしながおじさん」なら、きっと結末もハッピーなはず。期待を込めて、読み進めていきたいと思います。

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