Mayayaさんの投稿一覧

レビュアーランキング 3位

作品レビュー
投稿 1,095件 / いいね獲得 9,132件
話コメント
投稿 3,237件 / いいね獲得 1,946件
  • 新着順
  • 全ての内容
  • ★4だけ見る
並び順
ネタバレ
その他条件
評価
検索条件変更変更しないで閉じる

11 - 20件目/全202件

  1. 評価:4.000 4.0

    紺子よ、イタすぎるぞ…

    「陳列棚に並んだこともない干物」←希少性爆上がり間違いなしの一点レアもの候補
    「マンモ挟めないわたしの胸」←将来的な型崩れの心配がなく、肩凝りの原因にもなりにくい
     紺子のこの自己肯定感の低さは、なんなんでしょう…一生懸命頑張っている割には、周囲に認められず、微妙にイタい女性をヒロインに据えた、白石さよ先生の意識改革生き直し物語です。
     あの赤門を有する最難関国立大卒の学歴をもつ、高身長なスレンダー美人とくれば、うん、確かに高嶺の花。多分、ちょっとは遠巻きにしたくなる。でも、人柄や親しみやすさ、そして、仕事の仕方で、相手の接し方は変わってくるよ。柔軟性、機動性に乏しい今の紺子の下では、正直モチベーション下がりそう(笑)
     でもこれ、紺子の育ち方を知れば、仕方がないとも思う。人の心の機微を学ぶ時間を与えられず、自己有用感も育てられず、ただ「正答」を証明することのみ求められた紺子の子ども時代…にも関わらず、これだけ感情豊かな(脳内限定ですが)女性に成長できたのは、やはり紺子自身の資質が優れているからじゃないかな。
     さあ、紺子よ、遅すぎた感はあるけれど、まだまだ手遅れではない!昨日の敵は今日の友(恋人?)、怜ニだって力を貸してくれる?!(多分)。たくさんの「人」に揉まれて、今こそイイ女に育ち直しだ!!

    • 15
  2. 評価:4.000 4.0

    イケメンと美女が多すぎて…

     まさに華流ドラマ漫画版!って感じで、無駄にイケメンと美女が大渋滞!男子は多少髪色が違うだけで、顔はそっくり、日本人には読めない漢字や生まれた順に漢数字+兄を使っていて、気を抜くと誰が誰だか分からなく…💦女子はもっと酷くて、これまた髪型がちょっと違うだけで、顔はほとんど同じ、名前は漢字+姫(妃)の2文字のみ!これで、登場人物を見分けろっていうんだから、作者のお国の皆さん、どんだけ賢いの?自信をもって見分けられる登場人物が、ヒロイン?の茶々と、百歩譲って将来婚約者になる慕容贏(えいにぃ)くらいかなぁ…。
     そんな登場人物たちが繰り広げるのが、茶々を巡るゆる〜い物語(時々、陰謀)。序盤は、神出鬼没のやりたい放題、この娘っこは何だぁ?という感じでしたが、茶々母娘を冷宮に追いやった事件が解決する中盤あたりから、よく言えば溺愛オンパレード、きつい言い方をすれば、だらだらとお話が続きます。
     それでも、何となく読み続けてしまうのは、やはり茶々と父皇帝のボケつっこみを見て、ニマニマしてしまうせいでしょうか。登場人物たちが単純なので、深みが足りない反面、肩肘張らずに読むことができます。ハマる人には、ハマるかも?!

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    エッセンシャルワーカーのすすかぶり

     ホワイトカラー、ブルーカラー、肉体労働者、知的労働者、3K、etc…職業に貴賎はないといいながら、「差別」する用語はいくらでもある。「すすかぶり」を蔑むこの「黒蝶」の村だけが、決して異様で特別なわけではない。コロナ禍でも、エッセンシャルワーカーと呼ばれる人々が、最前線で社会を支えてくれたおかげで、文化的且つ快適な生活を維持できたことは、記憶に新しいはずである。
     この物語での宵と夜光は、まさにエッセンシャルワーカー。宵が集めた黒蝶を、夜光が祓うことによって、村の平安が維持されているのだから、夜光だけでなく宵も「生き神様」として大事にされてもおかしくないのに、何故「すすかぶり」と蔑まれ続けるのか…女神の「すすかね」が、関係しているんだろうなぁ…。
     そもそも自分に降りかかるはずだった災い(黒蝶)を、生き神に祓って貰い、安寧を得ようとするこの村のシステムこそポンコツ。苦労知らずばかりの、恩知らず集団に成り下がっている。この村が、いつか破綻することを願ってしまう自分、相当根性悪…。
     灰被りのシンデレラは、王子様が迎えに来て幸せになったようだが、煤被りの宵の幸せはこれから。せめて漫画の中でくらい、健気で良い子が報われてほしいと願うのは、甘すぎだろうか。

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    この拗れ婚の元凶は、怜士、お前じゃろ💢

    霧崎陽菜…初恋の相手で婚約者でもある怜士が、他の女性と出歩く姿に傷つき、嫌いになることを決意。保育士として自立の目処がたった今、怜士との婚約破棄を望んでいる…。
    麻生怜士…陽菜について伝え聞いた話から、彼女の気持ちを誤解し、本当は好きだったのに、彼女を避けるようになる。にも関わらず、家同士の事情をもち出して、婚約を続けようとする…。
     と、さらっと事情をなぞっただけでも、しょーもないことですれ違って、拗れて、もたついている、24歳の若い二人です。でも、どちらかというとヘタレの怜士クンに、より原因がありそうだよね。
     そもそも、幼い頃からずっとその人となりを見て、好きになった相手でしょ?「結婚するまでは遊びたい」なんて、高校生の陽菜が、普通に言うと思った?百歩譲って事実だったとしても、婚約しているのに、他の女と遊び回る?せめて、婚約破棄してからにしようよ。そのくせ実は、誰とも付き合っていなくて、ずっと陽菜のことが好きだったって?う“〜、調子のいいこと、言ってんじゃねーよ!それじゃ、陽菜にも相手の女の子たちにも失礼でしょ💢
     陽菜にしてみれば、今更そんなことを言われてもってところでしょうが、怜士クンには、このツケをしっかり払っていただきましょう。「嫌い嫌いも好きのうち」って言葉、多分、陽菜にも当てはまると思うよ〜。

    • 5
  5. 評価:4.000 4.0

    本当に終わり?ローズモンドの執念

    ネタバレ レビューを表示する

     不倫とか略奪とか、とにかくドロ沼モノは苦手。だから、タイトルとあらすじ紹介で、どのタイプか大体見当をつけ、取捨選択して読んでいます。その傾向からいくと、普通ならこの「復讐の皇后」は、読まないタイプのお話。にも関わらず読んでしまったのは、大量無料話だったことと、画がフルカラーで美しかったこと、そして、どうやらハッピーエンドらしいということが、その理由。
     読破しての素直な感想は…う〜ん、読むのにやっぱり、エネルギー使った。確かにパトリツィアとペトロニアは、最終的にハッピーエンドを迎えたことになるんだけれど、そこに至るまでが、あまりにも不毛。逆行前も逆行後も、幸せになった登場人物はごく僅かで、みんな残念な結末を迎えている。まあ、復讐モンだから仕方ないか…。
     それにしても、ロースモンドの悪女っぷりは、徹底してた。意味不の気持ち悪い悪女ではなくて、悪女になるしかなかった哀しい身の上の悪女。にも関わらず、同情できなかったのは、やっぱり彼女が、完全無欠の正真正銘悪女だったから?
     だからあの執念なら、ローズモンド、再逆行して、再び「皇后」の地位を手に入れようと画策しそう…つい、その可能性を考えてしまいます。逆行は、不正や不条理を糺すためにのみ実行されてほしいと願いつつ、本当に終わり?と思わされる、悪女ローズモンドの存在感でした。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    レビュー評価は、半分以上読んでから

     お疲れ社畜女子が、「聖女」として異世界に転生したものの、この聖女セナ、燃え尽き症候群の果ての、引きこもり女子になってしまっていた…!という初期設定、う〜ん、斬新ちゃあ斬新か…。
     とにかく序盤のセナさん、見事なほどのネガティブ引きこもりっぷり!存在を肯定されず、常に挫折感を味わいながら生きてきたであろう人間の姿の一例を、デフォルメを交えつつ、結構リアルに表しています。ヒロインとして、あり得なーいっ💢ってくらいの、ダメっぷりです。
     それに対し、ヒーローのミハイルは、セナの気持ちに全く寄り添おうとしない、ド根性至上主義の陽キャ男。これはこれで、腹が立つ。
     こんな二人の噛み合わないやり取りが続くものだから、前半はイライラMAX、この時点でレビューを書こうもんなら、そりゃあ、ヒロインセナに対する炎上必至だろうな…。
     それだけに、ミハイルが自分の過ちに気付き、セナに寄り添おうと行動を改めてからのセナの変化には、目を見張るものがあります。某学習塾のCMではないけれど、やる気スイッチの入った子は、みんなYDKだったみたいな…?自主性と自己有用感って、大事。
     この作品、読み進めるにつれて面白くなっていくので、大量無料分があるうちに、読んでみてほしいお話の一つです。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    鉄仮面ローガン様の笑顔が見たい

     ローガン様、いまだにソフィアのことを想っているていう体だけれど、多分、それ、違うと思う。だって、毎話毎話、何か言いたげなローガン様の、匂わせで意味深なコマが…。でも、その「ひと言」が言えないのは、なぜ?…ってぇ、ヒロイン、あんたのせいでしょ💢愛されていなくても、愛している人と結婚したいって言っていた割には、全然覚悟ができていなかったじゃん💢運良く?想い人と結婚できたんだから、ここからの努力次第だったんだよ💢たとえ愛されていなくても、一生懸命愛を贈れば、尊重し合える夫婦にはなれたはず…だって、ローガンって、そういう誠実な人なんでしょ?
     と、ひとしきりグダめいてみました。一見、拗らせているのは、無愛想に見えるローガンのようですが、実はその元凶は、ヒロインのほう。でも、ずっと片想いだったし、姉ソフィアに対して劣等感ももっていたから、仕方ないんだろうな…。
     そもそも、ローガンとソフィアの婚約破棄自体、超怪しい。たかが伯爵令嬢がいきなり王太子妃候補って、身分違い過ぎて、変じゃない?ローガンの本心と同様、婚約騒動の顛末にも興味津々です。
     全ての誤解と拗らせが解けるまで、まだまだ紆余曲折がありそう…無表情鉄仮面ローガン様の優しい笑顔、早く見たいものです。

    • 3
  8. 評価:4.000 4.0

    「私」は誰でしょう?

     この物語にまつわる一番の関心事は、多分、タイトルの「私を捨ててください」の「私」とは、いったい誰を指すのかということ。大方の予想は、ヒロインのカレナことアデルだろうけれど、死から回帰し、妖精の力も得ている彼女、今のところ「捨てて」ほしい理由は、あまり見当たらない。
     アデルとヘクシオン含む3人の男たち(ジン、クァルン)との恋の鞘当ても興味深いけれど、やっぱり一番の関心事は、カロット病の起源と石碑の謎解き、そしてそこに、アデルとへクシオンがどう関わっているのかについてでしょう。フッセンライトはん、まあ、面倒くさい宿題を、残してくれちゃってますわな〜。妖精たちも出てきますが、正直こ奴らも面倒くさくって、あまり可愛くない。ただ、本来妖精の本質って、そんなモンらしいよね。フェアリーゴッドマザーみたいなほうが、珍しい?
     さて、「私を捨ててください」の「私」の本命は、アデル?、対抗はヘクシオン?(大公だけに…寒っ)、穴馬としてフッセンライト?、大穴は…う〜ん、まだまだ読めません。もし、このとっ散らかった状態を、タイトルを含めて全て回収できたとしたら、作者様はプロットの天才!そのときは、レビュー評価を改めることになるかもしれません。

    • 2
  9. 評価:4.000 4.0

    奇天烈過ぎてクセになる

     このお話、絶対好きか嫌いか、好みがはっきり分かれるやつ。そして、早めにレビュー書くと、多分、評価が低くなるタイプ。韓流か華流かよく分かんないけれど、設定が奇天烈過ぎて、その世界観を理解?するまでに、ちょっと時間を要するかもです。
     だって、天界の話で天人だよ?これって、ユーラシア大陸では、当たり前の感覚?発現か何かよう知らんけど、いきなり「楽に乗りたまえ〜」だよ?韓流&華流時代劇風の映像が、つい頭に浮かんでしまった自分、ドラマの視過ぎです。
     それにしても、天人=神様風に扱っているけれど、その割にはみんな人間並の低い精神レベル。噂話、差別、八つ当たり、etc etc…天界人が聞いて呆れるわ。
     そんな中で、ヒロイン晩斐丹の頑張りには、好感がもてます。決して突出しているわけではないけれど、誠実かつ臨機応変に物事に対処できるしなやかさこそ、現代の天后に必要なんじゃないの?
     公務員の資格取得を目指す斐丹だけれど、弦の正体が天帝って分かっても、天后の地位に興味がもてないのかな。くっつくフラグはいっぱい立っているし、いずれ相思相愛になりそうだけれど、ラスボス天太后サマも控えていて、まだまだ紆余曲折がありそうです。噛めば噛むほど味わい深くなる、スルメのようなこのお話、読めば読むほどハマっていきますよ〜。

    • 1
  10. 評価:4.000 4.0

    元クズのままでお願いします

     ヒーロー駆はクズ設定だけれど、村崎先生の爽やかで可愛らしい画の威力もあって、あまりクズには見えない。そもそも、真性のクズとは違うしね。
     真性のクズって、彼女がいながら、他の女の子ともイタしているようなクズ男のこと。具体的に実名で挙げるとすれば、川上ちひろ先生のあの漫画の男主人公「速人」のような…ありゃあ、例えヒロインが許しても、私は許さない。自分的に、少女漫画史上、キングオブクズが、速人です。
     少なくとも、駆は今宵と付き合うと宣言してからは、今宵ひと筋。その代わり、クズ男時代に身に付けた技を、今宵専門で発揮しているし…あれじゃあ、恋愛初心者の今宵に、勝ち目があるわけないよね。
     なぜ駆が、クズ行動をとるようになったのか、なぜ今宵だったのかは、話が進むにつれ、だんだんと解き明かされていきます。それにしても、やっぱり駆、真性クズではないよなぁ。だから作品タイトルは、「元クズな彼氏は甘く噛みつく」のほうが、適切な気がします…って、まさかまさかの駆クン、この後「速人」のような、来る者拒まずの真性クズに、逆戻りしちゃったりしないよね?!

    • 1
全ての内容:★★★★☆ 11 - 20件目/全202件

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています