Mayayaさんの投稿一覧

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作品レビュー
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11 - 20件目/全127件

  1. 評価:3.000 3.0

    どっちつかずだなぁ…

     舞台は中華風の架空の国、そこへ高校生の藤七が、七公主として転生してしまった(それも、テスト中に!)という、どこかで聞いたことのあるような設定のお話。これが、どうにも中途半端なんだよなぁ…。
     まず、七七の人物設定。表面上は5歳だけれど、中身は高校生だから、もう少し10代っぽい思考、させられなかったかな?心の声がまんま5歳児で、転生設定にした意味があまりないような気がする。
     嫌われ皇女設定も、疑問。スタート時こそ嫌われて(というよりも、見向きもされずに)いたけれど、すぐに懐に入ったわけでしょ?「嫌われ皇女として生き延びる」って感じじゃ、ないんだよなぁ。まあ、ヒリヒリする流れよりは、お気楽でいいけどサ。
     主要男子キャラは、ほとんどが暴君皇帝の血縁だから、ツンデレというか俺様タイプが多くて、あまり見分けがつかない。でも、もっと酷いのは女子キャラ。まともなのは、七七と三公主だけで、ほかはクィーンオブモブ、性格に難ありです。さすが、男性向け原作という設定だけあるわ…。
     いろいろどっちつかず感はあるけれど、それでもここまで読んできた。文句つけつつ、それなりに面白いことは否めないなぁ…。

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  2. 評価:3.000 3.0

    わちゃわちゃ感いっぱいの華流ファンタジー

     クールな子持ち親王とやんちゃな王妃の恋?!華流ドラマって、女も男も、無駄に登場人物が美しいのよねー。この作品も然り。そしてストーリーのほうも、いかにも華流って感じの、わちゃわちゃ感いっぱいです。うっかりとばして読もうものなら、話が見えなくなる。真面目に読んでいても、似たような顔の登場人物と漢字の多さと奇天烈な設定で、やっぱり狐につままれたような気になる。う〜ん、さすが華流ファンタジーだ…。
     まあ、ざっくりまとめると、縁起直しで占い師に勝手に決められたような?君令儀と平西王秦止の結婚だったけれど、実は、しっかりと結ばれる縁があったというわけですなー。私生児がいる割には、秦止が女性慣れしていなかった理由も、後々分かります。
     ただ、そこに辿り着くまでの、長いこと長いこと…「匂わせ」はあまりなく、最終局面で怒涛のように「事実」が判明していきます。そこまで頑張れるなら、読む価値はそれなりにあるかなー?

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  3. 評価:3.000 3.0

    後妻の尻に敷かれるバカ男親たちの話

     白雪姫やシンデレラのように、嫡出の娘にも関わらず、ヒロインが後妻やその連れ子に虐められるって話、山のようにあるけれど、どうしてそうなるのかよく分からない。それだけ男って、女(後妻)に弱いわけ?よくもまあ、自分の血を分けた娘が酷い目にあっても、気付かず?見て見ぬフリをして?あるいは一緒になって虐げる?バカ親になれたもんだ。貴族や王族って、血筋が全てだと思っていたけれど、これだけ実の娘より後妻の家族のほうを優遇するパターンの漫画が多いと、もう一度中世貴族史を調べ直す必要がありそうです。
     だからこのお話も、ヒロインアイネスに火傷の疵があるということ以外は、他のシンデレラものとあまり大差ない感じ。その火傷の件も、割と早い段階で周知・解決されるので、タイトルの「キズモノ令嬢」だけでは、あんまりストーリーを引っ張れないかなぁ。もちろん「キズモノ」には、火傷痕の他に、離婚して戸籍についたキズや、これまで虐げられてきた心の傷という意味も、含まれているとは思いますが…。
     画に関しては、好みが分かれるところ。でも、悪辣義理姉ラテニアの醜悪さを表現する上では、ぴったりハマっているとだけ申しておきましょう。

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  4. 評価:3.000 3.0

    人は見た目がすべて!ぢゃないよね?

     高田ちさき先生の原作で、森千紗先生の作画なら、間違いないと思って読み始めたけれど、2019年の作品のためか、ヒーロー、ヒロインをはじめ、当て馬、モブ女子、元カノ等、みーんな類型的な印象…ストーリー運びも大体予想がついて、安心ちゃあ安心、テンプレ化ちゃあテンプレ化で、う〜ん、ちょっと肩透かし感アリです。
     一番驚いたのは作画?何か線が雑な印象で、本当に森先生?と、ごめんなさい、ちょっと疑心暗鬼。どうしても「身ごもり政略結婚」の頃と比べてしまって、?????です。
     ストーリーは、地味女子の紗衣が、天瀬と恋をするために、自分磨きをするところから始まりますが、「告白して、この恋を実らせる」と決心した割には、本人がとった最も顕著な行動は、外見を変えること。以前だって、小ざっぱりとはしていたのに、そこで周囲の評価(特に男の)が変わるってことは、結局人は見た目ってこと?!天瀬は、紗衣が外見を変える前から、彼女の良さを理解していたから、セーフなんだけどね…。
     ただ、外見を変えたこと以外、紗衣の天瀬に対する姿勢は、やっぱり「待ち」が多かったので、ちょっと残念。恋愛初心者の地味女子設定とはいえ、もう少し外見以外でも頑張ってほしかったかな?

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  5. 評価:3.000 3.0

    華流ファンタジー時代絵巻(疲)

     霊族の生き残りで奴婢出身の霊止が、皇帝と手を携えて尊太后から皇権を取り戻し、二人幸せに暮らしましたとさ…な〜んて話を想像していたら、全然違ったーっ💦読んでで、読み疲れてしまう漫画って、一定数あるけれど、これ、その筆頭。日本の義務教育では習わない漢字ばっかりで、人間関係が複雑で、みんな似たような顔で、時間と場所をあっちっこっち行き来する華流時代劇風ファンタジーって、疲れないワケないでしょ!
     画は確かに美しいけれど、漫画っていうよりは劇画。彩色の工夫で、画に立体感が生まれ、何とも不思議な雰囲気を醸し出しています。美しくて、残酷で、予測がつかなくて…このお話の世界観にぴったりですわ。
     その上、美しい主人公たちの、腹の探り合い、足の引っ張り合いときたら…舌の根も乾かぬうちに、騙し、騙されで、いったい誰を信じていいのか、あるいは誰も信じられないのか…。百花繚乱どころか、魑魅魍魎の百鬼夜行って感じだよね、霊止も皇帝も尊太后も。
     あまりにも敵と味方が入り乱れて、入れ替わるので、全然スッキリしないし、正直読むのにエネルギーがいる。まだまだ、多くの血も流れそうだし(苦手)…あ〜、この先、どうしていこうかな…。

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  6. 評価:3.000 3.0

    「良薬は口に苦し」とはいうけれど…

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     俺様ヒーローが、自己肯定感低めヒロインをプロデュース(この場合はドレイ命令)して、身も心も強く美しく変身させるという王道ラブコメですが、う〜ん、漫画の世界だからうまくいくんだろうな、この場合。
     例えば、ヒカルはみのりのために、いろいろ命令を下しているんだけれど、一般的に見ればこれは、無理難題の使いっぱ、受け取り方によってはモラハラ?いじめ?だと思う。「良薬は口に苦し」とはいえ、「何の目的で」「どのような効果が得られるか」を理解させずに、ただただ理不尽な命令を聞かせるって、精神的DVだよね。
     15、6歳の男の子が、同い年の幼馴染の女の子のために考えたことだから、限界はある。でも、大人だってあれだけ無理難題させられたら、心が折れるぞ。そして絶対、優しいほう、楽なほうに目が向くぞ。例えば、和真くんのような…。
     だから、みのりが最後までヒカルから離れなかったのは、奇跡だと思うし、気持ちの強さも感じたけれど、反面、現実的ではないなぁと思ってしまいます。そしてヒカルよ、これ、上手くいったからハピエンであって、そうぢゃなかったら、目も当てられないところだったよ。
     恋を夢見る世代なら、こんなお話もOKですが、身も心も疲れ切った大人なら、ヒカルみたいな態度をとる子、願い下げだなぁ…。

    • 1
  7. 評価:3.000 3.0

    黄緑頭のキツネ目公女が邪魔だよね

     タイトルどおりヒロインフリスティンは、元恋人で現皇帝のジェラードからは復縁を迫られているし、皇妹クラレットからは命の恩人と慕われているしで、普通なら何も怖いものはないはず。
     でも、よほど革新的でない限り、皇帝と釣り合う身分は、低くても侯爵令嬢以上。さて、没落貴族のフリスティンの家門って、どのレベルなのかな?それからジェラードも、反乱を起こした上での、皇帝の地位奪還だから、まだまだその立場は盤石とはいえないし…。
     というわけで、フリスティンが勝ち組になるのは、かなり先のようです…っつーか、フリスティン、賢すぎて、自分の立場が分かりすぎて、闘う気ないでしょ💢ヒロインよ、それでいいんか?
     だって、黄緑くりんくりん頭でキツネ目性悪女のゲナント公女ターニャが皇后になったら、またこの国、傾くよ?皇女のクラレットでさえ尊重しないような女が、皇帝や領民を大切にすると思う?謙譲の美徳も大事だけれど、やっぱり、やるときはやらなくっちゃ!
     それぞれの人物の瞳が、細かく描き込まれていて、よくいえば格調高い、穿った見方をすれば、ちょっと古くさいで、多分好みがはっきり分かれる画だと思います。結構、モヤモヤが長引きそうかなぁ…。

    • 3
  8. 評価:3.000 3.0

    カタカナ言葉が多すぎて…

     メイア(モブ)、ラクハ(黒幕)、デルカイン(黒幕の弟)、アイーシャ(黒幕の妹)、キネス(男主人公で皇帝)、レイナ(女主人公)、テリトゥス(神?)、ポルトゥナ(??)、シャキルの花(タイトル)…う〜ん、ざっとこのくらいのカタカナと顔と名前を覚えておけば、何とかなるのかな?その中でも、序盤はメイアとラクハと双子による、意味不明のドタバタ劇だから、この4人の能力と関係性を理解すれば、楽しく読み進めることはできます。
     ただし、楽しさと面白さは別。面白く感じるためには、あまりにもいろいろな事情や秘密が伏せられすぎていて、戸惑いを感じる場面が、それなりに少なくありません。一番分かりにくいのは、ヒロインメイアが、結局何をしたいのか、どうしたいのか、明確な意思が感じられないこと。皇帝キネスに祝福を与えることで、自分が死を迎える結末を避けたい気持ちだけは伝わってくるんだけれど、じゃあ、具体的にどう頑張るんだいってな感じ。最初は、優柔不断流されヒロインでも構わないけれど、やっぱりヒロインにはそれなりの資質を期待しちゃうかな。
     面白さが、今一つ伝わらない異世界転生ファンタジー。もう少し、無料分が増えないかしらん?

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  9. 評価:3.000 3.0

    ちょっと盛り過ぎですかね…

     冷酷な権力者が、原作?1周目?とは異なって、なぜかヒロインを溺愛するという娘煩悩モノです。今作はそこに、ビヘルビル(味方)vsエノティス(敵)の二つの公爵家同士の対立という構造を軸に、神獣の話も加えて、かなりお腹いっぱいの様相を呈しています。
     それにしても、この手の話、だいたいヒロインが虐待されているところから始まるんだけれど、これ、何とかならないのかな。フィクションとはいえ、気分が盛り下がります。だからこそ「生存日記」なんてワードが、タイトルに入っているのかもしれませんが…。
     ヒロインリオネは生き延びるために、ビヘルビル公爵アイビルは、リオネの神力をエノティス公爵家への対抗手段とするために、お互いを利用し合うかたちで始まった親子関係ですが、そこから少しずつ親子の情が深まっていく様子は、自然な流れで唐突感なしです。アイビルも変に若すぎず、程よい渋さが魅力的かも?!
     神獣たちとの契約合戦や極悪エノティス公女との対決が、ストーリーの中心となっていきそうですが、そのうち、リオナの恋物語も始まりそう…。お相手は、よもやよもやの弟ジェリオン?う〜ん、やっぱりお腹いっぱいだ…。要素を盛り込み過ぎる以外に、先行類似作品とどう差別化するのか、少し様子を見てみたい作品です。

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  10. 評価:3.000 3.0

    中身が異なるレアケース?!

     転生ものにもいろいろあるけれど、主人公の現在の性と転生前の性とが一致しないケースは、結構珍しい。だからこの作品、セレティナがヒロインなんだけれど、ん?ヒロイン?ヒーロー?どっち?って感じることが、多々ある。まさに、漫画界のLGBTQ提言作品かも?ですね。
     魂がオルトゥスなので、セレティナがどんなに可愛い服を身に着けていても、美少女に見えないのが不思議。中性的っていうか、むしろアンドロイド?それを言ったら、セレティナ以外の登場人物も無機質な印象で、油断すると誰が誰だか分からなくなってしまう。うん、髪型の違いで人物を描き分けようとする少女漫画とは、また少し違う意味で、悩ましい問題かも…。
     少女漫画なら、最強の騎士となるセレティナの成長を見守って…となるのでしょうが、このヒロイン、気概だけは一丁前だけれど、なかなかすぐには、使い物になりそうにはありません。結構進みがゆっくりだし…。少年漫画の話のスピードって、案外こんな感じなのかな?
     当面は、セレティナがいつオルトゥスとしてカミングアウトするのか、あるいはしない道を選ぶのか、そのあたりが興味の対象。この中身が異なるレアケース、何だかんだ言っても、続きが気になります。

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全ての内容:★★★☆☆ 11 - 20件目/全127件

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