よろこびのうた

あらすじ

北陸の勝野市、田園地帯の集落で火葬場から老夫婦の焼死体が見つかる。警察は老老介護の末の心中と結論付ける。事件から半年後、東京で週刊誌記者をしている伊能は取材ため勝野市を訪れる。近隣住民の口は重く難航する取材のなか伊能は、地域の雑貨屋の駐車場に残る濃いタイヤ痕、焼死した夫婦が事件の半年前に車を買い替えたこと、挙動不審な小学生という三つの『不自然』に気付く。それは事件の深淵へ至る第一歩であった。

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よろこびのうた のスタッフレビュー

おーじ

現代社会の闇に紛れた夫婦愛の真相は? 感動必至の社会派サスペンス

悲しい事件の裏には、衝撃の真実が隠されていた!?

ある小さな集落で、ベートーベンの佳曲「歓びの歌」を大音量でカーステレオから流しながら、仲睦まじい老夫婦が焼身自殺を図るという事件が発生。妻が認知症と糖尿病を患い、夫がその介護をしていたという事実や、遺書があったことから、介護疲れによる心中という形で捜査は収束を迎えます。老老介護という現代社会の問題を反映した事件は、またたく間に世間に衝撃を与えることに…。その半年後、都内の新聞記者である主人公・伊能順一は、介護特集記事の取材のため、件の焼身自殺が起こった集落に向かいます。そこで、いくつかの不審点に気づいたことから、事件には隠された真実があると疑うようになり…? 謎を追う過程で、死んだ夫婦の過去に向き合っていくことになります。

夫婦愛とは? 死生観を問う内容に心が打たれる!

同じくベートーベンの作品がタイトルになっている前作『月光』(講談社)で一躍極光を浴びた新鋭漫画家・ウチヤマユージ先生が、さらなるスケールで描いたという本作。実際に日本で起こった事件をモチーフにしながら 、「老老介護」「焼身自殺」「虐待」「限界集落」「認知症」といった、思わず目を背けたくなるテーマに正面から向き合っています。

心が痛むムゴイ現実を突きつけられます。自殺を図った夫婦の胸の内を知ったとき、「自分ならどうしただろう?」とあなたも考えてしまうこと間違いなし。「最後に泣いてしまう」とも話題の社会派サスペンス、是非ご一読を!

2017/02/08 13:00

ユーザーレビュー

  1. 評価:5.000 5.0
    by 匿名希望

    22人の方が「参考になった」と投票しています。

    漫画でここまで泣くのは初めて

    ネタバレありのレビューです。表示する

    レビューを読んで泣ける話しだと解っていたんですが、止まらないほど涙が出るとは思いませんでした。
    老夫婦が最後を迎えるまでの時間を、何故?と思うくらい幸せそうに過ごしている様子に胸が締め付けられました。
    羨ましくなるくらいお互いを思いやっていて、私も夫とそんな関係を築いていきたいと思ったのと同時に、夫がこの世から居なくなってしまうことを想像してしまったら、悲しくて悲しくて涙が出ました。
    老夫婦にとっては最高の結末だったのかもしれませんが、自分達に置き換えて想像したらとてつもなく寂しい気持ちになりました。
    夫を幸せにしてあげたいなぁという気持ちになります。

  2. 評価:5.000 5.0
    by 匿名希望

    7人の方が「参考になった」と投票しています。

    複雑な気分

    ネタバレありのレビューです。表示する

    実際、つれあいが認知症になったり、自由がきかない状態になったとき、相手を愛しているけど、介護してる自分の心、体調が弱くなったときはつらいだろうな…とおもいます。
    それに対して、旦那さんは自分の身体の辛さよりも妻を案じ、献身的でとても愛がある人だと思いました。
    正直、罪を犯したなら、妻が自由がきかない身体といえど、生きてるうちに少しでも償ったほうが正しいと思いますが、実際こういう状況になったら、何が正解かなんてわからないよな、と考えされられました。
    夫婦の愛、というよりは今の社会を考えるためのマンガって気がします。

  3. 評価:5.000 5.0
    by 匿名希望

    38人の方が「参考になった」と投票しています。

    ネタバレありのレビューです。表示する

    2005年に北陸のとある県で実際に起こった事件をもとにした作品です。

    老夫婦がとても優しそうで可愛らしく、穏やかな暮らしをしていたんだなぁと言う様子がうかがえます。なので、読み進めていくうちに怒りと切なさが込み上げていました。

    小さな集落で起きた出来事を、なんとか口裏を合わせてなかったことにしようとする協力的な町の人たちと、おじいちゃんの気持ち、そして自責の念に駆られるおばあちゃんの気持ちを考えると、虐待していたあの父親さえいなければこんなことにはならなかったのに…と思ってしまうのです。
    自分の親を殺されたにも関わらず、咄嗟に出た言葉が「ありがとうございます」と言う男の子に対しても、なんとも言えない気持ちになります。
    最終話まで全部読み終えて、改めてこの作品のタイトル、そして表紙を見ると…もう、胸がしめつけられるほどに苦しくなります。
    読んでいるときよりも、読み終わったあとにふと作品の内容を思い出した時とか、主人の手を握って眠ったり…そんな時に涙が出てしまいそうになります。

    本当に幸せな最期だったのか、これでよかったのか…頭の中をぐるぐるしています。
    ただ、この老夫婦のように優しく正直で相手を思いやれる人生でありたいなと言う気持ちになりました。

    これを読んでどう感じたか、たくさんの人から感想を聞きたいと思った作品です。

  4. 評価:5.000 5.0
    by 匿名希望

    24人の方が「参考になった」と投票しています。

    ネタバレあり。

    ネタバレありのレビューです。表示する

    認知症の奥さまがやったことは、誉められることではないと思うけど
    私はとても立派だと感じた。

    虐待されてる子を助けるために、その親を引き殺してしまう。

    そのとっさの判断をいったいどれだけの費とが出来るだろう。

    それにより、子供は生きることが出来た。愛情を与えられ、人間らしい生活を送ることが出来た。

    奥さま、旦那さま含め周りの人もこれからずっと罪悪感は消えないと思う。

    だけど、皆さんの行動で未來ある若者が助かった。

    私はとても評価する。

    あなたたちの行動により、ひとりの人間の命が助かったと。

    私も、そうでありたい。

  5. 評価:5.000 5.0
    by Sakura.

    5人の方が「参考になった」と投票しています。

    本当に怖いけれどとても考えさせられる。

    本当に身震いするような、読みながら息の詰まるような苦しさを感じる内容で、とても考えさせられるお話です。
    おじいさんとおばあさんの間にある深い愛と信頼関係に涙せずにいられなかったです。
    購入してから半年以上経っていますが、改めて読まずともはっきりと内容を思い出せるくらい印象に残っています。

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