みんなのレビューと感想「[小説]義兄 明治艶曼荼羅」（ネタバレ非表示）

救われない

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この作家さんの「なりかわり」もかなり重苦しい作品だったのですが、何故か怖いもの見たさ？で、こちらも購入しました。
まず、雪子が可哀想すぎる。次に、章一郎が、酷すぎる。これはもう犯罪レベルです。雪子を小さい時から、言葉と性暴力で抑えつけ、入れ墨まで。やっとの思いで逃げ出して貞吉さんと幸せになれるのかと思えば、その貞吉にまで毒を飲ませて、殺そうとするなんて、そんな事をして罰を受けないのが許せない。最後まで読んで救われない思いの作品でした。

絵がかわいらしく、時代物に惹かれて読みだしたけど…
義兄の執着があまりにも酷く醜く、怖かった！
ほんと、みなさん仰るようにラスト、えっ！でした。
どうなったか気になる。

怖い…

義兄の執着と嫉妬、歪んだ愛情がかなり怖いです。普通なら、即逮捕、。
ただ、こういうストーリーが好きな人には堪らない背徳感や高揚感が感じられます。