5.0
当事者からみた世界
この作品のレビューを見ていると、高く評価するものもあれば批判的なものあります。
発達障害に対する見方…社会の縮小にも感じられます。
発達障害がどんどんメジャーになってきていますが、まだまだ理解されにくく、社会に受け入れられないこともあるのが現状でしょう。
自分の力ではどうしようもないところで失敗してしまう…単なる怠けや努力不足と言うわけではない。
障害によって、人に迷惑をかけてしまうことも避けられないかもしれません。
悪気がない、では済まされないこともありますが、もしそれが周りの働きかけ次第でどうにかなる問題だとしたら?
単純に毛嫌いするだけではもったいない。
この作品の作者のように、1つの作品を描きあげ、それが出版されるという、驚くような才能のある素敵な人かもしれないのに。
この作品のように当事者目線からみた世界を知ることで、身近な方への理解を深めたり、お互いにとって丁度良い付き合い方を考えるきっかけになるのではと思います。
そうすることで障害のある方も、その方と一緒に過ごされる方も、より深みのある人生を送ることが出来るのではないでしょうか。
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