5.0
私は好きです。
愛していた旦那さんに病で死に別れ、彼の残した花屋を切り盛りする、主人公の六花。
夫の死後、8歳年下のアルバイトの葉月と恋に落ちる。六花の「寂しさは人の体温でいとも簡単に溶けてしまう。」という言葉が胸に刺さりました。
亡くなった旦那さんとの思い出だけでこれから一人で生きていくより、長い闘病の末、精一杯彼に尽くしてきた彼女には新しい人生を踏み出すために新しい伴侶が必要不可欠だと思いました。
旦那さんが葉月だけに見える幽霊になった発想は面白いと思いました。人の愛情は色々な形があるのだなと考えさせられました。
ただ、配偶者と死別した時もバツイチというのには抵抗があります。夫と籍を抜いたわけではないので。
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