4.0
理屈ではかれない愛
「窮鼠はチーズの夢を見る」から読み続けての最終譚。常識・理屈・理性…色んな事とせめぎ合いながらも、結局お互いを求め続けた二人。終わりが来ることを承知の上で相手を受け入れる覚悟ができるような、そんな深い愛情を痛感する。映画ではどんなふうにこの世界観を表現するのか。公開が楽しみ。
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「窮鼠はチーズの夢を見る」から読み続けての最終譚。常識・理屈・理性…色んな事とせめぎ合いながらも、結局お互いを求め続けた二人。終わりが来ることを承知の上で相手を受け入れる覚悟ができるような、そんな深い愛情を痛感する。映画ではどんなふうにこの世界観を表現するのか。公開が楽しみ。
男女の恋愛じゃないけど、すごくすごく共感できることが多い。人を好きになるときは一瞬だし、その先にあるモヤモヤした気持ちも、相手と同じ重さで好きにはなれないことも、なれた時のしあわせな気持ちも、すごく共感。来年には映画も観れるし今から楽しみ。
続編で、さらには今ヶ瀬くんと別れてたまきという彼女ができてた…
たまきがとても気になっていた'前に付き合ってた人'がその今ヶ瀬くんとは知らずに話を聞いていたんですね。
あの流され侍の恭一が結局はたまきにちゃんと別れを言えたこととか、今ヶ瀬を選んだこととか、もうなんかそれはゲイだとかどうとかより、性別超えてただ人と人の恋愛なだけなんだよなって。
窮鼠はチーズの夢をみる、からの続きのお話。このお話でも恭一に女の影が見え隠れして、今ヶ瀬は傷つき、それでも恭一を思うことを辞められないのですね。
今ヶ瀬以上に一途というか、ややヒステリックな恋人をもつと苦労が絶えないと思うけど、そこが愛おしいです。
今ヶ瀬めんどくせー、重いー、と思いながら、シリーズ最後まで一気読みしました。最後のモノローグぐっときました。
俎上の〜とは違い、全くすっきりしない結末。
でも、それがこの作品らしい終わり方だと思います。
お互いに未来が見えず、信頼できない。でも信じて欲しいし信じたい。
そんな2人の状況のままの結末。
一点気に入らないのは、絵が途中から変わってきたこと。
なんだか美しいタッチがなくなった気が…