【ネタバレあり】秘匿のΩは運命を殺す～ほどけた糸を結びなおして～のレビューと感想

オメガバースは好き。

ハイスペックな高校(元アルファ専属高校)に合格してからのタイミングでオメガだと分かった主人公。
第２性の提出をしなければならないのに、しなかったのは何故…？
心情的に理解は出来るけれど、学校がアルファ専属ではない高校なったのだから身を護る事も踏まえて最初から伝えるべきではないのかな？と思う。
と同時に、アルファ以外の性別を受け入れるという体制をとった学校側の配慮の無さが、どうなんだ？と感じました。

主人公が『言い出せない(本当の事を伝えられない)』のは性格上難しいのかもしれませんが、先が見えてしまいます。

本当の意味で、主人公が好きなのは『自分』なのか『相手』なのか考えてしまいました。

オメガバースはせつなくて、涙を誘うお話が好きですが…これは泣けますね。

αばかりの学園でΩが頑張って隠して過ごすなんてかなり無理してるし、辛すぎてβに手術までしちゃうところも、どうするんだよ！なんて思っていましたが…
その続きからのすれ違いに涙がとまらず、結局読みすすめてしまいました。

そして、やっとβになったことを打ち明け、さらには家庭教師をしていた及川くんがヒートをおこしてしまった後が凄く気になります！

暮田くん高校で発情があり、Ωからβへ。犬飼先輩の過去や、暮田くんへの思いになみだなくしては読めません。暮田くんカワイイし、犬飼先輩暮田くん大好きでお互いに大事で考え過ぎてしまい、行動出来ないところがまた良い。是非とも2人には幸せになってほしいです。