今まであまりなかった視点です
他人から理解されにくい趣味や嗜好を持つ当事者と、その当事者の親、という両方の立場の視点から描かれています。
「多様性」という言葉が使われ、世の中には自分の知らない趣味や世界があることは頭ではわかっていても、受け入れにくいものはただ「否定」してきたなと自分を振り返りました。「理解はできないけど、絶対に否定はしない」というお父さんの言葉が刺さりました。私には今小学生の娘がいますが、今後どんなものに興味を持ち、どんな道に進むかわかりません。それがもし親の私には到底理解のできない世界であっても、否定はしないことを心に留めておこうと気づかせてくれた作品でした。
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5.0