ループの意義は
ループもの、というよりは、よくある不倫漫画にループの設定を無理に持ち込んだ、という印象が強かった。
穿った見方をすれば、「これじゃありきたりだから、ループものでいってみますか?」と編集者から提案でもあったんじゃないか、と思うような作品である。
そんなとってつけたようなループ設定だから、当然、粗も多く、オーソドックスな「死ぬとループする」という設定に加えて、「死を回避できてもループする」という形なのだが、これがさっぱり機能していない。
死んでもループ、寝て起きてもループ。
何か、緊張感がない。
何普通に寝てんだよ。
他作品の推薦でアレだが、私が読んだ最高のループものは「サマータイムレンダ」である。
ループものの傑作をお探しの方は、是非。
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2.0