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5.0
予測を超えたヒロイン&恋愛心理戦。
正直、この作品を侮っていました！
あらすじ読む限り、魔性の年下君に能面の喪女が翻弄されていくありきたりなものかと、期待値低めだったので。
とんでもない、むしろ逆ですね。
百戦錬磨のイケメンもタジタジな能面ヒロインの一人勝ちみたいな作品。（笑）
そしてタイトルの逆をいく恋愛心理戦が面白いです。
以下、要約と感想です。
ヒロインえり子が主人公かと思いきや、相手役の森君がほぼ同列の扱いで描かれています。
まず、えり子さん。
(表)能面と呼ばれ、仕事は出来るが営業を外された真面目一徹なアラサー喪女。
(裏)処女を拗らせ性への探究心や妄想が収まらず後輩の森君をおかずに脳内セクハラ中。
森君。
(表)顧客も女子社員も虜にする爽やかイケメン、営業成績もダントツトップのルーキー。
(裏)自信家でドS。セフレ複数、相手が本気になるとポイ捨て女関係は下衆。恋愛が面倒に思う。
ある日、毎日妄想で愛でてる森君と女子社員の情事を会社で目撃するえり子。
立ち去らず覗いていた事を皮切りに、次々と自分の秘密が森君にバレていきます。
自分が処女で性欲が収まらない事、相手がいないから世の中のコンテンツを利用して自分を慰めていると能面崩さず淡々と話すえり子。
逆に清々しいです。
論理的な思考なので隠しても仕方がないと恥じらいも見せずに開き直る変態えり子に興味を持つ森君。
そんな流れから、えり子のロストバージンに協力する事になる森君。
まだこのあたりの森君はちょっと上から目線な段階。そして事終わると立場が逆転していく所が面白いです。
今まで他の女達にしてきた下衆な事を逆にえり子にされてしまうという。。
ホテルに置き去りされ、一回やったらお役御免かよ！と憤る、次々と鼻をへし折られる森君。
えり子にとってはそれは意図した事ではなく、迷惑をかけまいと気を遣っての言動なだけ。
徐々に、森君の中で今まで経験したことがない感情、相手にされない憤り、嫉妬、独占欲など、、色々渦巻いて、えり子に恋愛心理戦を仕掛けながらも逆に翻弄されていく。
森君の初恋の始まりです。
最初は、あまり森君が好きじゃなく、ざまあって感じでしたが、さすがに少し不憫に思えてきます。
最新21話で、えりちゃん呼びするイケメンが登場。親密そう。おそらく森君のライバルになる存在かと。
森君、頑張って！って感じです。
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