3.0
ドロドロしたものを期待していました
ベラスケスで連想するのは、王女マルガリータの肖像画ですが、マルガリータは出てこなく、別の実在しない王女が出てきます。
フィクションという断りはあるけど、もっとドロドロしたスペインの王宮のドロドロさを、画家の視点で眺めるというものを期待していただけに、あっさり終わってしまったのが残念です。
by
Rosina
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ベラスケスで連想するのは、王女マルガリータの肖像画ですが、マルガリータは出てこなく、別の実在しない王女が出てきます。
フィクションという断りはあるけど、もっとドロドロしたスペインの王宮のドロドロさを、画家の視点で眺めるというものを期待していただけに、あっさり終わってしまったのが残念です。
スペイン王朝の宮廷画家さんを取り巻くお話。
絵について、王室についてもわかりやすくてあっという間に最終話まで読んでしまいました。
長いお話ではないのに、登場人物みんなの魅力が伝わってきます。
「あえて嫌なことする人」が出てこないこの作者さんのお話が大好きです。
おそらくベラスケスという画家をモデルにしたスペインの宮廷画家の物語です。あの頃の画家や宗教的画材お姫様の結婚など織り込み当時の風俗や絵画の歴史が学べる作品だと思います。