表示条件を変更する
変更しないで閉じる
2.0
井の中の蛙と、井の中から飛び出た蛙のお話。
村社会しか知らない、そんな小さな世界の序列が世界共通だくらいに思っている人間たちの煩わしさといったらない。
読後、それを押し付けられたような嫌な気持ちだけが残ってしまった。
帰りません、と言ったことが主人公の精一杯の勇気だったのに、ごめんなさいを言わされることでまた振り出しに逆戻り。
キャラクターの目を、みんな死んでいるように描いたのが意図的だとしたらすごい。
12
2.0
現代の話なの？マジ？
母の田舎が地方の中規模都市で、たまに行くと余計なことを言うじいさんがいるので論破してやると黙りますが、それは私が遠い都会育ちの自立している立場だからでしょうか。あのシステムの中に組み込まれていると抗いにくいのかな。っていうか抗い方を知らない？
教育を受けられず、平等に評価される仕事もない地域では負の遺産が連鎖されるんでしょうね。諦めないでって外から言っても届かないのかな
10
2.0
現実的にはこんなもんなんだろうと現実に即したように書いてあるのですが、スカッとしたかったです（笑）
喪の席ですが、
「私は都会のエリート様ですから帰りません。ごめんなさいね〜」
くらい言ってやりたかったです。
実母には悪いけど（笑）
そうでない限り、ずーっとずーっと諦めないよ、この親族達はと思いました。スッキリしなーい。
7
2.0
たぶん、架空の話じゃないから、妄想の話じゃないから、この日本でよくある話だから、イライラするんだと思う。
見るからに作り話だったら、こんなのないない！と思える話だったらこんなどうしようもない気持ちにならない。
深く深く根付いている話。
伯父さんが100%悪いわけじゃない。
伯父さんもこうして生きてきたのだ。
これが普通の世界で。
疑問を持たなかったことが唯一の欠点。
疑問を持った人たちは動かなかったことが欠点。
よくある話。
自分はもういいと諦めるか、自分の子供たちにこんな思いさせたくないと思えるか。
4
2.0
田舎の生きづらさをそのまま描いた作品。
田舎出身ではなくても女は男を立て、子供産んで家事して親の面倒を見るのが当たり前。
そんな考えに疑いもしない世代の親を持つ女性は共感できるのでは？
私はそれで、親戚付き合い大嫌いです。自分たちの当たり前を一丸となって押し付けてきて、その当たり前から外れるとおかしな奴と陰口のエサにされる。
そんなむなくそ追体験できる。そんな作品でした。
2
2.0
まきちゃんは、高校時代や卒業後をどのように過ごしたのか、どうしてなくなってしまったのか、くらいは読みたかったです。
そして、これが田舎のスタンダードのように思われるのは少し悲しいです。
こういうところもあるのだろうとは思いますが、私もずっと田舎に生きていますが、こんなに子供の気持ちを無視されたりしません。出て行く子も帰ってくるのを楽しみに都会で頑張っているし、残った子は、やっぱり地元サイコーと家族や友達と仕事や子育てを協力しながら暮らしています。良いことばかりではないけれど、生きるのが苦しくなるほど、悪いことばかりでもないです。
このお話は、田舎と都会で考えるのではなく、この家族という括りで考えてほしいな、と思います。
1
2.0
今回は美幸の視点で書かれている。
彼女が見た感じた視点で内容をまとめたもの。
マキの視点からなら又変わるだろうけど、「都会に出られなかった後悔で自殺した」なんてのなら作者はこの考え方に偏ってると言える。
美幸は作中に「勉強できなかったのも都会に行かなかったのもあなたが悪い」的な事を言う。それは学力至上主義そのものであり、自分の置かれた環境(親が貧乏)や親の考え方が違えば変わるので、「運が良かった」「環境(親の考え方や経済的観点)が自分に合った」だけ。
マキが田舎に住んだのもマキの考えであり、それを表すのは作中に有った場面で、美幸が１人参考書を読んでいる時、マキは楽しそうに知らない進学校ではない所の友達としゃべっている姿を見て複雑な心境を表していたのは、率直に美幸の羨ましさを表すと同時に、マキの選んだ幸せの一旦がかいま見れられるシーンでこの物語の確信を表してるように思う。
その後、幾度か「私そんな風に見られてたんだ」等の台詞はそれらを修飾させていると思う。
一つ感じたのは、美幸はマキが死んだのに余り悲しそうではないと感じた。
病気でも事故でも自殺でも、もう少し感情に起伏が有っても良いと思うが、ページ数と作風でこうなったのかと思うと、美幸が殺伐とし過ぎている様に見られて冷たく感じた。
これで読み切りでも良いが。田舎生まれ田舎育ちの私から見れば、マキがたどった人生もマキの視点から書いて欲しいと思う。
長くなったけど最後に、
田舎で女に生まれたことが不幸と思い込む様に書かれていたが、そんなこと無いんだけどねえ。
俺は田舎生まれ田舎育ちだけど、娘は都会に行って大学就職してるけど、やっぱり田舎が良いって帰ってきたいって言ってるもんなぁ。
１人は直ぐ帰ってきて田舎で楽しくやってるし、家族にめぐまれなかったんだねぇ。美幸さんは。
1
2.0
読んだのがだいぶ前なので記憶を辿ってレビューします。
主人公、田舎の閉鎖的なコミュニティが嫌で地元に帰って、更に田舎が嫌になるという漫画だったと思います。
私は題名にもある通り田舎暮らしなので
田舎の嫌だなあーっというところも分からなくはないですが正直、漫画の端々に田舎っこれだから…な不快感が散りばめられていて、じやあそんなとこに住んでる私って、、って私の事をバカにされた感覚になり悲しかった。
感想としては、買う価値なしでした。
1
2.0
美幸は子どもの頃から変わらなかったんだな。ほんとに言いたいこと、言わなきゃいけないことは言わずにしれっと県外の大学行くとか戻る気ないのに謝ったりとか。
マキも親戚を自分の人生の言い訳にしてるし、どっちもどっち。
わたしもド田舎出身で女は大学行かなくてもいいみたいな空気だったり、23歳で行き遅れ扱いされたり、田舎あるあるの嫌なことたくさんあったけど、嫌なことは嫌と言ったし、自分の人生自分で決めてる。
ずーっとなぁなぁにしてきたのは自分なのに、久しぶりに戻ったけど結局親戚は変わってない、とりあえずは謝って裏でこっそりやっとこう、自分たちはかわいそうなんだ、みたいに読めてモヤッとしかしない。
0
2.0
田舎ってこんな感じですよね。
うちはここまでではないけど、『家』って概念が親世代ではしっかりあって、本家と分家で上下関係があるみたいな…。
短編で読みやすかったけど、なぜ死んだのかとか気になった。田舎で暮らす側、都会に出ていった側の描写がもう少しあってもよかったかな。
5
全949件
288件
