5.0
皇帝の性格、王女の責任感・凛々しさが魅力
期待しないで読んだのですが、面白かったです。
エロティックなシーンは少なめ。
小国の王女と結婚するはずだった西の隣国の第2皇子が逃げてしまう。
逃げた花婿の身代わりにすべく、小国の正規軍が捕らえた男は傭兵ではなく、
実は超大国(東の隣国)のハンサムな若き皇帝だった。
皇帝は最初「自分が結婚させられそうになった」女性が王女だと気づかなかったが、
「正規軍に拉致され偽物の花婿として結婚させられそうになった」ことを黙っている対価として
結婚前に無理やり王女を抱いた後、相手が王女だと気づく。
一生妻を持つ気がなかった皇帝だが、
皇帝は王女の結婚式の場に現れて、(まだ皇帝のことを傭兵だと信じている)王女と結婚する。
皇帝は貴族の女性を軽蔑していたが、
王女の「王女としての責任感・気高さ・凛々しさ」に好意を持ち、
王女を妻にして、妻として認めたという感じ。
これに小国支配を企む隣国の思惑が絡んでいくが、
最後は、王女と皇帝はハッピーエンド。
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