良い後味の悪さ
こういう可愛らしいタッチの絵柄でホラー系という作品は結構好きです。
着眼点もアプローチも、あまり他とは被らない感じで、ありきたりではないホラーを楽しく読ませて頂きました。
後味の悪い恐怖と、後味の悪い曖昧さを履き違えずに表現する事って、たぶん難しいと思うんですが、曖昧なだけやん、と感じてしまう作品もあったりするなかで、こちらの作品はきちんと恐怖を描けていらっしゃるんではないかなと思います。
暗闇や独りの夜を怖いと思わせる類いのホラーとは違いますが、短編でバラエティ豊かですし、シュールなお話が好きな方は是非。
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5.0