5.0
哀しくて、美しく優しい
果ての荒野でバカンスをーー
右上に小さく描かれた表題と作者名。
THE WORLD'S ENDーー
少し小さく左にある英語の題名。
そして、幸せそうに踊るような2人の背後に大きく浮かび上がるのも、優しく黄色い英語の題名。
手を取り合う2人は、1人が宇宙服で1人は軽装にノーマスク。
帯には大きく「365日前の君に会えたら」の文字。
これが代表作です。
そして、レビュータイトルが私の感想です。
「ふたりぼっちのエバーアフター」
2作目は人外モノです。
美しい青年マグノリアと彼に育てられているエミール。
話が淡々と進んでいくようで、実はとても深い深い一途な愛のお話でした。
「蛙の王子様」
幼い頃から綺麗すぎる自分の顔が吐くほど嫌いな西野くんと、虫以外に興味がない飯田くんの可愛いお話。
"蛙化現象"っていうんですね、西野くんのトラウマ。
そして"昆虫博士"飯田くんがとても良い味出してます。
代表作・2作目ときて、とてもホッコリするこの2人を最後に持ってくるところ、ニクイです!
読み終えた後に帯に書いてあったもう一文
「圧倒的世界観」
の言葉が理解できました。
どうぞ、是非この「世界観」を覗いてみてください。
- 2