4.0
どうにもならない、何にもならない
表題作は、三人の男子が三者三様になんとかしようと思ったら、最初より酷くなっちゃった…というお話し。
前にも後ろにも進めなくなってしまう。
三人の最後のページの表情がなんとも切ない。
それでもいつかは…と思いたい。
その他四編のお話しも、スッキリ解決!!とはいかない。
でも、現実てだいたいそういうもので、解決に向かっている物事の方が少ない気がする。
スパダリが現れて、スパッと解決することもなく、嫌な上司を日々やり過ごすことこそが現実。
リアルで妙にひっかかる短編集です。
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