【ネタバレあり】[小説]鳥籠の狂詩曲のレビューと感想

う〜ん。切ない。

ソーニャ文庫さんなのでダークな内容なのはもちろんなのですが、最期は意外とハッピーエンドみたいな作品が多いと思うんです。でも、この作品は心から幸せ！ハッピー！とは言えないんですよね…。幸せのカタチを考えさせられるストーリーです。
星4なのは、キャラクター名が少し複雑で思い出すのが大変だったからです笑

悲しさが残る

綺麗な描写の作品でした。音楽を愛する者同士の静かだけど激しい恋。ヒロインが記憶を失くすとは、これから幸せになって欲しかったですね！

せつない

ヒロインをここまで苦しめなくても良いのではとも思いましたが、ずっと寄り添うヒーローがいることで素敵な物語だったと思います。せつな過ぎるけど2人の未来に希望が残るラストシーンでした。

読む時を選んで!

メリバなのでご注意ください。仕事の前に読んだりすると集中できなくなります。
メリバは大好物なので、2人で沈んでしまえばいいのに、とも思いましたがああいう終わり方も美しいですね……。
音楽を題材にした作品は大好きなので、すごい演奏を聴いた時の高揚感とか打ちのめされた感とかが文章から感じられてドキドキしました。音楽好きな方におすすめです。

読みごたえがあって、ソーニャさんらしく、おもしろかった。
ハッピーエンドだけど、ヒロインが最後記憶が毎日消えてしまう状態になってしまうので、それが切ない。。出来れば、記憶も元に戻った後日談があればなおよかったかな。
話がよく練られてるので、物語に入り込んで一気に読んでしまった。