3.0
確かにプレッシャーあるけど本当は、、、
独身女性に対するこの社会の不寛容さや居心地の悪さ、本当に残念だと思う。女性は人生の選択肢が多い分、周りに流されず自分らしく活きていくのもなかなか難しい。そういうことを考えさせてくれる作品。
「周囲からのプレッシャー」のように感じることは本当は自分自身の中の価値観なんじゃないかと思う。結婚するのとしないとだったらしたほうがいい、とか、仕事しかない女は寂しい女だ、とか、子供を産まないと親不孝だ、云々。それらが自分自身の思い込みなのか、自分の心の叫びなのか、、、これを区別するのはとても難しい。
本当に単なる社会的プレッシャーで、自分の今の生活がハッピーなら他人がどう言おうが胸はズキズキしないと思う。でも、胸がズキッとするなら、自分の生きたい生き方が他にあって、人生軌道修正が必要かもしれない、と素直に自分の気持に心を寄せてみるのも良いと思う。自分の本当の気持に気づくことでやっと自分の人生を生きたいように生きられる。
昨今、他人の人生に口を出すな的な意見も多いけど、それじゃますます社会が無関心にかって孤独な人が増えると思う。自分自身の気持ちにすら無関心な人が多いんだから、過干渉し合うくらいがきっと平和。
この話の主人公たちは仕事が好きといいながら、その誰も幸せそうには見えない。なぜなら、その仕事だって全然自分のペースでできていないし、振り回されている社畜のように見えるから。仕事しか誇りに思えない人生で本当に自分が満足するのかは、それぞれ自分の中に答えがあると思う。自分に適当な嘘はつかないほうがいい。苦しい人生になるから。
独身のまま50になっても60になっても、死ぬまで素敵な恋愛をすることもできる。心から好きな仕事で社会に貢献することたってできる。もしくは、結婚したくさんの孫に恵まれて、家族と笑い合う週末を過ごすことだってできる。
自分の人生だから自分が自由に満足に生きればいい。
この話の女性たちは見ていて不自由で苦しい。自由という不自由な十字架を背負っているみたい。
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