3.0
考えさせられる。
サイコパスには先天的なものと、後天的なものがあるという。彼はどうだろう。どちらともだろうか。
幼少から彼が与えられるべき両親の愛情に飢え、そこに神の教育(極端だ)、自分を否定しながら葛藤している少年の姿は、読んでいると苦しくなる。犯罪は精神がどうあれ消えるものでもなく許されるものでもないが、こうした背景を知るとき犯罪者も被害者であったのではないかと思うことがある。生まれながらの悪もあるかもしれないが、社会、環境、家庭が作り出したものも少なからずあるんですよね。
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