5.0
内容も絵も美しい
大人向けだと思います。登場人物の思春期の不安定な気持ちが丁寧に描かれています。
主人公は怖いとか気持ち悪いとか思われるかもしれませんが人間は本来誰でも怖いし気持ち悪い心を持っていると思います。好きな人には優しくしたいし傷付けたいんです。表に出せないだけで。
それを描けている漫画はそうそうありません。無難にきゅんきゅんしたいもんね。
私はこの作者さんを天才認定しました。
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大人向けだと思います。登場人物の思春期の不安定な気持ちが丁寧に描かれています。
主人公は怖いとか気持ち悪いとか思われるかもしれませんが人間は本来誰でも怖いし気持ち悪い心を持っていると思います。好きな人には優しくしたいし傷付けたいんです。表に出せないだけで。
それを描けている漫画はそうそうありません。無難にきゅんきゅんしたいもんね。
私はこの作者さんを天才認定しました。
個人的にとても好きな作風でした。岩井俊二監督に映画化してほしい。
ストーリー展開は偶然も多くて漫画的だけど、このメインの2人の言動はちぐはぐで“分かりやすくない”ので好みは分かれると思う。
なぜなら相手への気持ちが”好き”という事から始まっていなくて、”好き”と明確に形づく前の心のモヤモヤが表現されているから。
それがとてもじれったくむずがゆい。
人としてまだ成熟していない男子ならではの言動も中学生っぽくてたまらなく良いです。
そしてこれはドラマの宣伝文句のような「女教師と中学生男子の恋」というよりは、そういう出会い方をした2人がこの先関係性が変わっていく中でどういう風になっていくのか、がこの漫画のメインの面白さだと思う。
つまり、続きがとっても気になります!!
ドラマのリアルタイム放送時にはスルーしてました。
番宣にありがちな切抜き予告やキャッチを観て
”禁断の恋”を売りにしてる印象を受けた為です。
しかし数年後!動画配信サービスで拝見し
ドラマにまんまとドハマリしました。
検索で出演者が好みで、観てみるか〜程度の
軽い気持ちでしたが、クレジット表記で
原作者が「マルシェでボンボン」の方だ~!
と、ずっと原作を拝読したいと思ってました。
レビュータイトル通り、コレはいい意味で
ドラマとは別ものと思っていただきたいですね。
作者特有の、コミックだから作れる間というか…
余韻や空白部分、あえて表情や吹き出し以外で
世界観を表現するところが魅力なので…
映画やアニメでは作れない。ましてや小説でも
表現できないことが漫画では創造出来るという
まさにコミックとしての表現を豊かに活かす、
稀有な作家さんだと思います。
ドラマを見て試しに漫画も読み始めましたが、はまって一気読みしました 。絵がやわらかくて、ごちゃついてなくて見やすいです。
前半は晶と聖が中心でしたが、
後半になるにつれて、登場人物一人一人の心情のうつりかわりが丁寧に表現されてます。みんなリアルで人間らしくて、でも嫌みがなくて好きです。
みんな応援したくなります。
自分も晶のように、世間体や周りの意見に左右されないで、誰かを一途に想ってみたかったなと思いながら読んでました。
誰かが幸せになれば誰かが傷付く…あまり前だけどそんなことをこれでもかというぐらい伝えてくる内容です。
結末が全く読めないけど次話が楽しみです。あとドラマも!
中学聖日記って原作かわかみじゅんこ先生だったのを知って読みに来ました。
めちゃコミにはありませんが、若い時に「ワレワレハ」「狼少女」「キラキラ火山」等、名前間違ってたらすみませんが、かわかみじゅんこ先生にハマって単行本集めてました。
エッセイ漫画のみ?になってから読んでなかったのでまた漫画を描いてる事にびっくり。
かわかみじゅんこ先生特有の雰囲気のある絵柄、空気感のある描き方、変わらずで素敵です。学生も大人も楽しめる作品。
はじめてこれ読んでみて、自分の中2の頃を思い出しました。
自分も晶みたいに担任にコクったりコイバナしたりして、付き合うことはありませんでしたが、卒業時にデートしてもらいましたよ(自分15才担任30才)
だから物語の内容が全部自分の思い出の一部と似ていて、スンナリ入ってきました。早く続きが読みたいですよ!
とても楽しみです(^_^)
中学生って遥か昔すぎて
忘れましたが 聖ちゃんのように
私も周りに影響されるというか
好きって言われたら 好きかも。ってなるし
だから 自発的な感情に気づきにくい。
聖ちゃんの決めた 就職とか婚約者とか
そーなるのわからなくもない。
黒岩君と出会って 自我に目覚め始めたみたいな。
黒岩君が早く大人になって 周りを気にせず恋愛できるようになってほしい。
この方の漫画は大好きです。登場人物たちがちょっとクスッとくるようなよくわからない言葉を発してたり、よくわからない設定とか、全部がツボです。中学生の自分ではうまく表現しきれない、だけど伝えたいという不安定な心の描き方が絶妙でした。登場人物たちの目線に、沈黙に、ぐいぐい引き込まれる。初めて読んだ作品でしたが、やっぱり好きでした。
それぞれの登場人物の心情が、短い端的なセリフで伝わってくる。
雰囲気も間合いも素敵で、どうしようもなくどうしようもない二人が、苦しくて愛しい。
絵も綺麗で、線も綺麗で、画角も綺麗で。
設定が有り得る有り得ないという世界で読む漫画じゃない。
中学生のどうしようもなくイライラする感じ、多感な感じから始まってるストーリーだからこそ、良い。
なぜこの作品がこんなにも低評価なのかわかりません。
晶の、自分でコントロールできない気持ち、戸惑い。
聖の、なんとなく流されてきた自分のこれまでを変えようと徐々に芽生え始める自覚。
見事に繊細に表わされていると思います。
下衆な感情だけでみないでほしい作品です。