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タイトルに惹かれて絵も好きな感じだったので読んでみたら面白いです。千世のおバカで明るいところと仇野さんがカッコよくて、重い話だけど暗くならずに読めました。
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タイトルに惹かれて絵も好きな感じだったので読んでみたら面白いです。千世のおバカで明るいところと仇野さんがカッコよくて、重い話だけど暗くならずに読めました。
面白い。面白いけど凄く切ない作品です。千世ちゃんがあっけらかんとしているだけによけい切なさが募ります。この二人どうなっちゃうんだろうと気になる作品です。
ハッピーエンドなのかもしれないけど、そこに至る過程はハッピーとはいいがたい。救いがないのに、それを受け入れてる主人公。
こんなストーリーみたことないっ!て思うくらい設定が新鮮で楽しめました。とても面白かったです。幸せになって欲しいと思いました。
元警察官の仇野がとてもカッコいいです。
でも、話の内容がとても切なくて重かったです。
ヤクザの養女で愛人の千世がとてもアホで明るい感じで、仇野とのやりとりがとても可愛いですが、ヤクザのお父さんの愛人というややこしい感じなので、親の愛情は感じず終始冷たいです。
仇野さんと千世が最後一緒になる(逃げる?)で終わるのが、少し救いかなと思いました。
私は作者さん推しなので、今回の話も設定から好きでした。
この作者さんの、独特の会話の"間"の置き方が、個性的で好きです。
バカっぽい、でも莫迦ではないという、愛嬌とほっとけなさを持つヒロインが多いですよね。
今回はヒロインの闇が深過ぎて、悲し過ぎて、そんな二人が一緒にいて、どうなるのかハラハラしながら追っていただけあって、終わり方がちょっと物足りなかったです。
個人的には、ここまで、ひっぱってきたなら、もう少しお互いの幸せをもっと噛みしめるシーンがあってもいいんじゃ、、と思いました。
作者さんがなんとなく描くの面倒になってるのかな?って思う作品がたまにあるので(個人的な意見です)、別のラストも見たかったなーと。
でも最後まで楽しんで読める、やっぱり好きな作者さんです。
ダークな、裏社会、そして人のダークなところの話ですね。恋というより愛って感じだけど、軽い恋愛ものをイメージしている人にはおすすめしません。最後のハッピーエンドももっとスッキリ幸せになってほしかったな。
本当に題名通りの愛のお話だった。
愛についても考えさせられた。救いたくても救えないという狭間の愛、諦めて笑う事で生きていくしかない愛、執着と嫉妬の愛…ほんんとの愛ってという疑問を投げかけられたような気がしてならない。多分あの父親は、もう追ってこないだろう。意思を持って彼女が選んだ道だから…多分、彼女の母親もそうやって自分の道を選んだからこそ、自分が選ばれなかったからこそ、あの組長(父親)は執着したのかもしれない。
彼の愛情が彼女を目覚めせ、本当の愛に生きる気持ちのなってくれてよかった。
それだけがせめてもの救いだと思う。
こんなのあるのか?耐えられない!って何度思った事か!でも根底にある深い愛情を感じずにはいられない!とてもディープですが、私はこの作品に魅了されました!
コンクリフトラバーが好きで次作を楽しみに待ってました。ハードな現実的じゃないお話だけど最後まで一気に読んでしまいました。