5.0
タイトルに納得
設定はヒストリカルなハーレクインにありがちですが、展開が珍しく、全く飽きませんでした。
この作者さんの雰囲気にすごくよくあっていて、流石の完成度です。
主人公のエイミーが、健気で機転が利いて美しい素晴らしい女性。そんな彼女が執事と協力して一世一代の一芝居を打ちます。
主人のエイドリアンも絶望のために退廃的ですが、一途なので、すれ違いつつも絡み合う二人の心にドキドキでした。もちろんきちんと立ち直りますしね。
執事が最後にエイミーのためにきった啖呵が本当にカッコよくて、告白が本当に切ない!ラストでは円満に語ってますが、彼は心でずっと想い続けているのかなと思います。皆幸せであれ、と思うタイプなのですが、あまりに吹っ切れた感じは報われない恋もまたよいな、と思ってしまうくらいでした。
by
匿名希望
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