2.0
表題作と芋虫を読みました。
男尊女卑そのものな理不尽な話に怒りを禁じ得ません。
女だからといい理由で白を黒に変えられる怖さ、扱いの惨さ。
芋虫は四肢のなくなった夫の世話と崇められる夫と崇められる代わりに世間から外れていき狂気を帯びてくる妻の行為。
後者には追い詰められていく過程があり同情します。
どちらもこれが本当にあったことかと思うと惨さに読み進めるのが辛くなります。
でも本当はもっと惨いのかと思うと、一読の価値はあるのかもしれません。
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