4.0
歴史マンガとして読みました。
お試しで無料だったので読み進めていったのですか、登場人物、それぞれの末路を見たく講読しました。
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歴史マンガとして読みました。
お試しで無料だったので読み進めていったのですか、登場人物、それぞれの末路を見たく講読しました。
無料なので読んでみましたが、心にズッシリとくるなかなか重厚感のある話です。絵が好みではなかったけどグイグイ引き込まれました。
これが 本当に現実にあったのか?と こういう話を読むたびに思います。
普通に考えれば ありえないことですが 時代…と言うものでしょうか。
現代でも 形は違えど 全く無いとは言い切れないでしょうね。
今の時代に生まれて本当に幸せなんだと改めて考えさせられました。苦しみ、痛み、葛藤...こんな辛い時代があったんだと切なくなりますが、とても惹き込まれる作品です。
女性が生まれたら喜ばれたのは、生活に困った時に売られていくからだったんだと驚きました。
昔、祖母から東北の貧しい家の女性は売られていったと聞いたことがありましたが、このことだったんだとはっとしました。
自分の気持ちより、家族が生きていくため、泣く泣く身売りをされていたなんて、なんて悲しいことかと思い、胸が締め付けられる思いです。
昭和生まれですが、こんな時代があったと知ってショックでした。
親に売られ、身体を売り、心をすり減らしながらも、必死に生きようとする女性達がいたことを忘れてはならないと思います。
こういう作品は女性が可哀想で苦手だったんですが、お客の男性も辛い思いを抱えて生きているんだと初めて気付きました。
時代や歴史の影の部分、輝きの中で見過ごされ忘れられてしまう部分に本当の人間ドラマがあると教えられました。
昔、農村で女の子産まれると、飢饉の時一家が助かる為に、生産物のように人買いに売って、そのお金で一家が助かる・・なんて、昔は大変だったんだなと思いました。
売られて来た娘達も、大きい子はその日から男性の相手させられるなんて、しみじみと今の世の中に産まれて来て良かったと思いました。
以前に無料分からハマり最後まで読みました。主人公の壮絶な人生は読んでいて辛かったですが、先が気になって投げ出すこともできませんでした。なぜこんなにも辛いことにあっても生き抜くことができたのだろうと考えさせられ、今の世の中の生き抜く力の弱さを思い知らされました。