5.0
沢山の人に読んでもらいたい作品です!
作者が実際に看護師さんだった時の、そのままの事実をあえて包み隠さず書いてくれてるので、日頃産婦人科のお世話になることがないものにとって、「やっぱり…」と思うと同時に、知らずに過ごしていた恥ずかしさと、両方です。
本来皆から喜ばれて産まれてくる生命なのに、産まれることすら出来なかった生命とその母親。どうな、悲しみや葛藤の渦に飲まれながらその日を迎えているのか、×華さんの優しく暖かい、だけど楽しくもある語り口に、思わず大人買いなほど、読むのが止まらなくなりました。
考えさせられる内容です。どなたかのレビューにもありましたが、この作品を学校の副読本にしていただいて、まさに大人の入り口に立っている年代の、多くの人に読んでほしい作品ばかりです。
少し涙潤んでしまいました。
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