牛の首2さんの投稿一覧

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作品レビュー
投稿 59件 / いいね獲得 50件
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投稿 186件 / いいね獲得 15件
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1 - 10件目/全51件

  1. 評価:5.000 5.0

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    まさかの続編!

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    まさか令和になって「静かなるドン」の続編が出るなんて……!アプリ配信で再ヒットしたのは知ってたけど、まさかそっから新作出るとは思ってませんでした。今はこういうリバイバルヒットのパターンもあり得るんだな~。
    無印版のラストがほんのりビターエンドだったので、あれから後の静也達の物語が読めるのはシンプルに嬉しい!秋野さんとの再会はどんな風になるんだろうと、今から楽しみにしています。……ちゃんと秋野さんと再会するよね……?
    それはさておき、がっつり現代舞台になってても、紛れもなく「静かなるドン」テイストそのままなのが素晴らしい。読みやすく、かつ良い意味で先を推測出来ないストーリーテリングは、令和風にブラッシュアップされても全く色褪せていません。無印版で、893嫌いの秋野さんに正体隠して助けに入る……のパターンでウン十巻引っ張り続けられただけあって、読ませる描写は堂に入ってるどころじゃないです。
    かつての人気マンガの、年月を置いてから始まった続編は何かと微妙なものが多い印象がありますが、この作品に関してはその心配は要らないかと思います!

    • 0
  2. 評価:1.000 1.0

    NEW
    マンガとラノベのパッチワーク

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    広告がこれでもか!と出るので読んでみました。
    んー……何かどっかで見たような要素ばかりで、どうも新鮮味を感じられませんでした。ハンター協会云々と言われたら「またハンター×ハンターオマージュか」とどうしても思っちゃうし、世界観が没入型VRMMOぽいので、此方も「クリス・クロス」や「ソードアート・オンライン」のあからさまな影響を感じます。
    てか、H×HもSAOもクリス・クロスも今読んでも色褪せない超名作揃いですが、2024年になって今更これ系のフォロワー作品出されちゃうと、正直ちょっと古いんではと感じてしまいます。もう20年以上前から散々擦られまくってきた雛形に、俺ツエー無双要素を足したような感じだけど、そのSAO型俺ツエーも今やなろう系の中ですら流行過ぎてますし。
    他にも、ちょいちょいどっかで見たような何かが一杯で(石像とかあれSCP-173だよね元ネタ)、全く最近のマンガっぽい新しさを感じられません。韓国の作品だそうなので、翻訳にかかる時間の問題とかもあるんだろうし、ネタが古くなりがちなのは仕方ないのかな……とは思うんだけど、せめてもうちょっとオリジナリティが欲しかった。SFは1にも2にもセンス・オブ・ワンダーありきです。昔流行った何かのパッチワークじゃアカンねん……。
    後、タイトルが壊滅的にダサい(好きな方ごめんなさい)。このタイトルで避けちゃう人結構居るんじゃないかな……。

    • 1
  3. 評価:5.000 5.0

    NEW
    バキなのにほっこり

    サブタイ何やねんこれwと思って読み始めたら、めっちゃ面白くて大好きになりました。
    バキ本編読んだの結構前なので、シコルスキー=人が使用中の電話ボックスに入ってきて戦う変な人、みたいな感じで覚えてたんだけど、この作品だと更に変な人だったんで笑っちゃった!もうずっとガイアとあのアパートで暮らしてて欲しい笑
    花山薫のも烈海王異世界転生も、スピンオフでも大体バトルものだけど(あれはあれで面白いからよし)、こういう笑えてほっこりするほのぼの路線もいいなあ。これ読んだ後、もっかい本編読み直したらガイアもシコルスキーも印象変わりそう……笑

    • 0
  4. 評価:1.000 1.0

    ローカライズが……

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    ストーリー云々以前に、ローカライズが酷すぎて読んでられませんでした。冠婚葬祭でチマチョゴリ着たり、生活の慣習が韓国のまんまで、キャラの名前とかだけ日本設定は流石に違和感通り越して無理すぎる。
    それに、これは他の方もレビューで仰ってたけど、会社でのセクハラパワハラ描写があり得なすぎる。日本の会社だったら20年前でもあんなんあったら問題なるよ……。もしかしたら、韓国の会社では実際ああいうハラスメントが罷り通ってしまうのかもしれないけど、だったらそれこそ韓国設定のままで良かったんじゃん……。
    「11年後、私たちは」のコメント欄でも散々言われてたけど、何で韓コミって無理やり日本設定にするんだろう。アメリカや韓国では、ポケモンやスラムダンクのキャラが現地風の名前にローカライズされてるそうだけど、日本では海外作品のキャラ名を日本名にする文化って無いじゃない。中華BLドラマで日本でもヒットした「陳情令」(原作小説は「魔道祖師」)でも、キャラ名は中国語読みだったよ。外国の見慣れない名前のままでも、面白けりゃ多くの日本人は読むし観るんだよ。
    そもそもローカライズって、海外作品を現地の人に受け入れやすくする事が目的の筈なのに、こんな「名前だけ日本にしました!」みたいな雑な仕事ばっかしてたら、むしろ読む気失せる人多くなるばかりなんじゃないかな……。
    少なくとも私は、韓国文化にも日本の読者にもリスペクトの無い、この手のローカライズは一切不要だと思います。直接ストーリーに関係ない話ばかりでごめんなさい。

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  5. 評価:3.000 3.0

    良くも悪くも小池一夫

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    英国の老舗オークションハウス、オリバー社の鑑定人・柳宗厳が、美術品を巡る真贋の闘いに巻き込まれて行くアート・クライム・アクション。
    主人公の柳宗厳は表向きは鑑定人ですが、実はフェルメールの贋作で有名な「ヒトラーを欺いた天才贋作師」ハンス・ファン・メーヘレンの息子、アダムス・メーヘレン直々に贋作造りを叩き込まれた超一流の贋作師でもあり、そのスキルを十二分に駆使して、オリバー社を狙う様々な敵と戦います。
    中でも、柳に強烈な愛憎を抱きつつも敵対する、日本財界のフィクサーの娘・ユミを罠に嵌める為、この世に存在しない「ミケランジェロのクレオパトラ」の絵を造り出し、運命のオークションに挑むエピソードは面白かった!専門家を欺くルネサンス絵画を捏造するため修道院から400年前の埃を取ってくるとか、知ってても絶対使えないトリビアが普通に面白いんですよね。この辺り「メーヘレンの後継者」として説得力があって素晴らしかった。
    また、作画の叶精作先生がべらぼうに絵が上手いので、きらびやかなオークションと、そこに飾られた「ミケランジェロの幻の作品」が出されるシーンが豪奢過ぎてヤバいです。
    ……が、話が進めば進むといつもの「美女とセセセセとガンファイト」な小池一夫アクション作品になってしまうのが惜しい。コーザノストラと戦うにしても、イタリアマフィアなんて昔から贋作盗品捌いてんだから、ガンファイトじゃなくてオークションで騙し騙されの頭脳戦やって欲しかった……。
    後半になると、最早ジャンルさえ行方不明です。一○会モデルとおぼしき政治結社のオバハン頭首が、手から闘気エネルギーを放って攻撃してくる……という、恐らく全読者をポルナレフ状態にしたであろう超展開の中、ジャンプして攻撃を避けた柳が空中で何故かスーツを脱ぎ捨てて全★裸になり、オバハンを前★後してしまった場面では、もう何読んでるか分かんなくなってきて死ぬほど笑ってしまいました(笑)。
    途中からもうオークション関係ないし、小池作品にありがち過ぎる竜頭蛇尾なラストではありますが、逆に展開が読めなすぎて飽きないと思います。「クライング・フリーマン」のノリがいける人なら楽しめる筈!

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  6. 評価:1.000 1.0

    合わなかった……

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    芸能界モノもサスペンスも嫌いじゃない。でも、見事なくらい合いませんでした……。
    誰が相手であれ、16歳のアイドルを妊娠させたって時点でまず「うわっ」てなるし、推し活やってた医者がそのアイドルの子供として転生(記憶ありで)したのがもう無理でした。崇拝対象か恋愛対象か知らんが、母親を女として見てる赤ちゃんの存在が個人的にキツすぎる。当然ながら、サスペンス部分にはたどり着いてすらいません……。
    進撃金カム鬼滅呪術薬屋フリーレンと、大ヒットしたアニメは原作共々お気軽にハマって楽しんで来たけど、こんなに大人気なのにハマれない作品は初めてでした……。「かぐや様~」「君は淫らな~」も途中でリタイアしたし、私この作者さんコンビの作品が、多分肌に合わないんだと思う。残念ながらここでギブアップです……。

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  7. 評価:1.000 1.0

    サイコホラーか?

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    沢山広告出るんで読んでみました。
    恋愛モノの韓コミで、相手役の男キャラがDVモラハラな確率って今んとこ打率10割近いんですけど、中でもこの作品は飛び抜けて酷い。何でこんな男をヒロインの相手役として造ったのか、想像さえ出来ないほど酷い。
    まず結婚してないのに愛人扱い、都合よく他の女からの弾除け扱い、虫けら以下のペット扱いって時点でトリプル役満、挙げ句キレて叩き出した愛人が居なくなれば、しつこく追いかけてって恫喝からの強制復縁要請(サツ害を仄めかしながら)。もうDVモラハラに関してはトリプル役満通り越して国士無双。「実は守りたかった」とか寝言は寝て言えっつーの。
    ヒロインもヒロインで好感が持てない。所謂内気なドアマットヒロインなんだろうけど、何一つ自分で成そうとしないのは内気じゃなくて愚鈍なだけ。自分の意思さえ持てないほど痛め付けられてるんだったら、もう愛人がどうとかいう呑気な話じゃないよね。
    恐らく「従順な女にほだされるヤンデレ俺様イケメン」を描いたんだと思うけど、このままDV男と寄り戻してしまったら、ハネムーン期にほだされて地獄に戻っていく共依存女のサイコホラーにしかならないと思う。

    何ていうか……全体的に男女観が古い作品だなと思いました。マンガってある程度、描かれた時代の世相や常識を反映するものだから、日本だと昭和の頃の少年マンガにあった露骨なブス弄りやセクハラ、女性への暴力や理不尽暴力ヒロインなんかは読者の支持を得られなくなって減ってるじゃないですか。コンプラが厳しくなったってのもあるけど、少なくともいじめや虐待描写が重要な作品でない限り、上記のような行為をするのは大抵悪役ですよね。例えば「薬屋のひとりごと」の壬氏がDV男だったら、あそこまでのヒット作にはならなかったと思う。そして、男女どちらの読者からも嫌われていたでしょう。
    この作品は、そういう「日本では廃れたアウトな男女観」が、未だ社会に生きてる国で生まれたんだなと感じます。韓国は創作物の細かい規制が日本より厳しいと聞くのに、女性向け恋愛マンガにおける男性の暴力表現を普通にスルーしてる辺り、やはり現代でも儒教の影響が強いんでしょうね。何かお隣の国の闇を、思わぬところで垣間見てしまった気がします……。

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  8. 評価:5.000 5.0

    服飾史に咲く「ベルサイユのばら」

    かのベルばらにもちょこっと登場した、マリーアントワネットお抱え服飾デザイナー、ベルタン嬢の一代記。
    作画が可愛く、ドレスのデザインがうっとりするほど素敵なだけじゃない、当時の繊維の相場やドレスコード、細かいマナーの類いまでしっかり調べてストーリーに活かされてるのが素晴らしい。当時の地位の低かったお針子の立場からどんな風にベルタンが立身出世していったのか、お仕事ものとしても歴史ものとしても、凄く説得力があります。
    女性が一人で身を立てるのが困難だった時代、生涯独身の身で王妃のドレスデザイナーにまで登り詰めた……というだけでただ者じゃない事が分かるベルタン嬢が、負けん気も努力家な面も、そして等身大の女性としても魅力的に描かれてるのが良い。ベルタン以外にも、後のデュバリー夫人となるお針子時代のジャンヌ・ベキュー、服飾店の同僚やマダム、シャルトル公の婚約者パンティエーブル嬢など、登場する女性達にそれぞれの違った魅力とドラマがあるのもいい。一話目のララお嬢様みたいな嫌ーな女も居るけど!何をやっても「女」の一言で一纏めにされてきた女性達に向けられる(今でも居ますけどね、すぐ「これだから女は」とか言う人)、作者さんの温かな視点を感じます。
    みやのはる先生の「ラ・マキユーズ」にも登場した、髪結い師レオナールとの関係も気になるところ。史実ではベルタン嬢は独身だったそうだし、今のところ恋愛には到ってない感じだけど、この二人はどうなっていくのかな。史実とは違って恋愛展開になったら、当時のヴィダルサスーンとシャネルがカップルみたいな感じだよねこれ(笑)
    冒頭のコンシェルジュリー牢獄のアントワネットに、命がけでスカーフを届ける場面にどう繋がっていくのか……楽しみに追いかけていきたいです。

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  9. 評価:5.000 5.0

    心温まるオアシスのような

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    以前からちょこちょこTwitter連載読んでて、大好きな作品です。
    定番のトラック転生から悪役令嬢になったのが、子持ちのおじさん(しかも紳士)というのが最高に良い。定番の知識チート神様チートじゃなく、おじさんの長年の社会人経験と人柄の良さで難局(?)を切り抜けちゃうのが素敵。人の名前咄嗟に思い出せなくて、何とか知恵を絞って名前思い出そうとするの中年あるある笑
    中身はおじさんだけど、ハーレム狙いとかじゃないのも好きなところ。頑張ってるヒロインちゃんについつい親目線になっちゃうとことか、いかにも良き父って感じで心温まります。そりゃこんな実の娘とも仲良しな心優しいお父さんがinしたら、悪役令嬢になるのは土台無理ですよね。てかもう指先にまで神経行き渡った、社会人マナー完璧なただのハイスペック令嬢ですやん……笑
    絵柄もほんわか、話もほんわかしてて、老若男女問わず安心して読めるのがホント好き。エキサイティングで殺伐とした物語も嫌いじゃないけど、たまにはこんな小春日和のようなお話にのんびり癒されるのも悪くないよね。

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  10. 評価:5.000 5.0

    精緻でダイナミックな史劇の佳作

    正直何でレビュー少ないのか意味が分からんぐらいの良作。時は14世紀、英仏百年戦争初期(ジャンヌ・ダルクが登場するまさに100年ほど前)、フランスの戦場を生きる傭兵隊長ジョン・ホークウッドを描く戦史劇です。
    当時のヨーロッパの戦争は、互いに身分の高い捕虜を取っては身代金を支払い解放する、いわば上つ方の出来レースのようなもの。とはいえしっかり戦闘行為はある訳で、そこを担ったのが小規模ながらも私兵一軍を率いる傭兵隊長達。英仏百年戦争を描いたマンガは幾つかあるけど、この戦争の話で傭兵隊長を主人公にした作品はこれが初めてだったのでめっちゃ新鮮でした。
    この作品の主人公ホークウッド隊長は、身内で小競り合いを続ける小領主に雇われた事で、次第に戦火を拡大する英仏百年戦争に巻き込まれていくのですが、このホークウッド隊長と彼の率いる傭兵団の面々が、教科書では「領地を接する領主同士の小競り合い」と一行で済まされる小さな戦いの中で、豊富な経験と知略を生かし、最大限の利益を獲得するべく奮戦する姿は痛快の一言です。戦争のグランドデザインだけ考えがちな騎士の面々と違って、「目前の戦いにどうやって勝つか」「勝ってどのように利益が得られるか」を優先する彼らは、敵前逃亡も奇襲もお手のもの。現代人にも理解しやすい合理性とプロ精神を持ってるんだよね。
    また、膨大な軍資金をどうやって賄うか、賞罰をどのようにするか、といった中世の戦争の細かい裏側を、全く飽きさせずテンポよく描いているところも素晴らしい。「ベルセルク」や「ヴィンランド・サガ」でも傭兵の裏側を興味深く、かつ詳しく描いていましたが、この作品での傭兵団の描写は前述二作品にも決して劣りません。絵が上手く、背景描写のひとつも疎かにしない作画によって、鉄と血と泥の匂いさえ感じられるよう。
    キャラクター的には、やはりホークウッド隊長がカッコいい。仕事に手を抜かない、渋い大人の男の魅力が溢れてるんだよね。話が進むと、英国のブラックプリンスやらといった歴史上の将軍達とも刃を交える事になりますが(敵の面々がこれまた濃いんだ……)、史実では「歩兵の長弓が騎士の時代を終わらせた」と伝えられるこの中世の大戦禍を、ホークウッドがどう戦い抜いたか目が離せなくなると思います。
    未読の方は、まずはお試しを覗いてみて!冒頭の合戦シーンだけでも、面白さが一目瞭然だから!

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