4.0
ビュルシンクの悪魔?
いいえ、ビュルシンクの芋虫です!
私は世の中の虫という虫が大嫌いなのですが、このお話に出てくる巨大芋虫はめちゃくちゃ可愛くて一コマでハート射抜かれました。
その場面に至るまでも可愛さの片鱗はあり、あー伯爵可愛い系母性本能攻めかも...と思っていたところ、件の初夜芋虫事変が起こり、それからというもの怖がりで恥ずかしがり屋で挙動不審な伯爵がドギマギしながらコミュ障克服するため一生懸命な姿が可愛くて、ぎゅってしたくなるクロエに同調しながら読んでました。
忍者のように姿を見せず、使用人にやクロエにプレゼントと手紙を置いていくのも可愛らしかったけど、コミュ障が少しずつ改善されて姿を表せるようになり、直接渡せるようになった時の嬉し恥ずかし緊張しい伯爵も可愛い。
コミュ障のため2人のイチャラブが見れるのはずっと先(課金後)かなと思っていたのですが、案外展開が早く、わりと早い段階で身も心も結ばれてラブラブな様子が潔くて良いですね。
それも献身的なクロエの賜物でしょう。
初夜のやり直しで本当に身が結ばれた夜の2人のスマートじゃないけどドキッともするしほんわかする、けれどギクシャクしちゃうようなやりとりが繰り広げられるのも、のほほんとしたクロエとコミュ障の伯爵らしくて微笑ましかったです。
- 0