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1 - 10件目/全60件

  1. 評価:5.000 5.0

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    穏やかに育まれる死神との愛

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     この作品のヒロインの没落華族の千鶴は、新華族の三条家の使用人として奉公しながら、酷く虐げられる日々を送っていた。 そんなある日、千鶴は、小石川の街に蔓延る死に至る流行り病を鎮める為の生け贄として、死神に花嫁として捧げられることとなった。
     千鶴は、死神のもとに嫁ぐと驚愕の事実を知る。
     死神の名は八雲。実は、死神は人間の命を刈り取って死に追いやるような恐怖の存在などではなかった。人間は、死神の案内無しで死ぬと、魂が迷い彷徨い悪さをするようになって苦しむ事になってしまう。だから死神は、人間の魂を黄泉へと安らかに導き人間を救う働きをしてくれていたのである。人間の寿命はあらかじめ決まっていて、流行り病による死も、死神のせいなどではなく、元々決まっていた寿命に過ぎなかった。死神は優しい存在だった。
     死神の八雲は、死神見習いの浅彦と、幼い人間の子供の一之助と暮らしていた。一之助が、千鶴にとても良く懐いて、無邪気で可愛い。
     一之助は、両親に虐待されて、死にたいと絶望の淵にいたところを八雲に救われていた。 そんな一之助が、母親の死の間際に、母親に「愛している」とぎゅっと抱き締めてもらって、『愛されていたのだ、生まれてきて良かったんだ!』、と実感出来たシーンには、思わずホロリ泣かされた。千尋は「これからは、自分が一之助の心が壊れないように愛情を注ぐんだ!」、と八雲に誓う。八雲は、一之助の本心に気づき心を救ってくれた千鶴にありがとうと感謝する。胸が熱くなる場面だ。
     八雲には、愛というものがよくわからなかった。けれども純真無垢で慈愛に満ちて健気で芯の強い千鶴と過ごすうちに、八雲にも変化が起き始める。
     千鶴も、八雲の心に寄り添いたい、という想いが日々強くなっていく。  二人の今後の展開が楽しみです♪

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  2. 評価:5.000 5.0

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    アシュリーの母親が謎だらけ

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     この話を読み始めて最初に感じた事は、主人公のアシュリーが、母親を救ったという従者に、実は騙されているのではないか、という疑念。アシュリーや母親は洗脳されてる? 母親も怪しい?                         冤罪で実家から追放されて、悪い(?)貴族に卑劣に暴行されてアシュリーを産んだという元貴族の母親。重大な真実が隠されているようだ。 従者が、母親を盾に取って、アシュリーに冷たく心無い言葉を吹き込んで洗脳しているみたいで、凄くモヤモヤする、、、違和感しかない。「あなたは母親を追い詰めた、罪深い存在だ。」なんてアシュリーに対して酷い言葉!!あり得ない!!
     アシュリーは、もっとしっかり世間を学んで視野を広げて賢くなって、簡単に人を信じないで、真実を追求して欲しい。
     そもそも父親は誰なのか? 従者が言うように本当に鬼畜なのか? それとも真逆で、アシュリーの゙救世主となるのか?

     学園生活では、アシュリーは、魔術道具の眼鏡とカチューシャで変装しているせいでブスメガネと言われたり、早速妙な女の子が転入して来て、嫌な思いをしたりなど、孤独で辛いはずなのに、当の本人は飄々としている。メンタルは強いようだ。 ところで転入生の女の子は魅了のスキル持ちの転生者?怪しい。

     カラスや仔猫など、使い魔?神獣?が登場して、王太子とかが絡んできて、話はどんどん進んで面白くなっていくので、この先の展開が楽しみではある。
     アシュリーは見かけによらず逞しいので、どんな試練も乗り越えて、成長していって、ハッピーエンドを迎えて欲しい♪

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  3. 評価:5.000 5.0

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    健気なヒロイン

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     この作品は、美しいヒロインの八重が継母や異母姉などに酷く虐げられるシーンから始まるという、一見よくあるお話に思える。しかしその後の展開が変わっている。簡単に胸のすくような思いをさせてくれない。
     異母姉が悔しがるほどのスパダリイケメンに結婚を申し込まれる、とい所までは予想範囲内なのだが、このイケメンの旦那様がかなり曲者なのだ。結婚式を挙げたところまではいいが、その後、妻である八重と夫婦の営みを持とうともせず、放ったらかし状態。
    噂では、八重のような美人は好みではなくて、外で愛人を囲っているらしい。この旦那様は相当拗らせているようで、、、何か隠された秘密がありそうなのだ、、、
     八重が、前向きで健気な働き者で逞しく、使用人たちにも分け隔てなく優しくて素敵な女性なので応援したくなります。旦那様に溺愛される日を待ち望んでいます♪

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  4. 評価:5.000 5.0

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    レアなチートスキルが斬新

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     主人公のクラウスには、【自動機能】というレアなチートスキルが授けられている。自動で家に帰るなどの自動移動、自動資源採取、自動で敵を倒す自動戦闘、など。これ、ダメスキルじゃないよね、神スキルです!

     なんと妹のリズにも、レアなチートスキルが付与されていた。三重神スキルの【依頼の道標】、広範囲探査など。
     シャーロット、メリム、ティエラ先輩、ロバのシルバーなどの仲間たちのキャラも良い。
     クラウスの自動機能スキルが、ぼっち仕様からパーティー仕様へとランクアップしたり、クラウスにはまだまだ伸びしろがあるようで、先の展開が楽しみ。

     厄災竜やクラーケンなどのモンスター級の敵を退治していくさまは、爽快だ!
     この作品には、まぁ何とかなるさ、必ず上手くいくはず!、という安心感がある。リラックスして楽しめる。ほんわか心和む冒険者ものです✨

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  5. 評価:5.000 5.0

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    ハラハラ・ドキドキ、誰が敵か味方か?

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     天才高校生ハッカーのファルコン、高木藤丸がヒーロー。 この作品は、藤丸が、藤丸の父親や難病の妹、友達、ひいては日本の人々を大量殺戮のウイルステロから守る為に得意なハッキングテクニックを駆使して極悪非道なテロ組織に立ち向かって大活躍するストーリー。
     初っ端から、誰がスパイなのか、コイツは味方なのか、と疑心暗鬼になる。 常に時間との闘いだったりして、ハラハラ・ドキドキが止まらない。藤丸のキャラが、ドラマで演じてくれていた三浦春馬さんと重なって、応援せずにはいられない。 胸熱くなる展開で、読み始めると最後を見届けるまで戻れなくなります!

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  6. 評価:4.000 4.0

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    つくづく身勝手な男に呆れる

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     この作品は、離婚を経験し辛い過去を乗り越えて新しい人生を前向きに生きていこうと奮起する女性たちを主人公としてオムニバスで描かれている。
     最初の主人公の香帆の夫の真也は身勝手自己中の下劣な男。 女は自分に都合が良くないとダメ、外見の良い女は男のステータスだと勝手極まる偏見で不倫は当たり前の特権だと豪語している馬鹿野郎。 こういう男、いるよな、結婚不適合者!一人で生きて下さい。
     真也の不倫相手のアカリも卑しい女。取り柄は愛嬌と見た目だけ。家事能力ゼロ、というのはまだいい、家事は夫婦二人で協力して取り組めば自然と上達して家の中が上手く回って何とかなるから。でも真也は家事協力しなさそうだから、どっちみち真也はダメだね。残念でした!  アカリのような女は、家事協力してくれる包容力のある男じゃないと結婚破綻する。
     まぁ、妻のいる男性と悪びれもせずに関係を持ってしまう時点でアウト!いやらしい下品な女、確定。

     香帆は人生のドン底から立ち上がり、新しい扉を開いていく。過去の束縛から開放されて、真の幸せを見つけに行く。
     私たちに勇気と希望を与えてくれる前向きで心逞しい女性たちを応援し続けたい!

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  7. 評価:5.000 5.0

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    ウブなんですか?

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     この作品のヒロインの駒子は、仕事は出来ないポンコツOLだけど、料理は得意で家事能力は高くて、オセロも得意で負けず嫌いで、明るくポジティブシンキングで優しく素直な可愛い女性。
     駒子が恋してしまったのは、普段は仕事に厳しい冷徹上司の森崎。しかし、イケメンだし、母性本能をくすぐられるタイプ。風邪引いて駒子に世話になった時に見せた素の顔が柔らかく、素朴で飾り気なく温順で、意外にも子猫のように可愛らしかった。このギャップには、キュンとさせられる。

     駒子みたいなタイプは、一緒にいると絶対楽しいし、森崎が風邪でダウンした時には、買い出しして風邪を治すための食事まで作ってあげたりして、お節介かも知れないけれど、弱っていたり困っている人を放って置くことができない思いやりの心溢れる優しい気遣いのできる素敵な女性。
     森崎のような一匹狼タイプで、一人で強がっていて、仕事が出来るなど完璧であることにこだわって、他人には隙を見せたがらない男性には、駒子のような女性との相性がぴったり合うと思う。

     森崎は、生後すぐ母親を亡くし、ずっと父親に育てられ、その父親も亡くして今は一人暮らし。きっと、色々辛い経験をしてきている。悲しい思い出も。だからだろうか、強がってしまって、恋愛にのめり込むのが怖くて臆病なのかな。 人との関わりが不器用で、恋愛ではウブなんだよね。

     ここは是非、男前の駒子がリードして、森崎を恋の沼にはめちゃってほしい! 駒子ならば、森崎を夢中にさせられると期待しています♪

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  8. 評価:5.000 5.0

    切ない愛の真実 やり直しの代償、その悲劇

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     リーセルは、19歳の時に、聖女アイリスに嵌められて断罪されて、愛する恋人の王太子の手によって命を落とす。すると記憶を引き継いだまま6歳頃に巻き戻ってタイムリープしていた。

     聖女アイリスの幼馴染のギディオンが、前世の時と人格が全く異なっていて穏やかで優しくてリーセルに好意的に振る舞い、リーセルは戸惑う。              実は、ギディオンと王太子の中身が前世の記憶を引き継いだまま、入れ替わっていたのだ。

     聖女アイリスは性悪で、親友のはずのミアの婚約者ベンジャミンを誘惑して婚約破棄させておきながらギディオンの方が美男子だからつまらないという理由ですぐに振って、ベンジャミンとミアを自殺未遂にまで追い込んでしまった。
    リーセルも前世で恋人の王太子をアイリスに奪われている。アイリスが元凶で、多くの恋人たちの仲は引き裂かれ不幸になっていたのだ。
     アイリスは己の欲望の為には手段を選ばない非情な悪女だ。聖女?どこが?
     アイリスは冷徹で厳格な血族に生まれ愛情不足で育った。その点だけ同情するが、だからといって許されない!
     アイリスの力は、心が欲望溢れて闇落ちする程に強くなるのか?家族に認められたいという想いが根底にあってより一層パワーアップした?

     王太子とギディオンの魂の入れ替わりの謎は、、、おそらくギディオンが黒幕で、王太子に成り代わり国のトップに立ち、かつ、アイリスを手に入れたい、という身勝手な欲望が発端なのではないか?
     そして強力過ぎる二人の魔力による魔術の発動によって、このような時間を遡る二人の魂入れ替わりの壮大な悲劇が起きてしまったのか?

     前まで読み返してみると、現ギディオン(中身王太子)の深く重く純粋な真実の愛が切なくて、もらい泣きしてしまいそうなほどに胸が痛むシーンが多い。
     愛するリーセルを救う為に、瀕死の状態で戦場から駆けつけて、涙流しながら、地獄に落ちる事も覚悟の上で、愛する人に刃を向ける、この不条理に思える愛の代償、この悲劇。アイリスの事など好きでもないのに誤解させてしまい苦しい思いをさせてしまった事を償ってリーセルとやり直したい、という必死の決意で起きた悲劇。

     現王太子(中身ギディオン)とアイリスには天罰がくだりますように!!
     そして現ギディオン(中身王太子)の悲願が叶って、リーセルと共に幸せになってもらいたい!!

    • 2
  9. 評価:4.000 4.0

    うぶなヒロインを応援したい

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     25年間彼氏なしの篠宮伊織は、斉賀尊成と政略結婚する。伊織は、愛情に飢えていたが、両親の冷えた夫婦関係を見ながら育った為に、虚しい結婚はしたくない、と結婚自体を嫌悪していた。しかし、6ヶ月間だけでいいから、あとは離婚なり好きにしていい、という父親の提案を受け入れざるを得なかった。結婚しないと多くの従業員が路頭に迷うと言われ、已む無く。

     伊織は、人を幸せにできる料理が好き。いつか料理の道に進み自立したい、調理の勉強をしたい、と夢を抱きながら、こっそりカフェでバイトをしている。

     尊成は、第一印象が悪く、見た目イケメンだけど冷たい表情で、女癖が悪いという噂もあった。 結婚当初こそ、接点がほとんど無い冷えた夫婦関係だったが、次第に、尊成の印象が良い方へと変わっていく。 時折見せる甘い素顔に翻弄される伊織。相手のことをもっと知りたい、という想いが強くなっていき、二人の距離は縮まっていく。

     伊織の自立して料理の道へ進むという夢はどうなるのか、というのも気になるけれども、、、、、              恋愛初心者のうぶな伊織が、一人の男性を愛する大人の女性になっていく過程が無理なく自然で、好感持てる。そして、初めの頃の塩対応する尊成と、甘い顔してデレる尊成とのギャップも好き。二人のハッピーエンドを期待して続きを読んでいこうと思います♪

    • 2
  10. 評価:4.000 4.0

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    他の方のレビューにもありましたが、自分も、石川雅之先生の『もやしもん』を探し求めて、迷子になって、ここへ辿り着きました。
     ここでは、坂本龍馬が悪者?になってしまっているのでしょうか。新撰組が翻弄されています。イヤ、どっちかが正義で一方が悪、ということは無いですね。ちょっと面白いです。
     新撰組と反幕府を唱える攘夷志士との闘い。
     残虐事件は龍馬の仕業なのに、新撰組局長の近藤勇の粛清と偽っているので、近藤が「鬼だ!」とか言われちゃってます。 西郷も曲者です。 近藤が、自分が不甲斐ないせいだ、と苦悩していて可哀想だけど。
     どっちもどっち、狐と狸の馬鹿しあい。
    飛び込んだのは修羅の道、渇きを癒やす為にすすったのは志士どもの血、と言うセリフに震えました。今の平和な時代の日本に生まれたことに感謝。
     序盤まで拝読いたしました。自分には少々難しかったようです。

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