5.0
よくある転生回帰ものではない
幼い頃に親に決められた政略結婚で、アルノー伯爵に嫁いだビアンカ。一度目の人生は、虚しいだけの人生だったが、18歳の歳に転生回帰でき、人生仕切り直しをする。アルノー領で、築いて来なかった人間関係。領地運営に当の伯爵との夫婦関係を再構築して行く。心理描写、画も秀逸。
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幼い頃に親に決められた政略結婚で、アルノー伯爵に嫁いだビアンカ。一度目の人生は、虚しいだけの人生だったが、18歳の歳に転生回帰でき、人生仕切り直しをする。アルノー領で、築いて来なかった人間関係。領地運営に当の伯爵との夫婦関係を再構築して行く。心理描写、画も秀逸。
ゼト殿下とターナが、良い仕立てをするからってひっつくなんて、何だか不自然だけど・・・。
それにしても、ウィルが痛い。婚約者も浅はかすぎる。だからお似合いだ。
完璧な淑女エリシアは、オスカル第一王太子の最有力婚約者候補だった。けれど、それを妬む妹アデラの陰謀で、大火傷を負い、王太子の婚約者候補から離脱する。そんな中、ひょんな事から第二王太子ジルと出会い、今までの自分の生き方を考えさせられる。そして、紆余曲折、孤軍奮闘の末、ジルの家庭教師になる。スラムで育ったジルの教育は、中々難しいものだったが、クズな父親や妹に傷つけられたエリシアは、持ち前の芯の強さでジルの信頼を得る。しかし、オスカルもクズでポンコツだったので、不幸な怪我を負ったエリシアは、婚約者になれなかったことは幸いだと思う。最後は、スカッとする結末を期待したい。
何で、飼う?同居?する事になったのか謎だけど、主人?の帰りを暗がり(夜行性の目?)の中、夕飯作って待ってるなんて、何てかいがいしい『諭吉』・・・🧐
プリティナ帝国皇帝に嫁ぐ事になったレアナ。それに出された条件は、『皇帝からの愛を求めない』『正室ではなく、あくまでも皇妃扱い』と言うものだった。しかし、前世を知るレアナは、2度目の今世を穏やかにニートライフを過ごしたいと思っていたので、その条件をのみ嫁ぐ。けれど、前世の展開は起こらず、神女ミアを皇帝に引き合わせる事に苦戦。いつしか、レアナを愛する皇帝は、ポンコツ皇帝になり、レアナを溺愛する。そして、ケベスと呼ばれる反社組織が、皇帝を引きずり下ろす事を暗躍する。それに、皇帝の弟ルマン総督が関わっているようだ。流れがゆっくりで、ヤキモキするが、結果がすごく気になる。
人には、色んな生い立ち、人生ってあるんだなって考えさせられる。子どもは、親を選べないとか、いやいやその親を選んで産まれて来たとか・・・。自分の今までを振り返ると、波留子や奈津子、亜紀斗のような重い足枷なく生きて来れたけれど、犯罪者の子どもに産まれた側の事を考えてみると、凄く息苦しさを感じると同時に何かわからない恐ろしさも感じる作品だ。
高校時代、憧れて、告白をして、付き合うようになり、初体験になるはずだったのに、途中で終わり、三十路になっても、その事がトラウマになって、中々結婚もできず、ついに婚活を始めた浅野裕美。しかし、入会した結婚相談所で、担当になったのが、偶然にもトラウマの相手の堤昭人だった。昭人は、裕美の事を覚えていない様子で、相談員として、辛辣な言葉を裕美に浴びせる。けれど、高校時代から、苗字が変わってしまっていたので、気づかなかっただけで、昭人も傷つけてしまった裕美の事を忘れていなかった事がわかり、2人は、徐々に歩み寄る。まぁ、これからも、色々と行き違いや誤解は、あるだろうけど、何とか丸くおさまりました。山口恵さんの描かれる男性も女性も良き🥰です。
大企業の社長秘書を務める桐谷望愛。穏やかで、包容力のある社長が、突然、脳梗塞で、社長を交代し、会長職につく。それに伴って、会長の秘書になるつもりが、代わりに社長職についた、俺様モンスター渉に、無理難題を押し付けられ、社長秘書も兼任することになる。葛藤して行く望愛。秘書室長の菊森に、憧れていた望愛だが、渉の本当の人となりに触れ、愛するようになる。中々、ヤキモキする展開だが、菊森室長も望愛への思いを断ち切り、新しい恋を見つけて、幸せになって行く予感・・・。今後が楽しみだ。
異母妹エリカに婚約者を奪われたシェリル。そこに、以前から仕組まれていたかのように、用意周到に『冷酷の伯爵』と異名をもつ、15歳も年上の辺境伯リスター伯へ嫁ぐように父親に言われ、翌日に家を追われるシェリル。嫁いでみると、伯爵は、冷酷どころが、自分に嫁いで来たシェリルを思いやり、次の良い嫁ぎ先を探してくれ、見つかるまで手厚くもてなしてくれる。いつしか、伯爵に思いを寄せるシェリルだったが、自分は、伯爵から選ばれないと思い、伯爵への気持ちを抑えようとする。どうか伯爵も、早く素直に、シェリルへの気持ちが特別なものだと気づいてほしい。
幼い頃からお世話になった叔母が、嫁ぎ先で不遇な扱いを受けているのを見かねた大学生花織。何件もの弁護士事務所を回って、やっと親身になってくれる元ヤン弁護士斎に出会い、叔母をくそ夫、くそ義母から救い出す。その事がきっかけで、斎の事務所でアルバイトするようになり、どんどん可愛くなっていく花織。斎との関係も、ヤキモキしながら進展して行きそうで、楽しみだ。
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