Mayayaさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全202件

  1. 評価:4.000 4.0

    どうぞあまり「危険」になりませんように…

     七里ベティ先生の描くキャラクターって、とにかく瞳が綺麗。そして、ポージングの美しい画を描かれるので、残念なコマ率が非常に少なく、安心して読むことができます。
     ただ今回のヒロイン來那は、男勝り?(あ、ジェンダーレスに引っ掛かるかも!)っていうか、言葉が荒いので、ん?この吹き出し、誰が言ってんの?と、戸惑う場面がちょっと多め…。弟李兎の誕生とともに母を亡くし、ヤクザ映画大好きな父親の影響を受けながら育ったとしたら、こういうキャラ設定もありかも?好きか嫌いか、好みは分かれるところだと思いますが。
     初回配信分では、まだ火神さんの真の目的が、明らかになってはいないし、來那との間にロマンスが生まれる気配も、んー、ある?ない?でも、來那のパパ関係に、フラグが立っているように感じるのは、自分だけでしょうか。
     正直、極道モノは好みではありません。ただ、弟を育てるために、必死で頑張ってきた來那が、どんなふうに恋を意識していくのか、そして火神さんが、彼女をどう受け止めるのか、二人の「危険な恋」の行方に興味深々。どうぞ、あまり危険になりませんように…。

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  2. 評価:4.000 4.0

    人魚姫なシンデレラ

     正統な男爵家の血筋なのに、継母と義兄弟に虐げられ、使用人のような待遇を強いられているエレンの身の上は、まさにシンデレラ。
     そんな彼女が、大きな賭けに出た。それは、魔法によって「エノックに愛される1年」を得ること…その代償は、自らの命。この設定は、まるで人魚姫(アンデルセン版)。シンデレラチックな家族設定の作品は、それなりに目にするけれど、そこに人魚姫設定をぶっ込んだものは、初めてかも…なかなか重々しいスタートです。
     重々しいといえば、ヒーローエノック、ヒロインエレンとも、強く逞しそうに見えながら、実は結構ネガティブ。二人とも長く生きるつもりがないって、どーゆーことっ?!せめて、どちらかは頑張ってほしいところだけれど、二人の複雑な生い立ちを考えれば、仕方がないのかもしれません。それでも、傷ついた二つの魂が、魔法の力を借りつつ「愛のかたち」を学んだこの11か月、きっと何かが変わったはず…。
     人魚姫が、海の泡となって消えたように、エレンの命も消えてしまうのか、それとも、シンデレラのように行動したことによって、活路を見い出すのか…奇跡を信じつつ、二人のこれからを追っていこうと思います。

    • 4
  3. 評価:4.000 4.0

    細かいところが気になる性質でして…

    「異国のハーレムに売られる始末」になったのに、のんびりと人材紹介所ってぇ?あのぉ、全然危機感、悲壮感ないんですけれどぉ…と、初っ端から細かいところが気になって、その後、ずっと後を引いています。そもそもそんな設定、別になくても話は進んだんじゃないの?
     ストーリーのほうは、タイトルでも匂わせているとおり、伯爵(後に公爵、二階級特進かーい)ミエルが、セチアに見せているワンコな顔と、獲物を狙う猛禽類のような顔との、二つの顔を使い分けるというミステリアスな展開です。セチアは才女という設定なのに、どうして気付かないかなあ…多分、ミエルのほうが一枚上手なんだろうね。
     ミエルがダサい格好をしていたワケ←能ある鷹は爪を隠す!
     ミエルがセチアと契約結婚したワケ←好きだったからに決まってるじゃん!
    と、いきたいところですが、ホントのところはどうなのでしょう。答え合わせが楽しみです。とにかく、ミエルの表の顔と裏の顔、そのギャップがたまらない作品です。
     ところで、作中に出てくる、ミエルの生き様を象徴するかのような「夕焼けの花」、あれってどう見てもフリージア…はい、細かいところが気になる性質でして…。

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  4. 評価:4.000 4.0

    古代中国風Mr.&Mrs.スミスかーい!

     夫婦がお互いの素性を隠して…という設定は、「Mr.&Mrs.スミス」等、スリリングなネタとして優良物件。けれども、そこに子どもまで二手に分かれて!となると、もはややりたい放題…連れ子同士じゃあるまいし、二人とも実の子でしょ?今や、漫画史上最恐の拗れ婚、面白くないわけがありません。二重三重に拗れて、手塚治虫風?赤塚不二夫風?の昔の漫画のわちゃわちゃ感もあって、ほぼほぼコメディー路線、重くならずに読むことができます。
     ただ、その面白さに水を差しているのが、浮生大陸を取り巻く勢力図の複雑さと、それぞれの地位?名前?で使われている漢字の多さ!凡壬が実は中州の聖皇で、その妻の白香が、本名は白夢で北境の白髪の魔尊で、息子の悟生が聖域の聖子で、その妹の奏が天門の聖女って、いったいどーやって覚えればよいのぢゃ?!おまけに、周辺人物たちも二つ名?三つ名?をもっているもんだから、相関図をまとめるために、受験勉強以来、久しぶりに頭を使っております(涙)
     老婆心ながら、この手のお話、長引くとぐだぐだになりがちなので、程よいところでスッキリと完結してほしいかな…これ以上、記号みたいな漢字言葉を、脳内に留めておくのも大変だし💦もちろんラストは、魔尊と聖皇による浮生大陸統一?!幸せ家族でお願いします。

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  5. 評価:4.000 4.0

    まるで、フランスみたいだな…

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    「母でも恋していいですか」って問うところが、まず違和感。「母」は役割の一つであって、恋をしちゃいけないとか、子育てを完璧にしなくちゃいけないとか、意味不明な理想像で括るべきものではないと思う。大事なのは、一人の人間としてどう生きるかじゃないかな?
     その意味で、理沙子が選んだ道も、また一つの生き方。裕太が成長するまで、吾妻さんと歩んだ人生は、親しいお隣さん以上事実婚未満…一見不安定なように見えて、二人の仕事や裕太に及ぼす影響を考えれば、多分この形が現実的。全ての問題を先送りにして、「くっつきました!幸せです!」てな脳内お花畑案件に落とし込んでいないところが共感できます。
     二人が法的に結ばれたのは、ずっと後で、理沙子がアラフィフの頃。もう少し早くても、よかったような気もしますが、多分、私の価値観が古いのでしょう…。個人としての生き方をより尊重した、まるでフランスみたいな恋、もちろん「母でも恋していい」と思います。

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  6. 評価:4.000 4.0

    モノクロ版が完結しているので…

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     モノクロ版が完結しているので、誰憚ることなく、堂々とネタバレ及びツッコミをしたいと思います。
     大方の読者の皆様がお気付きのように、ヒロイン翠珠が想いを寄せる武官海志縁サマこそ、皇帝董文浩その人です、ちゃんちゃん!まあ、よく見ると、伏線はあちらこちらに張られているし、物語中盤で身元バレするので、それほどネタバレでもないのですが…。
     それよりツッコミたい!というか不思議なのは、なぜ転生者である翠珠が、海志縁=董文浩であることを、知らなかったのかということ…。だって、前世で「百花真愛」をやり込んでいたんでしょ?中でも崔国ルートは、お気に入りだったんでしょ?じゃあ、亡国の元皇帝が、海志縁だという情報は、絶対に開示されているはず。そんな重要な情報を伏せられたままで、乙女ゲームは攻略できないよね〜。
     フルカラー版は、モノクロ版より登場人物がやや幼く感じますが、アニメ化するとこんな感じかなーと、想像を膨らませながら読んでいます。少なくとも、志縁さまバージョンの赤っぽい髪色は、フルカラーならではの楽しみ♡
     翠珠の前世の記憶と知識を駆使して、死亡フラグを全てへし折り、無事ハピエンを迎える二人、めでたしめでたし…。けれども、何とこのお話には、続編が…続きは、ぜひ「弍」をどうぞ?!

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  7. 評価:4.000 4.0

    ヒロイン、ドアマット状態ですが…

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     間違いとか替え玉とか、SNSが発達した現代なら実現が難しいであろう設定…あ、違った、現代は「なりすまし」や「フェイク」や「生成AI」があるから、十分あり得るか…。シェリルの悪い噂だけが伝わっていたことによる「一年後離縁」、情報戦を制した者が優位に立つという構図は、古今東西変わりがないようです。
     でも、この手のお話でいつも思うのが、結婚を嫌がった悪役令嬢の代わりに輿入れしたヒロイン、実はヒーローが超絶イケメンだった〜というパターンの、なんと多いことか…そして、元々私と結ばれるはずだったヒーローを返せ〜とねじ込んでくる悪役令嬢の、なんと往生際の悪いことか…結婚相手だよ?事前にもっと詳しく調べないのかね?悪役たち、アウトプットは上手くても、インプットは下手のようです。
     ヒロインのシェリル、ヒーローのグレイグとも、表情が堅めに見える画なのですが、読み進めるうちにだんだんと慣れて、これはこれでアリかなと思えてきます。どのくらい堅いかって?ラストに登場する家族写真が、無表情な程度には堅いですよ〜。
     前半は夫であるグレイグに、後半は妹に酷い目にあわされるシェリル…ハッピーエンドが待っているとはいえ、読む側としては結構辛いです。面白いことは間違いないので、ヒロインがドアマット状態でも耐えられる方に、おすすめの作品です。

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  8. 評価:4.000 4.0

    虫のいい話かもしれませんが…

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     無理に最終回を迎えなくてもよいかな〜という漫画は、「サザエさん」を筆頭に「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」「ちびまる子ちゃん」あたり?反対に、自分の目の黒いうちに完結してくれ〜という漫画は、「ガラスの仮面」を筆頭に、「ファイブスター物語」「名探偵コナン」「ワンピース」etc…そしてこの「公爵令嬢の嗜み」も、そのうちの一つです。
     聞くところによると、作画先生の体調不良で、続話が止まっているとのこと。一日も早く回復されることを、お祈り申し上げます。
     ただ、あまり長く放置され過ぎて、この作品が、未完のまま忘れ去られてしまうとすれば、それは大変残念なこと。虫のいい話かもしれませんが、続話の目処が立たないのならば、思い切って作画を、他の方に引き継ぐことを考えてみても、よい時期にきているのではないでしょうか。
     幸い原作は、完結を迎えているように思います。「かくりよ」や「薬屋」は、同じ原作を、複数で作画、出版されています。カラー化も悪くありませんが、ここはぜひコミカライズ作品の完結を第一に考えて、出版サイドの皆々様に、ご高配いただきたくお願い申し上げます。

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  9. 評価:4.000 4.0

    実力派中堅神官はツラいよ

     電子漫画の流行は、転生悪役令嬢モノから、獣貴公子モノへとシフトチェンジ?って思いたくなるくらい、最近マイフェアレディ逆バージョン(女性が男性を育て直す)が増えています。その中でも、本作は一番獣性が強く、手がつけられない感⤴️って印象。
     特別に選ばれた子どもたちを、「呪術」によって無敵の戦闘部隊に仕立て、戦いに勝利したまではよかったけれど、その後始末を押し付けられた体の神官ディアリン。その強力な神聖力と鋼のメンタルで、数々の障害を乗り越えながら、英雄ケレスを「人」に近付けていきます。お約束ですが、ヒロインにヒーローが、どんどん懐いていく様子がいい!普段は狂犬のケレスが、ディアリンの前でだけ垂れ耳大型犬風になるのがいい!この手のお話の醍醐味ですわな〜♡
     ディアリンの立場は、「男はつらいよ」ならぬ、実力派中堅神官はツラいよってところでしょうか。設定は重めながら、脳内ディアリンの登場頻度が高く、ギャグ要素ぶっ込みの遊び心増し増しなので、結構笑いながら読めます。世の中の不条理をうまく受け流しながら、わんこのケレスと幸せになってほしいかな〜と願う今日この頃…あれ?神官って、結婚できたっけ???

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  10. 評価:4.000 4.0

    全ては襄のてのひら転がしで…

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     初っ端からトンデモ設定!兄を生かすために、妹に心臓移植を提案する親がいるかって、どこの国のお話?と思いましたが、まあ、第1話限定の単なるプロローグ、深掘りする必要はなさそうです。
     タイトルは、かなり思わせぶりですが、
    ワケアリ兄妹←ゲンとショウ、戸籍上は兄妹ですが、実は全く血が繋がっていない赤の他人。
    禁断愛←戸籍さえ新しく作り直せば、問題なし。禁断でもなんでもない。
    疫病神令嬢←占いによると、本当の疫病神はゲンの本当の妹で、ショウと取り違えられたミョウ。むしろヒロインのショウは、虞家に幸福をもたらす福の神!
    小悪魔←これはホント。味方にはとことん誠実に、敵には容赦なく策を巡らす影の実力者?!特に、ゲンに対しては妖艶小悪魔…ゲンよ、よく耐えた…(笑)
     という具合に、ヒロインにとってかなり美味しい展開。天運とともに、頭の良さ、(ずる)賢さも兼ね備えているので、ほぼショウの手の内で物事が進んでいきます。似たような顔の女性たちがたくさん登場しますが、ほぼ壊滅、腹黒ミョウは最後まで粘ったんだけどねー。
     前半は、地位固めとお家再興が話の中心でしたが、後半は、いちゃいちゃイチャイチャで、まあ禁断愛っちゃあ禁断愛。それでも、最後はゲンとショウ、ゲンキ(ショウの実兄)とたまちゃん、そして、心を入れ替えたシウまでも幸せになったみたいだから、このお話、最後まで読んでみてもよいかもしれませんよ。

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全ての内容:★★★★☆ 1 - 10件目/全202件

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