【ネタバレあり】お慕い申し上げますのレビューと感想

とてもよいです。

日本の歴史物や文化、伝統芸能が好きなので、
テーマと表紙に惹かれて読みました。

想像よりずっとずっとよかったです。

ありがちな恋愛展開とか
陳腐な説教臭さもなく
仏教のことがわかりやすく
肌身で感じられる貴重な作品だと思いました。

人生で苦しいとき悲しいときに
思い出したい言葉であふれていて
いまの自分を自然と前向きに見つめなおせました。

終盤かけ足な展開がすこし慌ただしく感じたけれど、終わり方もよかった…。

話として、道成寺の安珍と清姫を思わせ、
（ヒロインの名字が清沢）、
そんなところもよかった。

ものすごく深い漫画です。

男同士の友情、死生観、煩悩や嫉妬心との闘いなどなど、仏教の教えを軸に、凡人“である主人公の目を通して描かれているところが秀逸。自分と無関係だとは思えない、圧倒的なリアリティで迫ってきます。

清徹が亡くなって以降のラスト数話は号泣しながら読みました。決してハッピーエンドではないけれど、読了後も長く深く心に残り、出会えて良かったと思える素晴らしい作品でした。

とても良い作品

イケメン僧侶2人と心に闇を抱えた美女アスリートの三角関係を通して
生きるとは？死ぬとは？といった問いに仏教の観点から答えてくれます。
仏教は元々興味があったので言葉の意味は知っていましたが、
漫画で読むとより内容が入ってきやすいと感じました。
読んだあと清々しい気持ちになりました。
お寺って葬儀や年忌だけにとどまらず、いろんな可能性があると思います。
清玄さんや清徹さんみたいな和尚さんいたら通いたいです。

軽い感想は書けない感じです。ただ、とても好き。絵は色っぽいです。いやらしいではなくて、色っぽい。この作品を読んでからハクバの王子さま読んでますが、あちらよりも絵がスッキリしてます。でも身体の動きだけで表す心理描写はこの作家様のお得意なとこなのか、そこは共通していてドキドキします。
やむなし。でにっと口角を上げるところのお話好きでした。難しいことだけど、とても大事なこと…というものがたくさん詰まっている作品でした。読んでよかった！

これはハマる！

久しぶりに
続きが気になる！
という、作品に出会った。

修行というものは
本来、仏門に入らなくで
人生のなかでできるものだ。
むしろ、もっと、辛い修行を
している者もいる。

仏の道のために
手っ取り早く修行するのが
仏教の修行であり
女性なら「お産」だって
立派な修行である。

仏教の教えは
非常にシンプルで
頭でわかった気にはなるが
20代で達観できるもの
でもないと思う。

ここで、3人が
どう変わっていくのか。
非常に楽しみだ。

ただ、この節子の性格が
あまり共感できない。
簡単に男に揺れ過ぎる。

キスで簡単に揺れるのが
理解できない。
誘われて簡単に落ちる
女性の気持ちには共感できない。

でも、
ストーリーが気になり
すでに課金しています。

続き買うか悩み中

絵が好き。とても綺麗。

主人公の男性(お寺の跡取り僧侶)のキャラも、よくありがちな「悩める主人公」ぽくないところが、好きです。心になにかを抱えてる感じがするんですが、あっさりと進んでいくので、逆に展開が気になってます。

お坊さんが仏教の世界をいろいろ解説してくれるので、仏教に興味があるひとは読んでみたら好きになりそう。

悩んでる時

お寺さんの裏事情のようなものを知って、歴史あるものを守っていくにはお金も人も必要なんだな、って思いました。
心の拠り所だからって大金渡せる家は少ないし。
逃げてきた人を人道で匿うのも檀家さんの許可が必要なんて、寺と仕事を兼業じゃなきゃやっていけないんだろうか。とか色々思うことのある漫画でした。

軽く読んだら感動

生きることは、死とどう向き合うかということ。限りある時間をどう生きるか。
親しい人との別れ、自分自身の死。
生きている限り欲求もあり、嫉妬、憎しみもある。
僧侶だからって聖人君子ではなく、迷いながら進む姿に共感。
現代人が寺に対して冷ややかなのもリアルで、
僧侶としてどう今を生きるかも、とても興味深かった。

無料2話まで見て、話のテンポが気持ちよくて好き、時々人の目に見えないものが出てくる。
一部だけど都会の住職の駐車場なんて高級車並んでるし田舎の坊さんはキャバクラでよく見るのはよくある話しだよね〜と思って見てたけどコメント読むと深くて面白そうなので続き読みます。

無常

たくさん良いことが書いてある漫画。一つあげるとすれば「無常」。

変わりゆくから、私たちは生まれ、変わりゆくから私たちは死んでゆく。

その中で出会う奇跡のようなご縁を大切に生きていかねばと痛感させられた。